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身体年齢30 食生活チェックでわかる糖尿病対策
食生活チェック表を用いた栄養バランスの確認では、1日の主食の種類(ご飯、パン、麺類など)と摂取量の目安を聞いているので、糖尿病のリスクがある方の場合には血糖値を上昇させる糖質の量は基本的に把握できています。 チェック表では間食と飲料についても聞いているので、砂糖が含まれた飲食品も把握できています。その結果から、糖質の摂取を減らすことが指導の中心となると考えられがちで、食生活をチェックした方に
理想実現のための代謝促進29 自力で健康に戻れるエネルギー産生
健康とは言い難い状態になっても、自分の工夫と努力で健康状態に戻れるなら、医薬品を使っていても、これは病気ではなくて“未病”の状態といえます。もちろん、ずっと健康状態を保つことができていればよいのですが、年齢を重ねるにつれて疾病のリスクが高まっていくのは仕方がないことです。 疾病が起こるにしても、できるだけ発症を先延ばしたいところですが、そのための抵抗力は身体の中で作られるエネルギーの発生量に
サプリ概論264 エネルギー代謝のためのビタミンとミネラルの役割
エネルギー代謝を高めるサプリメント成分は、ダイエット目的から生活習慣病の予防・改善まで、さまざまな種類があり、多彩な使われ方がされています。それぞれの機能性は研究に基づいているものなので、結果を期待してもよいわけですが、その効果を高めるためにはエネルギー代謝の基本となる栄養素が必要となります。 エネルギー代謝が行われるのは細胞のエネルギー産生器官であるミトコンドリアの中のTCA回路で、この中
ツイン・ウォーク63 後ろから確認する歩行姿勢
歩くことは左右の脚を交互に前に出して、腕も交互に振って前進していくものだけに、左右の動きが同じであることが前提とされています。その前提どおりになっていることで、安全かつ健康的に歩くことができるようになります。 自分の歩行姿勢は、なかなか確認することはできません。今はスマホの撮影機能を使えば、他の人に撮影してもらうだけでなく、固定しておいて、その前を通過することでも歩行姿勢を確認することができ
発達障害支援16 ABC分析2 行動に対する罰
2)行動に対する罰 行動を変えるための弱化や消去のために罰が使われることがあります。そのための罰には積極的な罰と消極的な罰があります。 積極的な罰には叱る、叩くといった行動があり、消極的な罰には遊びの時間を短くする、テレビを消す、ゲームを預かるといった快感を奪う行動があげられます。嫌なものを与えることはパニッシュメント、いいものを取り去ることはペナルティーと区別されています。 パニッ
Medical Diet185 食生活チェック表による食事指導
食生活チェック表の概要について前回は紹介しましたが、それに続いてチェック内容を見ながら指導するときのことについて紹介していきます。 チェックの結果を見ながら話をさせてもらうときには、いきなり改善点を伝えるようなことはしていません。ここが病院などでの栄養指導と違っているところです。本人が意識していないことを、いくら頑張って説明しても通じないことは臨床栄養の世界にいて実感してきたことだからです。
健康食品 敵か味方か46 「医薬品でないにも関わらず」の意味
健康食品の広告が法律違反に問われると、新聞やテレビなどでは「医薬品でないにも関わらず効能効果を表示して販売した」と報道されることがあります。健康食品は、あくまで食品であって、医薬品ではありません。 医薬品ではないものなのに、なぜわざわざ「医薬品でないにも関わらず」と言われなければならないのか、効能効果を伝えるような販売は、まるでニセ薬を販売したかのように処分されなければならないのかという感想
Age free岡山22 健康デザインのための歩き方
それぞれの人に適した健康法を提案するためには、運動の種類も重要になります。食事で摂っているエネルギー源(糖質、脂質、たんぱく質)が多いときには、これを運動によって消費することは通常の指導の基本となります。運動の種類と量によって消費されるエネルギー量は性別と体重によって計算されているので、摂取エネルギー量に合わせて運動の時間を示すことができます。 通常は、この方法でよいのですが、個人に適した提
身体年齢29 食生活チェックでわかる高血圧対策
食生活チェック表を用いて栄養摂取のバランスを確認した後に実施するのは、それぞれの方の生活習慣病のリスクに応じて、指導内容をアレンジすることです。血圧が高い人には、塩分摂取を控えるように指導されるのが一般的で、調理で塩分が多くなりがちな煮物、焼き物のほか漬物も控えるように言われがちです。 塩分によって血圧が上昇する食塩(ナトリウム)感受性が高い人だけで、その割合は日本人では高血圧の人のうち30
あくまでも噂話121「“たちまち”の認識で起こるズレ」
“たちまち”というのは一般的な常識というか全国的な認識では、「非常に短い期間」、「にわかに」を意味しています。辞書にも、そういった意味で載っています。「一天にわかに掻き曇り」といった使われ方をしています。 非常に短い期間、あっという間という感覚は子どもでもわかっていて、それは「たちまち太郎はお爺さん」という曲のフレーズを知っているからです。この場合の太郎は、桃太郎でも金太郎でもなくて、もちろ