最新情報

メディカル×ダイエット4 食事と運動の調和

「メディカル×ダイエット」は医学的に研究されている健康づくりの方法を中心に据えているのですが、食事療法も運動療法も研究は進むだけ進んでいるはずなのに、額面どおりの結果が得られないことがあります。それを実感して途中でやめたり、楽をしようと自分形にアレンジする人も少なくありません。 このことは一般的な“やせる”ことが目的のダイエットでもみられることで、苦労をした割には効果がない、我慢をした割には


健康リテラシー11 正しい健康情報の分析と発信

健康情報は発信する側の考えが変わらないと、正しく受け取ってもらえないという感覚をもって進めてきました。それを感じさせられたのは、国立病院の栄養のトップであった管理栄養士が退職後に立ち上げた研究所に私(小林正人)が主任研究員として加わり、一般向けのセミナーを開催したときでした。 内容は健康と栄養の話で、一般向けに専門用語は多用せずに、わかりやすさを心がけていたのですが、聴講者から違和感があった


治検13 未病状態からの回復

“未病”は「みびょう」と読んで、健康と病気の間の状態をいうのが一般的な認識です。健康診断を受けて、検査数値が病気の診断基準に達していれば、これは病気と診断されます。検査数値が診断基準に達していなくても正常値を超えていると境界域や予備群という呼ばれ方をします。 これが未病だと認識されることもあるのですが、未病は検査結果だけで判断されるわけではありません。未病は、自覚症状がなくても検査で異常が発


記念日11月11日〜20日

広く健康に関わる記念日について紹介します。 11月11日 厚生労働省が介護について理解と認識を深め、介護従事者、介護サービス利用者、介護家族を支援するとともに、利用者、家族、介護従事者、それらを取り巻く地域社会における支え合いや交流を促進する観点から高齢者や障害者などに対する介護に関して国民への啓発を重点的に実施するための日として「介護の日」と制定。日本生ハム協会が生ハム生産が盛んなイタリア


エネルギー代謝99 ノルディックスタイルのウォーキングのエネルギー代謝

ノルディックスタイルのウォーキングというと、北欧発祥のノルディックウォーキングと、日本発祥のポールウォーキングがあります。後者はノルディック・ウォークとも呼ばれています。 2本のポールを使って歩くもので、ノルディックウォーキングはポールを後方について勢いよく前進するスポーツタイプ、ポールウォーキングなどはポールを前方か横(腰の位置)について安定性を重視して歩くものです。 ノルディックス


タクティシャン10 四苦八苦の解釈

戦略参謀としての面談をしていると、四苦八苦のことを“死苦八苦”と勘違いして、死ぬような思いをする八つの苦しみがあり、それくらい自分は苦しんでいるという“苦しみ自慢”をする経営者がいます。それだけ頑張ってきたことを話し、もっと頑張って苦しみたいということを目を輝かせて滔々と話してくる人もいます。 四苦八苦のことを「四苦×八苦」と考えて32もの苦しみがあると思い込んでいた人がいて、その人に対して


体質との調和2 西洋医学と東洋医学の発想

“体質”のイメージは決してよいものではないというのは、西洋医学的な発想が関係しているようです。西洋医学は検査をして、病気を発見して、それを治療するのが大原則で、このままでは病気になる可能性が高い人であっても治療の対象にはなりません。 検査をしても、どれも診断基準に達していないし、病名がつかないものの不調を訴えている人には自分のところでは治療ができない、他の医療機関に行くことをすすめる、中には


2023/11/7 珍しい名字との出会いの楽しみ

名刺をいただくのが大好きです。何も“名刺ジャンケン”をしようというのではないので、有名な会社、地位の高い人の名刺を集めるわけでもなくて、人脈づくりに使おうということでもありません。 倫理法人会の会員になって約10か月になりますが、“倫理”とシールを貼った名刺ホルダーには100枚ほどがありました。毎週のモーニングセミナーには半分ほどしか参加できず、イベントは全不参加なのに、こんなに増えたのは知


ツイン・ウォーク83 1日のウォーキング習慣の時間

健康目標として「30」が掲げられた時代があります。健康づくりの3要素の食事・運動・休養のうち、厚生労働省の運動の担当者からは30分の運動習慣、休養の担当者からは夕食と就寝の間に30分の休息時間という提案がありました。 食事のほうでは、夕食に30分の時間をかけるということが検討されたこともあったのですが、現実的ではないということで、「30」だけを活かして1日に30食品を食べるという目標が掲げら


これって聞き間違い? 7「ああ、やっぱり」

日本メディカルダイエット支援機構は、健康科学情報センターと健康ペンクラブの事業を掛け合わせて特定非営利活動法人(NPO法人)として2008年に設立しました。健康科学情報センターは臨床栄養学、生理学、運動科学、薬理学、法学などの研究者によって設立され、東京の虎ノ門に事務所を設けていました。 当時は臨床栄養に基づいた情報発信に力を入れていて、その大家の先生のためのデスクを置いたところ、関係団体の