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肌とストレス14 ビタミンCとコラーゲンの関係
ビタミンCはコラーゲンを構成するアミノ酸の生成に必要で、ビタミンCが不足するとコラーゲンが合成されなくなります。コラーゲンは皮膚などの繊維状のタンパク質で、全身の細胞の接着剤の役割をしています。全身に60兆個以上もある細胞がバラバラにならないのは、コラーゲンの結合力のおかげです。 一般にはコラーゲンと呼ばれていますが、正式にはコラーゲン線維といいます。その繊維状のコラーゲンが多くて、密度が高
肌とストレス13 美容のためのビタミンB群
美肌ビタミン、美容ビタミンと呼ばれるのは“抗酸化ビタミンのACE(エース)”のビタミンA、ビタミンC、ビタミンEだけではありません。もう一つの重要なビタミンとして注目されているのはビタミンB₂です。 ビタミンB₂は成長の促進、細胞の再生などの作用があり、不足すると皮膚の新陳代謝が低下するだけでなく、口内炎、舌炎症、口唇炎、角膜炎、にきび、肌荒れなどが起こりやすくなります。 口内炎や肌荒
タクティシャン5 タクティシャン(軍師)の役割
タクティシャン(tactician)は企業などの軍師であり、軍師の支援がないと大きな間違いを犯し、戦いで言えば全滅しかねないことにもなります。タクティシャンについては前回、コンサルタントとの違いを示して説明しましたが、理解を進めるための例とされるのは諸葛孔明です。 諸葛孔明は、中国の三国時代の政治家・軍師で、その活躍ぶりは『三国志』に描かれています。後に蜀漢の初代皇帝となる劉備玄徳が、晴耕雨
健康食品 敵か味方か64 「閾値」という判断基準
健康食品に使われる素材の有効性は、複数を組み合わせればプラス効果があり、高まっていくという期待が寄せられますが、どれだけの種類を組み合わせるかによって、どれくらいの量を摂取するのかによって、期待がかなえられることもあれば、かなえられないこともあります。 健康食品の素材を使うことによって得られた結果は、一定の分量を使うことで確かめられています。身体に影響を与えるには、それなりの量が必要になりま
ツイン・ウォーク79 健康づくりを支援する人を支援する
2種類の歩き方をして健康効果を高めるツイン・ウォークは、ただ歩けばよいわけではなくて、一定の歩き方をしなければならないことから、その方法を伝える必要があります。 最も親切な方法は1人ずつ実践的に教えていくことですが、それでは伝えるのに時間がかかりすぎます。グループごとに教えることもあるのですが、これも難しいところがあります。それは各人の情報をキャッチする能力、それを各人が活かす能力のレベルが
肌とストレス12 美肌のための抗酸化ビタミン
美白成分として化粧品に使われているL–アスコルビン酸は紫外線によるメラニン色素の増加を抑える作用があります。L–アスコルビン酸はビタミンCの化学名でもあって、抗炎症作用、抗酸化作用が認められています。 美白成分のL–アスコルビン酸は皮膚の外側からアプローチしているわけですが、これを身体の中から効果的に補おうというのが食品からのビタミンCの摂取です。 ビタミンCが豊富に含まれている食品と
肌とストレス11 エネルギー代謝で肌が健康になる
肌の健康は、皮膚の細胞一つひとつの状態が影響しています。細胞はエネルギー源の糖質、脂質、たんぱく質を取り入れて、これを材料にしてミトコンドリアの中でエネルギーを作り出しています。ミトコンドリアはエネルギー産生の小器官で、一つの細胞には200〜3000個もあり、全細胞のミトコンドリアを合わせると体重の10%にもなるということは、前に紹介しました。 ミトコンドリアの中にはTCA回路というエネルギ
身体年齢53 腸年齢チェック
腸年齢を知り、その改善を進めるためには、どのような状態になっているのかを知ることから始まります。そのために使われているチェック表は複数が存在していますが、改善指導のやりやすさを考えて以下のようなチェック項目(質問)を採用しています。 ◎生活習慣に関する質問 □1日の運動量が30分以下 □タバコを吸う □肌荒れや吹き出物がある □顔色が悪く、老けて見られる □寝つきが悪く、寝不足
これって聞き間違い? 3「嘘つきになりたくないからやらない」
約束したことができないときの言い訳は、明言と呼ばれるものもあれば、これは無理だろうというものもあり、東京で仕事をしていたときに言い訳集を書籍にしたことがあります。その中でも多かったのが作家の締め切りを伸ばすための言い訳で、これについては作家団体の理事を務めていたので伸ばす側の言い訳は、いくらでも知っていました。 その逆で、少しでも早く原稿を書いてもらう編集の立場で、どんな言い訳をされても伸ば
肌とストレス10 ストレスとホルモン分泌の関係
ストレスが強まるとホルモン分泌にも影響が出てきます。このことが肌荒れとも密接に関係しています。特に女性は、周期的なリズムで繰り返される女性ホルモン分泌の影響を受けやすく、ストレスが生理周期を乱すということは、すでに知っていることかと思います。 ホルモンは非常に少ないもので、血液中のホルモン量は50mプール1杯に対してスプーン1杯ほどの割合です。そんなにも少ない量で働いているだけに、少しの変化