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肌とストレス9 活性酸素を消去するビタミンの“ACE”

活性酸素の発生を抑えることはできなくても、体内には活性酸素を消去する酵素があって、少しの量の活性酸素なら身体に影響が出ないようにすることができます。活性酸素を消去する酵素は白血球で作られています。 それはスーパーオキシドジスムターゼ(SOD)、カタラーゼ、グルタチオンペルオキシダーゼといって、活性酸素に欠けたマイナス電子を与えて、元の酸素に戻しています。 子どものときには紫外線を浴びて


Age free岡山48 健康スポーツによる日常の健康づくり

年齢に関係なく楽しめる健康スポーツは、それぞれのスポーツを続けることで心肺機能が高まり、体力がつき、健康度が高まっていくことが期待されます。その期待をかなえてくれるスポーツが存在している一方で、ゲーム性やコミュニケーションを重視して、身体的な健康度の向上を主とはしていないスポーツもあります。 どちらがよいということではなく、それぞれの希望や目的に合ったスポーツを選んで、楽しみながら続けること


エネルギー代謝94 糖尿病対策の運動

エネルギー代謝の促進が最も活かされる生活習慣病は糖尿病の予防と改善といえます。糖尿病は血糖値(血液中のブドウ糖の割合を示す値)が高くなりすぎて、細胞のエネルギー代謝が低下するために血管の新陳代謝が低下して、血管の老化が進んでいく疾患です。 血液中のブドウ糖(血糖)は、細胞に取り込まれてエネルギー化されますが、多くのブドウ糖が取り込まれるのは筋肉の細胞です。筋肉の細胞にブドウ糖が多く取り込まれ


肌とストレス8 ストレスで増える活性酸素

ストレスによって肌荒れが起こるメカニズムの一つに活性酸素の存在があります。活性酸素というと、体内に吸い込んだ酸素が通常の酸素よりも活性化されたものを指しています。詳しい仕組みはわからなくても、細胞を傷つけるもの、身体を老化させるものということは知っている方は多いと思います。 金属が酸化することにたとえて、細胞をサビさせるものと説明されることもあるのですが、活性酸素が発生することで肌に特に影響


肌とストレス7 ストレスで体内毒素が増える

自律神経の交感神経の働きが盛んになりすぎるストレス状態は、消化、吸収と並んで排泄にも影響を与えるわけですが、便通がよくないと肌に悪影響を与える有害物質が肌荒れを起こす原因にもなります。 腸内には善玉菌、悪玉菌、日和見菌が存在していて、腸内環境がよいとされる人の場合には「善玉菌2:悪玉菌1:日和見菌7」の割合になっているといいます。 便通がよくないと悪玉菌が増えやすくなり、善玉菌が増えに


治検7 糖尿病予備群の考え方

糖尿病と診断されるほどの高血糖状態ではないものの、血糖値が正常範囲よりも高い状態にある場合は糖尿病予備群と呼ばれます。 糖尿病の判定基準は、空腹時血糖値が110mg/dl以上126mg/dl未満、食後2時間の血糖値が140mg/dl以上200mg/dl未満の状態を指しています。 食後血糖値は、正確を期するために空腹時に75gのブドウ糖を経口摂取して2時間後に血糖値を測定するブドウ糖負荷


コンサルタントvs.タクティシャン

業界の数だけコンサルトの種類はあると言われます。そのコンサルタントをまとめる団体・協会も数多く存在しています。 コンサルタント(consultant)は「クライアント(顧客)から相談を受けて、アドバイスを提示する仕事」とされ、顧問、相談役と訳されることもあります。 もう一歩踏み込むと、「クライアントの抱える経営課題を客観的に分析して、最適な解を導き出す仕事」と説明することができます。「


噛む噛むeverybody36 義歯・ブリッジで抑えられる高齢者の体重減少

歯の健康は身体の健康に大きく影響するというのは、いくつかの要因がありますが、死亡リスクを上昇させることは以前から言われてきたことです。歯を失うことは噛む機能を大きく低下させます。 全体の歯の32本のうちの1本だけの喪失であっても、噛む機能は32分の1の影響では済みません。噛むことは、歯の全体のバランスによって行っていますが、歯は噛み切る、粗く噛む、すり潰すという機能の違いがあることから、機能


肌とストレス6 ストレスで肌に必要な栄養素が不足する

肌の状態に影響を与えるストレスと自律神経の関係は、消化管の中でもみられます。消化管というのは、口、口腔、食道、胃、小腸、大腸、肛門までを指していて、食べたものを消化、吸収、排泄するという一連の流れに関わる重要な器官です。 ストレスが高まっているときには、自律神経の交感神経の働きが盛んになっています。交感神経はアクセルの役割、副交感神経はブレーキの役割と前に説明しましたが、そのたとえからすると


肌とストレス5 血流と肌の新陳代謝の関係

自律神経の交感神経は自動車にたとえるとアクセル、副交感神経はブレーキに当たります。そのたとえからすると、交感神経の働きが盛んになれば血流が高まるように感じるかもしれません。ところが、実際には交感神経の働きが盛んになると血流が低下してしまいます。 その理由は、血管は交感神経によって収縮して、血液が通過しにくくなるからです。 ストレスが高まると心臓の鼓動が増えて、血圧が高まり、呼吸数が増え