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健康食品の法規制23 初めから無理なコンサルタントの依頼
健康食品の効能効果を表示して販売することはできないとされているのに、素材の効能効果を表示して、販売会社の連絡先を明記して、広告チラシを新聞に折り込みしている会社が過去にはありました。過去には、というのは今ではないということです。 なぜ、過去には可能だったのかというと、「一事不再理」という原則があるからです。これは過去に刑事事件で判決が確定している場合には再度審理することを許さないという刑事手
ツイン・ウォーク47 2種類のノルディックスタイルの使い分け
2本のポールを使ったノルディックスタイルのウォーキングには、北欧発祥のスポーツ感覚で歩く方法と、日本発祥の安全性を保ちつつ運動効果を高めるために歩く方法に大きく分けられるということは前回、説明しました。 前者はノルディックウォーキングと呼ばれていて、上肢の力も使って、グイグイと勢いよく歩く方法です。ノルディックウォーキングはクロスカントリースキーの夏場のトレーニングとして始まったこともあって
発達支援推進44 歯磨きさえ苦しく感じる発達障害児
歯磨きは食事をしたあとに習慣的に行い、歯の健康、口腔内の健康を保つためには必ず実施しておきたいことです。そんな当たり前のことを今さら言うのかと思われることもあるのですが、発達障害がある人には、歯磨きさえも苦しくて、できることなら歯磨きなどしたくないという人もいます。 特に自閉症スペクトラム障害に多くみられる感覚過敏がある子どもに多く、歯ブラシの刺激が痛い、歯磨きするときの音が苦手、歯磨き剤の
サプリ概論249 機能性表示食品の事後チェックの透明性1
機能性表示食品は、健康食品の機能性を表示して販売できる制度によって定められたものです。表示される機能を国が審査を行った上で個別に評価されたものではありません。個別に評価される制度があるのは特定保健用食品(トクホ)で、機能性表示食品は一定の科学的根拠を示して消費者庁に届け出ることで認められるものです。 機能性表示食品は、届け出された段階では機能を表示して販売することが許可される状態であっても、
理想実現のための代謝促進1 エネルギー代謝コントロール
エネルギー代謝というと、摂取エネルギー量のプラスと消費エネルギー量のマイナスのバランスのことだと考えられがちです。これはメディカルダイエットの講習と情報発信を行っているNPO法人(特定非営利活動法人)だからというよりも、一般に広く認識されていることです。 バランスというのは、摂取エネルギー量が多くて消費エネルギー量が少なければ太るようになり、摂取エネルギー量が少なくて消費エネルギー量のほうが
2023/4/5 理想実現のための代謝促進
岡山市南倫理法人会に入れてもらうきっかけは、津山市準倫理法人会で「倫理の実践は健康から」のテーマで話をさせてもらったことです。今から6年前に東京から移住して、知り合いもいなかった中で東洋大学校友会岡山県支部の支部長と巡り会い、その先輩の紹介で講話をさせてもらいました。 杉本直哉会長が津山で講和をされ、瀬戸町に住まわれているので行ってみたらよいと先輩に言われて、訪ねたのが始まりです。会長のとこ
2023/4/5 レベル68の覚悟と挑戦
年齢を言い表すときに数字だけを口にすることがあります。私の場合は今は「67」です。数字だけを言われても、年齢だと気づいてもらえて、相手のメモ書きには67歳と書かれます。「いくつですか?」と聞かれたら、好きな食べ物の数でもなければ、仕事の数だけでもなくて普通は年齢のことだとわかります。 役員として参加している法人の数を思い浮かべて、「5つです」と答えるのは私くらいかと思います。ちなみに自分が代
DNA Answer42 発達障害は親のせいではないのか
発達障害の原因の一つとして遺伝があげられていることから、発達障害は親のせいと考える人がいるのは事実です。遺伝だけがすべてではなくて、さまざまな要因があり、そこに栄養摂取が関わってくると、誰のせいなのかわからなくなってしまいます。 栄養摂取といっても子どもだけでなく、妊娠前の女性の栄養状態は胎児の発育に影響しています。妊娠を意識したときから栄養や食の安全などを考えていたのでは、すでに遅いという
Medical Diet170 体脂肪率が少ない時間に測定する理由
体脂肪は脂肪細胞の中に蓄積された中性脂肪で、体脂肪が多いということは、一般的な感覚で言えば太っていることになり、メディカルダイエットのエネルギー代謝の立場で言えば多くのエネルギー源を蓄積している状態となります。 この多くのエネルギー源を効果的に使うことで、体内で多くのエネルギーを作り出し、そのエネルギーを使って細胞レベルから健康になることができます。というのは、細胞の中で作り出されたエネルギ
代謝と高中性脂肪血症2 脂質は摂りすぎなければ悪くない
脂質異常症は、以前は高脂血症と呼ばれていましたが、2007年に病名が変更となりました。リポ蛋白の中でも、HDLは多いほうが動脈硬化のリスクが低下するため、高脂血症という名前は状況に合わなくなり、日本動脈硬化学会によって脂質異常症と名づけられました。 それに伴って、検査基準の中から高コレステロール血症がはずされて、高LDLコレステロール血症、低HDLコレステロール血症、高中性脂肪血症の3つが、