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健康デザイン18 発達障害対策としての健康デザイン
発達障害は医師の診察を受けて、その有無や状態が診断されます。そして、診断に合わせた改善への取り組みが指示されます。それを受けて発達障害児支援施設では運動や食事への対応が行われます。 発達障害児支援施設は児童発達支援施設(未就学)と放課後等デイサービス(就学以降)があり、その内容もレベルも大きく異なっています。 私(小林正人)は岡山に移住してから発達障害児の支援に関わってきましたが、叔父
発達障害支援24 朝食による栄養支援
発達障害児の改善のために栄養摂取の重要性を伝えても、指導どおりの食事にすることができないことは少なくありません。中でも、なかなか改善が進まないのは朝食の摂取です。朝食で摂る糖質は、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖を摂取するために欠かせないものであることを伝え、さらに脳の中でブドウ糖が充分に保持されるのは15時間ほどなので、朝食を抜くとブドウ糖不足になるということを伝えても、さまざまな問題から実
サプリ概論270 機能性表示食品はジェネリックと同じか
機能性表示食品は機能性が認められた素材を使っている食品ですが、その存在はジェネリック医薬品のようなものだと言われることがあります。先にジェネリック医薬品のほうから紹介しておくと、医薬品には先発品とジェネリックがあります。 ジェネリック医薬品は、新薬を開発・製造する大手製薬メーカーの医薬品の先発品特許が切れたあとに、同じ有効成分が同じだけ使われた後発品メーカーによって製造された医薬品を指してい
Age free岡山34 歩けばもっと元気になれる
ウォーキングはスポーツなのか、という議論は常にあるのですが、岡山県スポーツ振興計画の目標数値には、スポーツの実施率などの他に1日の歩数も掲げられています。歩くことはスポーツの体力づくりの基本とも言えるもので、1日の歩数の変遷を見ると、歩数の変化が岡山県民の健康度を高め、スポーツを盛んにしている裏付けともなっていることが見えてきます。 岡山県の女性は平均寿命が日本一になり、男性は初めて10位と
健康食品 敵か味方か54 機能性と効能効果は違う
健康食品は医薬品的な効能効果を表示して販売することが禁止されています。機能性表示食品や特定保健用食品であっても、表示できるのは機能性であって、美容系の健康食品であればコラーゲンで皮膚の細胞の結びつきを強くすることは言えても、それで肌の弾力がよくなる、若いときと同じような肌になるということは表示することはできません。 コラーゲンは全身のタンパク質の30%ほどを占めている最も多いタンパク質で、主
Medical Diet191 沖縄の“おかず”と“みそ汁”の恐ろしさ
出された料理は残さないというのは食事のマナーとしては正しいとしても、残すことができない性格はダイエットには大きなマイナスになりかねません。残さないように考えて注文すればよいものの、メニューを見ただけでは内容も量も想像できないものだと、大変なことになります。 その大変なことを経験したのは沖縄の食堂でのことでした。観光客が大衆食堂に入ることはなくても、ビジネスでの訪問となると取引先の人と一緒に地
噛む噛むeverybody22 口腔内の管理対策
厚生労働省の「健康日本21」では、歯・口腔の健康について目標を定めて健康づくりを推進しています。その中から成人期の口腔内の管理対策について紹介します。 1)自己管理(セルフケア)能力の向上 う蝕と歯周病の発症は、口腔内の微生物によって形成される歯垢(デンタル・プラーク)に起因しており、いずれも適切な歯科保健行動・習慣の維持によって予防することができる生活習慣病としての性格を有しています。
身体年齢43 筋肉強化のための集中運動
運動による筋肉の強化は、計算式的には「強度×時間」というのが原則で、強い負荷がかかる運動を短くやっても、弱い負荷の運動を長くやっても同じ結果になると考えられることがあるのですが、そんなことはありません。 強い負荷がかかる運動は、無酸素運動に使われる白筋が主に刺激され、瞬発力を発揮するので、短時間の運動でも強化することができます。弱い負荷を繰り返す運動の多くは有酸素運動に使われる赤筋が主に刺激
あくまでも噂話127「見にくいvs.見づらい」
東京の原宿に住んでいたときのこと、竹下通りは住んでいたところと原宿駅を結ぶルートだったので、毎日歩いていました。私は新潟県からの上京組だったので、修学旅行生の会話を聞くのを楽しみにしていたところがあります。 制服姿の女子高生2人が「○○ちゃんを見損なった」と話していたので、一緒に原宿まで来たのに友人と仲違いをしたのかと思っていたら、「あっ、いた」と友人を指差しました。 そのときに気づい
健康デザイン17 医療機関との連携
個人の状態に合致した健康づくりは、健康状態を確認する健診から始まります。健診は医師が中心になって、医師の指示のもとに実施されることから医師には強い期待が寄せられます。また、運動についても、気になる状態がある人は医師に相談をすることがあります。 厚生労働大臣認定運動型健康増進施設でも、血圧や血糖値などが高い方が訪れたときには、運動の程度について相談をして実施することが安心材料となっています。