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記念日3月21日〜31日
広く健康に関わる記念日について紹介します。 3月21日 大丸松坂屋百貨店が何かを新しく始める人を応援しようとカウントダウンの3、2、1に合わせて「はじめようの日」と制定。高橋助作酒造店(長野県信濃町)が冬至、杜氏、湯治の語呂から春分、夏至、秋分、冬至に酒風呂に入ってもらいたいと春分の日を「酒風呂の日」と制定。日南かつお一本釣り漁業保全推進協議会(宮崎県日南市)が初かつおの水揚げ最盛期の3月、
健康食品の法規制15 違反の事例を収集する方法
消費者庁のネット検索に対抗するつもりで、規制側の職員が仕事している時間は違反の表示をしたホームページを出さずに、夜から朝までの通常の業務時間以外に違反となる効能効果を掲載したホームページに切り替えるという方法を取っていた販売事業者がありました。 今ではネット検索をしているのは職員でなくて委託を受けた調査員で、さらにロボット型検索システムによるキーワード検索も加わったので、時間を変えて発見され
母子の栄養12 安全で栄養バランスが取れた粉ミルク
赤ちゃんのための粉ミルク(調整粉乳)は、初めて登場したときには母乳の代わり、母乳の出が少ない母親が母乳の代わりに使うものという印象がありましたが、今では赤ちゃんの栄養バランスを整えるために母乳とともに使うものという印象が強まっています。 母乳の代わりに赤ちゃんに与えるものだけでなく、母乳を与える母親が自分自身の栄養バランスを整えるために使うことが増えています。 粉ミルクは新生児から1歳
健康食品 敵か味方か14 有効性は自分で学ぶしかない
健康食品を規制する医薬品医療機器法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)によって、健康食品は医薬品的な有効性を示すことができないだけでなくて、機能性も示すことができません。そのため、健康食品に含まれている成分の働きについて商品パッケージや広告媒体などから知ることができません。 自分が求める機能性がある素材が使われているのかも知ることができず、そのために情報検索など
DNA Answer36 サポーターでもあり、アドバイザーでもある
発達障害児の食の偏りを改善するためには、栄養の知識の前に発達障害の特性を知ることから始める必要があります。発達障害児によく見られる極端な偏食については、どのようなことが起こっているのか、どこが問題になるのかということを説明しています。 そこから講習に入ってもよいと考えられがちですが、あえて発達障害の知識からが入り、続いて発達障害の食事の困難さ、そこから栄養摂取の重要性、実態の把握、改善の方法
エネルギー代謝62 機能回復のエネルギーその1
加齢や疾病によって低下した全身の機能を正常に保つためには、全身の細胞の中で作り出されるエネルギーの量を一定に保つことが必要です。しかし、医薬品の使用によってはエネルギー量を減らす結果になるものもあります。その例としてあげられるのはエネルギー産生のTCA回路の最後の仕上げであるコエンザイムQ10の産生を低下させるスタチン剤です。 スタチン剤はコレステロールの体内合成を抑えることによって動脈硬化
健康食品の法規制14 規制される食品の健康保持増進効果
消費者庁が実施しているインターネットにおける健康食品等の虚偽・誇大表示に対する改善指導は3か月ごとに結果が発表されています。2022年10〜12月の消費者庁による監視では、230事業者の231商品の表示が健康増進法(第65条第1項)に違反するおそれがある文言があったとして、販売事業者に改善指導が行われました。 機能性表示食品として一般の食品も裏付けを示して届け出して、機能性を表示して販売する
ツイン・ウォーク42 2つの歩き方で健康効果アップ
「歩きましょう」と言われて、いきなり速歩で歩き出す人は少ないと思います。普通歩行と言われるウォーキングの速度は時速5kmほどで、これよりもゆっくりと歩く人はいても、逆に速く歩く人を見かけることはありません。 長く歩くほど、つまり長い距離を歩く、長い時間をかけて歩くということでは、頑張りすぎると長続きしないので、普通歩行の速度になるのが普通のことです。 歩くことによる健康効果というと心肺
発達支援推進39 1人の発達障害児を何人の高齢者が支えるのか
高齢化と少子化が進む中、1人の高齢者を支える人が急速に減ってきています。支える人を現役世代(15〜64歳)として計算すると、いかに厳しい状態になっているかがわかります。 1965年(高齢化率6.3%)には現役世代が9.1人で高齢者1人を支える“お神輿型社会”でしたが、2010年(高齢化率23%)には現役世代が2.8人で高齢者を支えなければならない状況になって、これは“騎馬戦型社会”と呼ばれま
発達栄養94 早食いは何が悪いのかを知ってからの指導
早食いをする子どもは、それなりの理由があります。味わって食べることを学んでいなくて、ただ食べればよいと考えている(もしくは教えられてきた)子どもはいるものの、それは少数派です。中には、親に急かされて、早く食べることしか教えられていないという子どももいるのですが、それも少数派です。 家では、食事を作るのも大変で、食べたあとの片付けにも時間がかかるからと、掻き込むように食べさせられている例もあり