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Medical Diet153 日本人は脂肪摂取で血糖値が上昇しやすい

糖尿病の最大の原因は血糖値の上昇で、血糖値を上昇させなければ糖尿病は予防・改善できると考える人が多くいます。それは医師にしても同じことで、血糖値を上昇させるブドウ糖が含まれる糖質さえ減らせば糖尿病は予防できる、改善できると思い込んでいる人も少なくありません。 血糖は血液中のブドウ糖のことで、ブドウ糖が含まれる糖質が少なければ、血糖値が上昇しにくいのは当然のことです。そのために糖質制限をさせて


健康・火の用心22 摂取タイミングがわかれば妙な健康食品がわかる

健康食品は、いつ摂取すればよいのかのタイミングを表示することも、広告や言葉で伝えることも禁止されています。摂取タイミングを表示できるのは医薬品に限られると法律に定められているからです。 脂溶性の成分は食事をして胃の中に脂肪分があるときでないと吸収されません。水溶性の成分は胃の中の水分で分解されるので、いつ摂っても吸収されます。脂溶性成分と水溶性成分の両方が使われた健康食品は、食後に摂ればよい


脂肪代謝促進研究39 L‐カルニチンの機能性

消費者庁の機能性表示食品制度ができてから、機能性がある食品は、それを証明する研究成果を消費者庁に示して、届け出をすれば、機能性を表示して販売することができるようになりました。そのため、機能性があるサプリメント・健康食品は機能性表示食品の届け出をしているのが当たり前と考えられるようになりました。 それもあって、機能性表示食品でなければ有効性が信じてもらえない、なぜ機能性表示食品の届け出をしない


整えるダイエット24 バウンドで整える身体バランス

人間の身体の土台というと足底(足の裏)だと思われがちです。普通に歩けば、足底が左右ともに同じように地面(路面)に着地して、同じ負荷がかかり、歩くときにも左右の足が同じように踏み出せるというイメージがあるかもしれませんが、そのようになる人は案外と少数派です。その理由は、骨盤の傾きになります。 骨盤が左右ともに同じ高さになっていれば、足底も同じように地面に着地します。ところが、左右の傾き(右か左


ツイン・ウォーク12 肥満対策の効果的な歩き方

生活習慣病の種類によって、改善のための効果的な歩き方があります。初めに全体のエネルギー代謝の促進の歩き方ということで、肥満対策について紹介します。 歩き始めて10~15分間は、すぐにエネルギーになるブドウ糖が主に代謝していて、脂肪酸の代謝量は少なくなっています。その割合は、ブドウ糖60%:脂肪酸40%くらいとされています。ブドウ糖が主にエネルギーとなるのは時間が限られているため、10~15分


発達支援推進6 取り除くべき社会的障壁

発達障害がある人を発達障害者(18歳未満は発達障害児)にしているのは社会的障壁であるというのが、発達障害者支援法の根幹的な考え方です。 発達障害がある人は、それだけで発達障害者となるわけではありません。発達障害があって、それに社会的障壁が加わることによって日常生活や社会生活に制限を受けていることで発達障害者となります。社会的障壁さえなければ発達障害者ではなく、社会に馴染めないために生きにくさ


発達栄養講習16 腸内環境とセロトニンの合成

体内には数多くの神経伝達物質がありますが、脳の機能に大きく影響するのはセロトニンです。セロトニンは必須アミノ酸のトリプトファンから5‐ヒドロキシトリプトファンを経て、セトロニン(5‐ヒドロキシトリプタミン)に合成されます。セロトニンは体内には約10mgがあり、腸内に約90%、血小板中に約8%、脳内の中枢神経系に約2%が存在しています。 セロトニンは脳の神経伝達物質であることから脳幹の縫線核で


健康あない人26 ATMなしでモバイル決済の開始

情報を受け取るだけのWeb1.0から情報を発信するWeb2.0の時代になり、今はネット社会を活用するWeb3.0の時代になったということを以前に紹介しました。手順を踏んで進んでいく見本としてWeb3.0は使われていますが、一足飛びにWeb3.0から始まることは今の時代にはあり得ることです。 音楽を聴くにはレコードからCDになり、音楽配信の時代になりました。映像の世界もDVDから映像配信になっ


健康・火の用心21 健康食品は摂取タイミングがわからない

健康食品は形状的には医薬品と同じ錠剤だと、医薬品と同じタイミングで摂ってしまいがちです。同じタイミングというのは一般的には食後ですが、そのほかに食前、食中、食間というタイミングがあります。言葉の意味がわからなくて、冗談のようなことも起こります。 食間というのは食事と食事の間の、いわゆる空腹時なのですが、食事の途中で箸を置いて、薬を飲んでから再び食べるということをしていた人がいます。この摂取は


脂肪代謝促進研究38 吸収阻害よりも代謝促進

ダイエットを目的としたサプリメントには、脂肪の分解を阻害するもの、脂肪の吸収を阻害するもの、脂肪の分解を促進するもの、脂肪の代謝を促進するものなどがあります。最も種類が多く、有効性の研究が進んでいるのは脂肪の分解阻害のタイプです。 脂肪は分解されてから吸収されるので、分解されなければ吸収もされないことになります。そのために吸収阻害のサプリメントに人気が集まっています。難消化性デキストリンが、