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健康・火の用心45 健康づくりで時間泥棒にならないために

健康づくりは一朝一夕に進むものではありません。一石二鳥のような効果的な方法であっても、習得にも実践にも時間がかかるのは当たり前のことです。健康づくりについて学びたいという人は、経済的に苦しくなった時代には増える傾向があります。 私たちが実施する講習を受講して、理論学習のもとに一緒に行動しようということであれば、積極的に時間を取って、相手方にも時間を取ってもらって、講習に手間をかけていくのは当


発達栄養講習45 母親の栄養状態と子どもの成長

母親の栄養状態は、子どもの栄養状態に大きな影響を与えます。この事実については、母乳栄養で語られることが多くて、母親が食べたものが母乳として子どもの栄養になるという認識が一般にはされているようです。 母乳の材料は、母親の血液です。血液が乳腺で母乳に作り変えられています。その事実から、母親が食べたものが血液の中身になり、その栄養バランスがよくないと母乳に含まれる栄養も偏りが生じるという考え方をさ


エネルギー代謝58 エネルギーがエネルギー代謝を進める

身体のエネルギー代謝は、飲食によって摂取したエネルギー源(糖質、脂質、たんぱく質)が消化・吸収されて、それぞれブドウ糖、脂肪酸、アミノ酸に分解されてから細胞の中のミトコンドリアに取り込まれるところから始まります。 ミトコンドリアで発生したエネルギーは、その細胞の中だけで使われます。電気のようにほかに流れていくことはありません。 神経細胞は長い形をしていて、端まで伝えられた電気信号に応じ


代謝と糖尿病17 血糖改善の食事のポイントその1

◎適切なエネルギーの摂取 血糖値はブドウ糖の増加によって高まっていくため、食事の改善ではブドウ糖が含まれた糖質を減らせばよいように感じるかもしれません。しかし、血糖値を下げるには糖質を減らすだけでなく、適正なエネルギー量を確保するとともに、三大エネルギー源のバランス(エネルギー比率)が基本となります。 血糖値を下げるためには、代謝を高めることが大切であり、体を正常に働かせるためにエネルギー


発達栄養90 糖質制限でもケトン体があれば大丈夫!?

脳に選択的に成分を取り込むための血液脳関門について前回説明したときに、取り込むものとしてケトン体を取り上げました。ケトン体は脂肪から合成されるもので、血液中のブドウ糖が大きく減って、血糖値が極端に低下したときに肝臓で作り出されます。ケトン体はアセトン、アセト酢酸、β−ヒドロキシ酪酸をまとめたものです。 ケトン体は血液脳関門を通過してブドウ糖の代わりにエネルギー源として使われます。そのことから


ツイン・ウォーク35 正しい歩き方は体重の移動から

歩くときには、直立状態から片側の足を前に踏み出すという印象がありますが、この動きでは体重の移動がスムーズに行きません。勢いよく前進をするためには、直立の姿勢から身体の重心を進行方向に移して行きます。 こうすると停止状態が崩されて前方向に体重がかかります。崩れ始めた姿勢を支えるために、片方の足を前方に移動させて地面に足裏を着地させます。これが歩行の第一歩となります。つまり、足を前に出して歩行が


発達支援推進32 “点”の活動の重要性

一枚の画像を見ていると、それが一つひとつの点で構成されていることを、ついつい忘れがちになります。画像をプリンターを使ってプリントするときに、今ではインクジェット方式で一定の範囲でプリントしていくのですが、プリンターから出てきたときには全体がプリントされているので、やはり点の存在は忘れてしまいます。 プリントの方式がインクリボン(長い帯状のフィルム)であったときには、リボンの幅でプリントされる


DNA Answer26 発達支援のモデルの認知症支援

発達障害は診察によって判定されるので、医薬品による治療の有無に関わらず、病気として扱われます。そのため、発達支援のために、発達障害の実態を広く知ってもらう活動を始めようとしたときに、専門医か発達障害者支援センターの専門家を一緒に活動をしていないと話を聞いてもらえないということがありました。 話をしに行ったのは自治体の担当者や議会の有力議員、学校の教師などでしたが、その当時は、児童発達支援施設


サプリ概論242 健康食品の規制の改定3

景品表示法(不当景品類及び不当表示防止法)と健康増進法による健康食品の虚偽誇大表示についての規制は、「健康食品に関する景品表示法及び健康増進法の上の留意事項について」に掲載されています。この留意事項の改訂版が消費者庁から公表されたことから(令和4年12月5日)、その改定された部分について、前回に続いて解説をしています。 〔特定の保健の用途に適する旨の効果〕は、以前からあった「本品はおなかの調


代謝と糖尿病16 糖尿病で高血圧になる理由

◎循環血液量が増える 血糖値が高い状態では体内の細胞の浸透圧が高くなり、水分が細胞内から細胞外に出てきたり、腎臓から吸収される水分の量が増えるようになります。その結果、血管の中を循環する血液の量が増えて、血管を圧迫して、血圧が上昇します。 ◎インスリン抵抗性がある 糖尿病の人はインスリン抵抗性があります。インスリン抵抗性は、インスリンの作用を受ける細胞の感受性が低下している状態のことで、