最新情報

健康ジャーナリスト7

◎健康情報メールで最新情報に書き換え 毎日、山のように発表される健康に関わる情報の中から、私の人脈に毎週送り続けているのは「健康情報メール」です。国や関連団体、研究機関、大学などが発表する中からセレクトして、医師、研究者、団体役員、メディア関係者、そして私の活動を知っておいてほしい方々に、クリックすればリンクできるようにして発信していまます。最初の発信は2010年の4月の初めからで、もうじき60


健康ウォーキング46 糖尿病の運動療法5

日本糖尿病学会の「科学的根拠に基づく糖尿病診療ガイドライン」の中から運動療法について前回に続いて紹介します。 ◎合併症のある糖尿病患者における運動療法 合併症のある糖尿病患者では、運動の強度、量、種類に配慮する必要がある。 心血管疾患のある者やそのリスクが高い場合は、負荷心電図などによる評価が必要である。治療が不十分な増殖網膜症では、高強度の有酸素ならびにレジスタンス運動(収縮期血圧を大幅に


発達栄養学198 家庭、技術・家庭教科での食に関する指導・中学校5

文部科学省の「食に関する指導の手引」では教科ごとの食に関する指導を各論として掲載しています。ここでは家庭、技術・家庭の中学校の食に関連する内容を前回に続いて紹介します。 *中学生に必要な栄養の特徴については、身体の成長が盛んで活動が活発な時期であるため、エネルギーおよびタンパク質やカルシウムなどの栄養素を十分に摂取する必要があることがわかり、日常生活で栄養的に過不足のない食事をとる必要があること


ポストコロナ「好きこそものの上手投げ」2

コロナ禍で落ち込んだ営業成績を一気に取り戻そうとしたら、これまで続けてきて慣れていることで、周囲からも勢いを感じられる方法にしたいと考えるのは、ある意味では当たり前のことです。コロナ禍で客足が減って撤退を考える人がいる一方で、感染が収束してきた段階で客足が減ったとしても撤退した店が多いので、そんなには減らないと考える人もいます。コロナ禍を経験したことで意識が変わった市民の中には、これまでと同じ内容


記念日11月9日〜15日

広く健康に関わる記念日について紹介します。 11月9日 いい靴の日プロジェクトが、いい(11)く(9)つの語呂合わせで「いい靴の日」と制定。ドリーム・アーツが、いい(11)空(9)気の語呂合わせで「IT断食の日」と制定。安曇野食品工業(長野県松本市)がタピオカミルクティーを2002年11月に日本で初めてチルドカップ容器で製造販売したことと、この商品がQ−PONと呼ばれたことからQ(9)と組み合わ


脳の健康寿命4 高齢者は心身ともに健康になった

65歳の人が幼稚園児だったときに、60歳の人というと、随分と年を取っているように感じたはずですが、現在の60歳は昔に比べると随分と若くなっています。日本老年学会と日本老年医学会は「高齢者の定義を65歳以上から75歳以上とすること」を2017年(平成29年)に提言しました。 現在の分類は65〜74歳が前期高齢者、75歳以上が後期高齢者となっていますが、両学会の提言では3種類に区分けされていて、65


サプリ概論95 ミネラルの摂取量5

カルシウムは乳製品、肉類に多く含まれていますが、食事による摂取は国民健康・栄養調査によると推奨量に対して20〜30%も不足しています。体重の1〜2%も含まれていて、そのうちの99%は骨や歯に存在し、残りは血液、筋肉、神経などにあって神経伝達物質として使われています。 1日の推奨量と許容上限量については「日本人の食事摂取基準」(2020年版)に掲載されています。カルシウムの女性の推奨量は年齢によっ


学習障害197 授業の妨害が目的ではない多動性の行動

発達障害の一つの注意欠陥・多動性障害は、一般には落ち着きがなくて、集中ができない、場合によっては椅子に座り続けることができずに教室内を歩き回る、ときには外に出て行ってしまうということもあります。それが理解できずに、無理に座らせようとしたり、慌てて追いかけていっても、そんな注意をするだけで改善されるようなことではありません。 何も教師を困らせてやろう、他の子どもが集中して学べないようにしようとして


ポストコロナ「好きこそものの上手投げ」1

「好きこそ物の上手なれ」は、どんなことであっても、人は好きなものに対しては熱心の努力をするので上達が早いという諺(ことわざ)です。好きであれば必ず上達するという意味で使っている人もいるようですが、今は未熟であっても本当に好きであったら上達する望みがあるということを指しています。本当に好きなのか、とことんのめり込んで達成するまで頑張れるのかということを見抜かないといけないということで、他にやることが


健康ジャーナリスト6

◎取材でわかった健康食品業界の実態 健康食品の記事の執筆を週刊誌の編集部から受けたときに、毎週の掲載で50回を目標にしました。実際には、もうじき100回という直前で終了したのですが、持ち込まれる有効性の物語だけでは面白くないので、誌面で取り上げるすべての会社を訪問して代表者や関係する研究者から話を聞きました。そのおかげで、健康食品業界の実態を知ることができました。取材先の会社はまともな商売をして