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ポストコロナ「下手に横突き」2

コロナ禍の影響が強く現れてきてからというもの、味方だと思っていた人に横から竹槍で突かれるようなことが起こっています。それくらい生き残りに必死で、身近な存在が邪魔だ、役に立たないと判断した途端に離れていくのならまだしも、敵と同じように攻撃をしてくる人までいます。「こんな人と付き合っているのか」と言われると自分の仕事に悪影響が出るからと、こちらの交流先に口出ししてくる人もいて、フェイスブック友達のリス


発達障害は社会的障壁の改善も重要

発達障害児は、すべての子どもの10%を占めるとされていて、その特性は生涯にわたって変わることがないものです。それだけ社会に与える影響は大きく、改善に取り組むことは家族や学校、医療機関、福祉施設などの直接関わる人だけではく、社会に参加する人、つまり全国民的に状況を知り、支えるための行動を起こさなければならないはずです。 そのことは発達障害者の支援を目的とした「発達障害者支援法」にも記されています。


メディカルダイエットでサプリメントを研究する理由

ダイエットとサプリメントといえば関連性を簡単に想像できるかと思います。太る要因となる糖質も脂質も、分解を阻害する成分、吸収を阻害する成分があり、それが使われたサプリメント(健康食品)を使えば摂取エネルギー量を減らすことができます。しかし、メディカルダイエットでは吸収阻害について研究するものの、生理的な問題がなければ、吸収を阻害するのはもってのほかという考え方をしています。 糖質も脂質も重要なエネ


健康ウォーキング47 糖尿病の運動療法6

日本糖尿病学会の「科学的根拠に基づく糖尿病診療ガイドライン」の中から運動療法について前回に続いて紹介します。 ◎運動と血糖値の変化 健常者では中等度の強度の運動を行った場合、血液中のブドウ糖は骨格筋に取り込まれて利用されるが、インスリンの低下とグルカゴンの上昇により肝臓での糖産生が増加することで血糖値はほとんど変化しない。 2型糖尿病患者が同様の運動を行った場合、インスリンの低下が起こりにく


発達栄養学199 家庭、技術・家庭教科での食に関する指導・中学校6

文部科学省の「食に関する指導の手引」では教科ごとの食に関する指導を各論として掲載しています。ここでは家庭、技術・家庭の中学校の食に関連する内容を前回に続いて紹介します。 *中学生の1日分の献立作成の方法については、給食の献立や料理カード、デジタル教材などを活用して、1日3食のうち幾つかを指定して残りの献立を立案するなど、1日分の献立について全体的な栄養のバランスを考えることができるようにします。


ポストコロナ「下手に横突き」1

下手なくせに、ある物事が好きで熱心にすることを表す諺(ことわざ)は「下手の横好き」といいます。下手の対象となるのは本業から逸れたことや趣味の世界などを指していて、「もっと本業に力を入れたらどうだ」と忠告されるようなことがあるのは、「下手の横好き」と認識されているからのことです。上達もしないのに夢中になっていることを揶揄する言葉としても使われていますが、いつまでもうまくいかないことにこだわっているの


脳の健康寿命5 軽度認知障害のリスク

認知症の前段階の軽度認知障害(MCI:Mind Cognitive Impairment)のリスクとしては、加齢が最大の理由となっていますが、それに加えて、脳卒中(隠れ脳梗塞を含む)、心疾患(心筋梗塞など)、糖尿病、脂質異常症(高中性脂肪血症、高LDLコレステロール血症、低HDLコレステロール血症)、高血圧、メタボリックシンドローム、肥満、喫煙歴、アルコール・薬物の影響、不健康な食生活、心身エクサ


サプリ概論96 ミネラルの摂取量6

マグネシウムはカルシウムやリンとともに骨を形成するほか、さまざまな体内の代謝を補助する機能があります。体内の300種類以上の酵素を活性化させる働きがあり、筋肉の収縮や神経情報の伝達、体温や血圧の調整にも役立っています。 1日の推奨量については「日本人の食事摂取基準」(2020年版)に掲載されています。 マグネシウムの男性の推奨量は年齢によって異なります。 〔男性:マグネシウム推奨量〕 1〜


学習障害198 発達障害の理解を進める活動のきっかけ

学習障害児には、機会の平等ではなく、結果の平等を与えたいという思いから、学習障害支援に取り組む人が増えるように活動してきました。その活動のきっかけとなったのは、発達障害児の受け入れの課題に直面したことでした。球技は身体の感覚を刺激して、脳の発育にもよいことは以前から知られていましたが、中でもテニスは子どもの脳の発達から高齢者の認知機能の低下予防にも役立つということを発表して、それを強調したテニスク


ポストコロナ「好きこそものの上手投げ」3

競争が激しい世界は、それだけの顧客が存在しているということで、注目される魅力を打ち出せれば勝てるという判断をされることがあります。しかし、これはコロナ禍のような厳しい状況がなかった時代に確立された判断であって、国民の意識が大きく変わってしまうような“禍”(わざわい)を経験した後にも同じことが続いてくれるとは限りません。 競争相手が多い世界を表す言葉としてよくあげられるのが「レッドオーシャン」(R