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健康あない人17 サプリメントと医薬品の相互作用の活用
アメリカの医療制度は定額払い方式で、同じ疾患、同じ治療法であれば、医療費も同じというのが原則になっています。日本のように長く入院させて、多くの検査をして、医薬品も多く使うということをしたら、収入は同じなので損をしてしまうことになります。ここが出来高払い方式の日本と大きく異なるところです。 だから、できるだけ医療にかかる経費を減らそうとするのが当たり前で、短い期間で費用を多く使わないで治すのが
Diet Designer18 野菜が多くても便通が少ない理由
アメリカ人の便通回数は、かつては週に4回だと前に紹介しましたが、野菜の摂取量が日本人よりも多くなったことで、日本人の平均回数の週7回に近づいてきたのではないか、と考えられてきました。しかし、実際には週5回と、それほど大きな改善とはなっていません。 野菜の摂取量が多いということは、食物繊維が多くなっていると想像されるところですが、食物繊維が多く含まれるのは根菜類で、その摂取量は日本人のほうが多
あくまでも噂話81「ゴーストライターと監修」
書籍を見るときの基本中の基本は、名前を出している人が著者なのか監修者なのかです。特別に著者とも監修者とも書かれていなくて、ただ名前が出ていたら、これは著者による著書ということになります。 そこで名前を出している人が、すべてを書いているという前提で購入して読んでいくわけですが、実際は著者が一部しか書いていない、もしくはまったく書いていなくて、まるで監修者のように全体を見ただけ、場合によっては全
記念日9月20日〜26日
広く健康に関わる記念日について紹介します。 9月20日 子どもの成長啓発デー実行委員会が国際組織の設立された2013年9月20日にちなんで「子どもの成長啓発デー」と制定。日本心・血管病予防会が敬老の日の前日を「心・血管病予防デー」と制定。毎味水産(愛知県西尾市)が敬老の日は海老を食べる日として「海老の日」と制定。毎月20日は「シチューライスの日」(ハウス食品)、「発芽野菜の日」(村上農園)。
エネルギー代謝38 AMPキナーゼの活用
有酸素運動は、酸素を取り込みながらエネルギー代謝を盛んにしていく運動です。細胞内のエネルギー産生器官のミトコンドリアのTCA回路では酸素を用いて、ブドウ糖や脂肪酸をエネルギー源として代謝が行われています。 TCA回路でブドウ糖と脂肪酸を代謝した結果として、エネルギー物質のATP(アデノシン三リン酸)が作られます。ATPからリン酸が1個離れてADP(アデノシン二リン酸)になるときにエネルギーが
発達栄養70 ネタばらし1:好き嫌いを超えた食べられないものの実態
発達栄養は、発達障害児のための栄養学として研究が始まりました。発達障害児であると、子どもであろうと、それ以外の人であろうと、栄養学の基本中の基本が変わることはありません。食べたものが胃で消化され、小腸で吸収され、血液中に入ってからは循環して、内臓や器官で代謝して、大腸を通じて排出されるという一連の流れに違いはありません。 この一連の流れの始まりは食べることで、必要なものを食べれば流れが始まる
サプリ概論222 ネタばらし2:薬学としての健康食品研究
サプリメント・健康食品の研究を始めたのは、病院栄養管理の業界の敵情視察がきっかけではあったものの、有効性の研究が日本は世界的に進んでいて、ちゃんとしたものを、ちゃんと使えば、期待する効果が得られることもわかってきました。 健康食品業界との付き合いはメディア(週刊誌の取材・執筆)を通じて始まりましたが、健康食品を「無理なく無駄なく」使いたいという考えに賛同してくれる専門家と巡り合うことができて
Medical Diet143 タネ明かし2:食事と運動のタイミングで変わるダイエット効果
ダイエットの基本は食事と運動・生活活動のバランスです。食事による摂取エネルギー量が多くて、運動などの消費エネルギー量が少なければ太る、それとは逆に食事による摂取エネルギー量が少なくて、運動などの消費エネルギー量が多ければやせる、といったことが一般の認識です。 これは正しいことではあるものの、これだけが正しいわけではありません。食事と運動の、どちらを先にするかで代謝は変わってきます。同じだけの
整えるダイエット14 ウォーキングによる筋肉強化
ウォーキングによって強化できるのは筋代謝力と筋持久力ですが、歩くことによって効果的に脂肪酸を代謝させる筋肉を増やすためには、歩いて筋肉を強化する方法がすすめられます。 有酸素運動のウォーキングは走ることに比べると身体を傷めにくく、健康効果が高いとはいっても、ゆっくりと歩いていたのでは筋代謝力も筋持久力も強化することはできません。ある程度の負荷が遅筋にかかることで、酸素を体内に取り込んで、効果
Diet Designer17 ビタミン不足の対策
ビタミンが豊富な食品といえば野菜が思い浮かべられます。日本人は、かつては野菜の摂取量が多くて、野菜に多く含まれる食物繊維のおかげで便通がよくて、大腸がんが少ない国民とされてきました。それに対して大腸がんが多い国としてあげられていたのがアメリカです。野菜不足の影響から脱しようと国をあげて対策に取り組んできたことから、状況が随分と違ってきました。 日本人の野菜の摂取量は1年間で107kgで、1日