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おいしい牛肉は脂肪酸の種類が違っている

身体は食べたものによって作られています。そのために、健康を維持するためには、それぞれの栄養素は一定量が必要で、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」(2020年版)では糖質、脂質、たんぱく質のバランスのほかに、ビタミン、ミネラルなどの摂取の基準が定められています。栄養素のバランスが取れていればよいということではなくて、どんな食品から摂取しているかも重要となります。 和食が中心であった時代から、洋食


背中から太ると年齢を感じさせる

テレビコマーシャルでは、顔のシワやたるみを減らせば“若みえ”になる、ということをテーマとしています。この“みえ”は見えると見栄の両方の意味で使われているようです。若くみえるということは、実は若くないということを示していて、若いように見せるためにシワを減らそう、たるみを減らそうということを主張しているわけです。 シワやたるみを減らした化粧品や美容法で、こんなに美しくなったということを示しています。


アメリカでは発達障害児の教育はプロが担当する

発達障害児の進学について議論されるときに、私立小学校は無理だという当事者の親の発言が紹介されることがあります。私立学校の中には、発達障害児の親に、高校まで、もしくは大学までレールが敷かれているということで進学をすすめるところもありますが、これを受け入れられる家庭は多くはないはずです。 発達障害児の親が公立小学校の選択するのは、かかる費用の問題もあるのですが、知的の遅れがなくて発達障害の特性が強く


頭がよい子どもの発達障害は軽いのか

子どもの犯罪を恐れるあまりに殺害まで走ってしまった親が高級官僚だったという報道を受けて、その子どもが軽い発達障害であるということがネット情報で流されていました。その根拠としてあげられていたのは、「レベルの高い大学に合格していたから」ということでした。学力が高くて、偏差値が高い大学に合格するだけの能力の持ち主であったら、発達障害ではない、もしも発達障害であったとしても低いレベルしかないという考えから


リバウンドは元に戻るわけではないから恐ろしい

リバウンドの怖さを感じさせるために、「かつてダイエットに挑戦した女性タレントの現在の姿を示せばいい」と語っているジャーナリストがいます。ジャーナリストといっても政治・経済の分野ではなくて生活全般の記事を雑誌やWEBサイトに書いている方なのですが、ネットで過去にダイエットに成功した(と思われている?)女性タレント(歌手や有名人も含む)をリスト化して、現在の姿もネット検索すると、「○○太った」というキ


発達障害の“ひきこもり”は“ひきはがし”で解決できるのか

ひきこもりと発達障害は別のものと思われていた時代もあるのですが、「中高年のひきこもりの30%が発達障害」ということが内閣府から発表されてからというもの、ひきこもりは発達障害が原因と考えられるようになってきました。ひきこもりの問題は、なんといっても、ひきこもっている状態です。これを治った、改善したという状態にするためには、ひきこもりを終わらせること、つまり閉じこもっている部屋から出ること、家から外に


エネルギー量が合っていればやせるのか

体格や性別、年齢、身体活動によって1日に消費されるエネルギー量が決まれば、それ以上のエネルギー量ものを食べれば太るし、それ以下ならやせるということが常識的に語られます。それは基本的には合っていることで、例えば1日に1800kcalの摂取エネルギー量であることがわかると、まずは1800kcal以上は食べないようにする人が多いかと思います。1800kcalのものを食べればよいということだけなら、お菓子


発達障害では感覚過敏だけでなく感覚鈍麻もある

発達障害の自閉症スペクトラム障害には感覚過敏が多くみられて、これが極端な偏食につながり、脳と身体の発育に影響を与えていることについては、各方面から伝えられていることです。それだけ深刻で、多くの専門家が対応に当たっている証拠でもあります。このコーナーでも何度か取り上げてきました。 その感覚過敏とは逆に、感覚が鈍いために身体的トラブルを起こしかねないと指摘されているのが感覚鈍麻です。五感の鈍麻で、味


日本は中央年齢から見ても超高齢国

国の高齢化率の話をするときには、高齢者の割合が引き合いに出されます。日本の高齢化率は28.4%で、これは世界一です。高齢化は長生きの裏返しと言われてきたのは、日本の平均寿命が世界一で、高齢化率も世界一となっていたからです。しかし、世界の平均寿命の第1位は男女ともに香港となり、日本は男女ともに第2位でした。 それでも日本の平均寿命は延び続けていて、過去最高を更新しています。そのために高年齢の人は増


発達障害の感覚過敏だけが偏食の理由ではない

発達障害の自閉症スペクトラム障害で起こりやすい極端な偏食につながる五感の感覚過敏について2回にわたって紹介してきましたが、味覚、嗅覚、視覚、聴覚、触覚とは関係がないところでもの極端な偏食を起こしている例があります。 牛乳にまつわることが多く、業界でも牛乳を多く扱う食事の世界でも、牛乳を飲めない子どもへの対応に苦慮しています。というのは、牛乳は子どもの成長に欠かせないものとされていて、学校給食では