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「こちらの症状を抑えれば、あちらが悪くなる」という話

病気の状態を改善するための医薬品は、的確に使えば、望むような好結果が得られるはずです。だから、状態に合わせて使ってほしいと望んでも、それが許されないこともあります。こういった話をすると、卑近な例でないとわかりにくいという声もあることから、日本メディカルダイエット支援機構の理事長の話を書かせてもらいます。 理事長は以前に一過性脳虚血発作を起こして、血流を促進するためにエパデールというEPA製剤を処


発達障害児は“困った子”ではなく“困っている子”

発達障害を理解して、発達障害児の行動の特性を充分に承知している人なら当たり前と思えるような子どもの行動も、理解していない人には困った子どもと見えるかもしれません。その子どもたちは、何も特別な感情を持って“困った”と思われるような行動を起こしているわけではありません。自分が感じたままの行動を素直にしているだけです。それを困った行動、困った子どもという見方をされると、そのことが心身の負担となり、ますま


食べる順番ダイエットと口中調味は相容れないのか

食事の初めに野菜を食べる野菜ファースト、次にたんぱく源の肉や魚、最後に炭水化物を食べることが血糖値の上昇を抑える方法ということを先に紹介しましたが、この食べ方は日本人の伝統的な食事の作法ではありません。このような食べ方をしていると、年齢を重ねたときに体質に合った淡白な食事に変えられなくなる、ということを日本メディカルダイエット支援機構では栄養指導の教室などで紹介させてもらっています。 日本人の伝


発達障害児でも安心できるヘアサロン

発達障害の自閉症スペクトラム障害には、その特性として感覚過敏が多くみられます。触覚、視覚、聴覚、嗅覚、味覚の五感のどれか、もしくは複数の感覚が過敏すぎるために、普通に考えたら何も問題がないようなことでも耐えられなくなっています。その五感の感覚過敏がすべて関係してくるのは食事のときですが、味覚を除いた四感の過敏に注意しなければならないことがあります。それはヘアサロンでのカットのときです。 目の前で


野菜ファーストは糖尿病に効果があるのか

食事をするときに、初めに野菜を食べることによって血糖値の上昇が抑えられるということは、テレビや雑誌などでも取り上げられるテーマの一つです。野菜ファーストが流行したのは2013年のことですが、NHKの「ガッテン!」(ためしてガッテンから名称変更)では2011年に紹介されています。調査によっては野菜ファーストを実践している人は50%を超えているといいます。 こんなに簡単な方法はないというのでヒットし


発達障害児の母親に必要なのは特徴を活かす支援

発達障害児の中には特殊な能力の持ち主が存在していることから、それを期待する風潮があります。期待を寄せている当事者である発達障害児の親としては、すべての発達障害児ではないとしても高確率で特殊な能力の持ち主がいて、自分の子どもも同じであると考えたい気持ちであることは充分に理解ができることです。 発達障害児は、脳の発達のズレのために、平均的な能力からすると、かなりの凹凸(おうとつ)があります。そこで凹


無理なく無駄なくの次の“無”は?

日本メディカルダイエット支援機構のモットーは「無理なく無駄なく」です。どんなに健康づくりに効果がある方法であっても、無理をしなければならないのでは続かなくなり、どんなに続けるように励まされたとしても、効果がないことでは途中で挫けてしまうのは当然のことです。そこで、無理をすることなく、無駄がない方法で健康づくりに取り組めるように、私たちの研究成果を提供するようにしています。 “無理なく”と“無駄な


発達障害は10%の確率で正しいのか

発達障害児の発現率は、文部科学省の調査では約6.5%となっていますが、これは全部を明らかにしたわけではなく、まだ把握されていない子どもを含めると10%に達するとみられています。これは大きな割合であるのは間違いなく、発達障害は子どものときに発見して、早期に支援できれば状態を進めないようにする、改善させるということもできて、将来に社会人として活躍できる道が開かれているということです。 しかし、早期発


信じすぎる者は足元を掬われる

「信じる者は救われる」という言葉はキリスト教の発祥ですが、今では他の宗教でも使われるようになっています。使われる文字こそ使用者によって少しずつ異なるものの、神様を信じることで救われるという意味とともに、自分自身を信じることで救われるという意味も含まれています。自分自身のことを信じられないようでは、神様を信じても本当に救われることはないという深い意味合いもあるのです。 神様のように信じるのに値する


発達障害対応は全部の大学でできているのか

日本学生支援機構の「大学、短期大学および高等専門学校における障害のある学生の修学支援に関する実態調査結果報告書」(2018年度)によると、障害学生の在籍率は1.05%となっています。厚生労働省の発表によると障害者の割合は約7.4%であるので、大学などに進学できている人は、わずかでしかないことになります。これは全体的な統計で、公立の短期大学は3.55%、国立高等専門学校は3.14%、公立高等専門学校