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日本人が冷えやすい原因と対策

身体の不調として“冷え”を訴える人は少なくありません。冷える人は血液の温度も低いと思われていることもありますが、冷えやすい人も温まりやすい人も血液の温度は変わらず37~38℃となっています。血液の熱によって温められた体が皮膚からの放熱によって温度が徐々に下げられ、体温計で計ると皮膚表面温度は36~37℃となります。 血流がよく、次々と温かい血液が送られてくれば、温度は高めに保たれるようになり、血


身体が冷える人が摂るべき成分

日本人は身体が冷えやすい体質であり、その解消のためには運動をして血流をよくすることは大切ですが、それを補うことができる成分があります。サプリメントは補うものを指す言葉であるので、運動の効果を補うものも“サプリメント”と言うことができます。一般にはサプリメントは食事で不足するものを摂るということで、糖質、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラルを指しますが、血流をよくして体温を高めに維持することを目的に


食べなくなった時代のサプリメント摂取

食生活が洋風化して肉食が増え、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)と呼ばれる太り過ぎの人が増えていることから、今の日本人は、かなりの食事量となっていると思われがちです。しかし、実際には、思った以上に食べていない実態があります。日本人が近年の中で最も食べていなかったのは戦後の食糧難の時代です。食べたくても食べられなかった終戦直後の昭和21年(1946年)の日本人の1日の摂取エネルギー量は平均1


日本人の体質に適したL‐カルニチン

L‐カルニチンは、日本では医薬品の成分であった時代に、海外では食品としても認められ、日本ではサプリメントに使うことができなかったという悩みが長く続いていました。それが、2002年に食品としても使うことが許可されましたが、そのときに医療関係者から「海外では脂肪燃焼の有効性が認められないというのに、どうしてダイエット食品として使うことを許可したのか」という批判も聞かれました。 というのは、日本人が使


亜鉛のサプリメントで血糖値が下がる理由

血糖値を安定させる健康食品の素材というと糖質がブドウ糖に分解されるのを阻害するサラシアなどがあり、ブドウ糖が吸収されるのを阻害するギムネマ・シルベスタがあります。また、サプリメントとしてはブドウ糖が細胞のミトコンドリアに取り込まれるのをサポートするα‐リポ酸、ミトコンドリアでの代謝を促進する補酵素のコエンザイムQ10があります。そして、これにプラスされるのがミネラルの亜鉛です。 細胞内にあるイン


健康食品の機能を補うサプリメント

三大ヒトケミカルのα‐リポ酸、L‐カルニチン、コエンザイムQ10は、ダイエットのためのサプリメント製品の素材として使われてきました。コエンザイムQ10は抗酸化作用もあるものの、人気の健康食品のように直接的にブドウ糖や脂肪の吸収を妨げたり、血圧を抑えるというような直接的な働きはみられません。 細胞のミトコンドリアの中でエネルギー代謝によって作り出されるエネルギー物質のATP(アデノシン三リン酸)は


サプリメントは“医薬品”だった

三大ヒトケミカルのα‐リポ酸、L‐カルニチン、コエンザイムQ10は、今では代謝促進のためのサプリメント成分、ダイエットや疲労回復のための健康食品成分となっていますが、以前は医薬品としてだけ使うことができました。それが食品としても使用することが許可され、細胞のミトコンドリア内でのエネルギー代謝を盛んにして、作り出したエネルギーによって細胞レベルから全身の健康を支える源とすることができるようになりまし


サプリメントの実際の意味

「サプリメントプロ検定」の座学講習を開催しました。これは上位資格者として普及に務める方々を対象としたものですが、その講習の中でサプリメントと健康食品の区分についての質問がありました。一般向けの講習ということで詳しくは分けてはいませんが、私たちはサプリメントと健康食品を明確に分けて研究を進めています。 サプリメントはアメリカの「ダイエタリー・サプリメント」(Dietary Supplement)を


“正しくない”サプリメントを選ばないために

日本メディカルダイエット支援機構がサプリメント研究をして、「サプリメントプロ検定」まで始めたのは、サプリメントの効能効果を広めることが目的ではありません。 健康食品やサプリメントが法律の規制によって治療的な効能効果を表示することができず、摂取タイミングをはじめとした用法も各人に合った用量も表示できないことから、何を選べばよいかがわからないという問題点があります。 また、規制されているために、よ


メディカルダイエットとサプリメント教育

メディカルダイエットを研究して、効果的な食事法、運動法を提案している日本メディカルダイエット支援機構が“ヒトケミカル”の普及に力を注いでいることに対して、交流しているメディアや健康づくり団体から疑問が寄せられることがあります。 医学的・科学的に正しい方法を用いれば誰もが同じような結果(身体の状態に合った体脂肪コントロール)ができることを目指して調査・研究を進めてきました。しかし、研究すればするほ