Original Mind6「変な“神の声”への対応」

「自分に言い訳ができればよい」という安易な選択については、以前(Original Mind4)に書きましたが、言い訳とも思っていない人もいて、自分のマインドに従った行動だと信じている人も少なくありません。

自分の意思だと言って行動を起こし、周囲を巻き込んで始めたことを急に変えたり辞めたりしても、これがよくないことだと感じていない人には、これまで何度となく出会いました.

その理由を聞いて納得できる(というか納得してあげるしかない)と感じたこともあれば、「そんな理由なの!?」と反発することさえ嫌になることもありました。

納得するしかない、そして誰もが手出しができない“神の声”であるのならまだしも、中には奥さんに反対されたので覆すしかないという変な“神の声”も経験しました。奥さんに限らず、意思を持って決断したことを反対する人がいるのか、反対して覆されてしまうような“リスク”があることを承知して、即決即断をしないほうがよいと思うのですが、なぜかそのような方に限って、すぐに決断する癖(?)があることも経験してきました。

反発する人がいないので、今でもまかり通っているのは、反発して考えを変えさせるようにしなかった周囲が悪いとの考えは、自分のこととして反省もしているところですが、反発しても何も変わらないという“神の声”もあるのです。

そこまでのことではなくても、本人を傷つけてはいけないと遠回しの表現をして、「あなたのことを言っているのだ」と思いながら話をしているのに、それに気づかず、一緒になって批判する側になっている人もいます。

気づいていて、わざとそのような反応をしているのかと思ったら、本人が気づいていないということがわかって、もう付き合わないようにしようと決断したことは何度もありました。東京では、あまりに頻繁にあったことで、岡山に移住してから、こちらではないのかな(ないと信じたい)と思っていたのに、関わる人が増えてきたら、同じ決断をすることも増えてきました。

「他人を変えることはできない」ということを大前提にするなら、よい結果となるためには一緒に行動する「自分が変わらなければならない」、そうでなければ自分が経験してきた困ったことを他の人にも経験させることになるという思いから行動を起こすことを、今になって多くの方の声を聞きながら学んでいるところです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕