投稿者「JMDS」のアーカイブ

葬儀業界の今を考えるという前回(自業苦・業苦楽19)の話の最後は、民営の火葬場の料金が値上がりをしているという話題でした。これは人手不足や燃料費高騰の影響ということではなくて、誰かの意図があってのことと考えられています。

家族葬や小さなお葬式が広まる中にあって葬儀料金が下がっている一方で、大都市部では火葬料金が上がっていて、全体的には高くなっている、という事実があります。

全国の火葬場の約97%を占める公営の火葬場の料金は、自治体の住民なら1万円、それ以外は4万〜5万円という一定の相場があります。
これに対して東京23区内の火葬場の料金は、公営火葬場は4万〜8万円となっていて、東京都民なら6万円で済むのが相場といえます。

これに対して民営火葬場は8万〜16万円で、2024年6月には下(最も低価格)の料金が9万円に値上げされたところもあります。

それなら公営を選べばよいではないか、と普通に考えるところですが、東京23区にある公営火葬場は2か所だけで、7か所が民営火葬場です。23区の人口は約985万人なので2か所では少なすぎます。

7か所の民営火葬場のうち6か所は同じ経営で、これに加えて休憩室使用料が3万円ほどかかります。公営火葬場では、休憩室は無料がほとんどです。

6か所の運営会社は明治20年の創業で、過去の実績から民営での営業が認めてこられたところがあります。

この会社は、印刷や出版などを手掛ける会社に運営権が移りました。その会社の出版部門とは長く付き合ってきたので、その後の変遷を聞いてきました。それは2019年のことで、秋葉原の有名な家電量販店を免税店に業態転換させた中国資本が入り、2020年には火葬場運営会社を完全子会社にしました。

中国資本になってから、火葬料金は上がり続けました。

火葬場の運営会社は葬祭事業を行う会社と業務提携して合弁会社を設立して、火葬場を有するオールインワンの葬儀会社が始まりました。

公営火葬場は安いものの相当に順番待ちをさせられることから、民営火葬場が選ばれることが多くなってきたところに、民営火葬場と葬祭がセットになった形で、さらに料金が上がっていくことになります。

それでは葬儀のほうを家族葬にすることを考えるところですが、その火葬場の運営会社は有名な家族葬を扱う会社の関東のコールセンターを下請けしています。こうなると、選択肢が狭くなってしまうということで、東京では適正な価格で(安く)葬祭と火葬をするのが難しい時代になっているのです。
〔小林正人〕

葬儀業界に関わったのは、私が生まれたところが母親の実家の寺院だったとか、仕事先の関係で葬式にスタッフとして出ることが多かったということよりも、一番大きかったのは知り合いの出版社の葬儀業界のウラを暴くような書籍の作成に参加したことです。

これは週刊誌に連載していた記事を、グループ(実際には2人)で書籍化した形で、まさに裏側が見えてしまう問題作でした。

あまりの問題のために、一時期はメディアに何度も取り上げられたのですが、どこからかの圧力で、メディアが一斉に取り上げなくなったという不思議な体験もさせてもらいました。

葬儀業界ということで、病院で亡くなったときのことから葬式、火葬、骨壷から墓まで、広く現状を明らかにしていったのですが、そのときに知った葬儀会社の粗利70%というのは、今では“大きなお葬式”で60%、“小さなお葬式”だと50%を割るという状態になりました。

それでも「粗利50%は多すぎる」と書いた週刊誌もありましたが、葬式は立派な祭壇、花輪であっても消耗品となるのは棺桶や生花くらいのものです。祭壇や花輪などをもらっても使い道がないので、それは使い回しというのは当たり前のことです。

病院と葬儀会社は持ちつ持たれつという表現をすると語弊があるのは承知していますが、大きな病院になると1か月を約10日ごとに分けて、3つの葬儀会社を指定業者として入れているところがあります。

それぞれの会社から、何らかの見返りを期待して(実際には受けて)いるのですが、亡くなった方や家族は共済などを利用して葬儀費用を抑えようとすることがあります。

亡くなって、すぐに葬儀会社が病院に駆けつけてきて、家族が悲しんでいる間に霊安室で僧侶の枕経が始まるという手際がよい病院は少なくありません。まるで、亡くなるタイミングを先に知っている(知らせてもらっている)かのような対応です。

そして、看護師長が家族に対して、「ここまでやってもらえたのだから」という一言で、指定業者に葬儀を依頼するという例は、取材で知っただけでなく、実際に私も経験しました。直接の家族としてではなく、知人として枕経の場に立ち合ったときのことです。

こういったこともコロナ禍を経験して、家族葬や小さなお葬式を利用する人が増えてから徐々に減ってきました。

それに伴い、葬儀場の“稼ぎ”は、超高齢社会になって亡くなる人が増えてきているのに、大きくは増えていません。そのかわりというか、葬儀業界の売上の中で占める割合を増やしているのは火葬場です。

地方に住んでいると火葬場は公共施設という感覚があり、自治体の運営ということがほとんどで、その料金も高くはありません。全国の火葬場の約97%は公営です。ところが、住民が多い大都市部では民間の火葬場が多く、その料金が高騰しています。
〔小林正人〕

食事をしているシーン(テレビ番組やコマーシャル映像など)で、ご飯のことを「米」と言っているのを目にすると、ご飯と米は違うだろうと突っ込みたくなる人は少なくありません。

米(こめ)はriceで、ご飯(ごはん)はcooked riceで、ご飯は米を炊いたものなので、これを米というのは誤った表現というのが一般的な感覚です。

しかし、ご飯は食事そのものを示すときにも使われます。朝ご飯といっても、ご飯が出てくるとは限らないわけで、「朝ご飯を食べていない」といっても朝食は食べているということがあります。

実際に食べていたのはパンだったということでも、「朝ご飯を食べていない」という言い方があって、これは“ご飯論法”と呼ばれています。時の総理大臣が、質問に正面から答えずに、言葉の定義を故意に狭く解釈したり、論点をずらしたりして、都合の悪い事実を隠す責任逃れの答弁手法という、あまりよくない評価がされています。

この“ご飯論法”は2018年の国会審議で話題になったことから、新語・流行語大賞のトップ10に選出されています(年間大賞は「そだねー」)。この年の総理大臣が誰であったのかは簡単に検索できるので、省略します。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

“風流”と書かれていたら、「ふうりゅう」と読む人が多い(ほとんど?)かと思います。風流(ふうりゅう)は、日本人の美意識を表す言葉として、インバウンドのおかげ(せい?)もあって、海外の方々にも知られるようになっています。

茶道や華道などの観光客向けの体験会では、「侘び・寂び」を説明するときに風流(ふうりゅう)が使われることもあります。

そんなお遊びのような体験会で、日本文化を学んだと発言するなんて“以ての外”という声もある中で、気になって仕方がないのは、「風流(ふうりゅう)と風流(ふりゅう)の勘違い」です。勘違いというよりも、認識違い、大間違いと言い切ってもよいことです。

侘び(わび)、寂び(さび)は、貧粗・不足の中に心の充足を見出そうとする意識を指しています。もう少し踏み込んで、慎ましく、質素なものの中に奥深さや豊かさなどの趣(おもむき)を感じる日本の美意識と表現されることもあります。

これに対して、風流と書いて「ふりゅう」という読み方もあって、「ふうりゅう」とは意味が全く違っています。

日本文化を学ぼうとする人(国内外)に対して、正しく説明する役割が課せられている専門家が、どちらも一緒くた(ごちゃまぜ)にして、「ふうりゅう」と言っているのを見て、腹立たしい気持ちになるのは、私だけではないはずです。

風流(ふりゅう)は、中世以後に日本で高揚した美意識の一つで、人々を驚かすために華美な趣向を凝らした意匠を指していて、京都の祇園祭の山鉾巡行(行列)を賑やかな踊りや音曲で囃して、美しい装飾が施された山鉾が往来する様相は、沿道の観衆を熱狂させるもので、これこそが風流の象徴ともされています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

同じ漢字が一部であっても使われていて、同じ読み方をする用語であると混同して、書き間違いや読み間違いが起こりやすいものです。

漢字の一部が違っていても、意味が大きく違わなければ、めくじらを立てることはないのかもしれないのですが、これだけは書き間違えないでほしいと強く感じるのは同じ読み方(ついきゅう)の追及と追求です。

一般に使われることが多いのは、利益や理想、幸福を追っていくことを意味する「追求」で、追い求めるという意味でも使われます。「追い求める」を縮めれば「追求」となるので、間違いようがないように感じるかもしれませんが、追求のつもりで「追及」と書く人が案外と多いのです。

書くというよりも、実際にはキーボードを打つか、タブレットなどの画面をタップして、先に出てくる言葉、よく使う言葉を選択するというのが正しいかと思います。

ところが、責任や欠点、原因などを指摘する「追及」が出てくることが案外と多くなっています。追及は指摘のレベルでは済まなくて、徹底的に問い詰める、どこまでも追い詰めるという意味であって、責任者や犯人の不正や法律違反などをして、逃げる相手を警察官や検察官が食い下がって追いかけていくという意味の言葉です。

もう一つ同じ読み方(ついきゅう)をする言葉に、追究があります。これは真理や原因を深く調べて明らかにするという意味で、ただ追及するだけでなく、その深いところに突っ込んでいくことを表しています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

ダイエットについて代謝の話をするときに、「脂肪が燃える」という表現がされます。

これはテレビCMでも普通に使われているフレーズで、脂肪が燃えて減っていくというのはイメージしやすいことではあるものの、体内で脂肪が燃えるということは実際にはありません。

以前にCMで「燃焼系」というフレーズが多発されたことがあり、飲料やサプリメントでは今でも当たり前のフレーズとして使われています。そこで、燃焼系のアミノ酸飲料を販売しているメーカーに、何が燃えているのかを問い合わせたことがあります。

大手メーカーだけに脂肪が燃えているわけではないことは充分に理解していて、販売行為で脂肪が燃焼するという表現をすると法律に違反することもわかっています。

それだけに返ってきたのは、「これを飲んで燃えるように活動してほしい」という意味合いとのことでした。

脂肪が体内で燃焼するとしたら相当の高熱が必要で、油の発火点は340℃以上です。ところが、人間の体温は42℃までしか上昇しません。

そのために体温計の目盛りは42℃までとなっています。デジタル式の体温計は通常の表示では限界温度がわかりにくいのですが、アナログ式の体温計(水銀体温計)は42℃が最高温度です。

人間の身体を構成する細胞のたんぱく質は、42℃を超えると変性が起こって、本来の働きができなくなります。つまり、42℃を超えると生命維持ができなくなるので、目盛りをつける意味がないということです。

脂肪が燃えていないとすると、どんな仕組みで脂肪がエネルギーとして使われているかというと、脂肪を構成する脂肪酸は細胞のミトコンドリアに取り込まれてから、高エネルギー化合物のアセチルCoAに変化して、これがエネルギー産生器官のTCA回路でエネルギー物質のATP(アデノシン三リン酸)となります。

ATPからリン酸が1つ外れてADP(アデノシン二リン酸)になるときにエネルギーが発生します。こういった仕組みで脂肪がエネルギー化されるわけで、脂肪に火をつけたら燃えてなくなるというような簡単な仕組みではないのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

適度な糖質制限は、さまざまな生活習慣病に対して、予防効果があり、改善(治療)効果もあることは今では常識として語られるようになっています。

その成否について、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」(2025年版)では、いくつかの報告を掲載しています。

日本人の2型糖尿病を対象に、6か月間130g/日の低炭水化物食の効果を観察した研究では、低炭水化物食群で体重減少とHbA1c値の有意な低下が認められましたが、同時に総エネルギー摂取量も減少していたことが確認されています。

また、エネルギー摂取制限食群と低炭水化物食群(130g/日未満)を設定して、6か月後に比較すると、総エネルギー摂取量が均しく減少して、体重変化も両群で同等であったものの、低炭水化物食群でHbA1c値と血中トリグリセライドの有意な改善が認められたとする報告もあります。

その一方で、非アルコール性死亡性肝疾患を伴う2型糖尿病を対象とした研究では、低炭水化物食群(70〜130g/日未満)は、エネルギー摂取制限食群と比較して3か月後の内臓脂肪面積の有意な減少は認められましたが、HbA1c値や総エネルギー摂取量、QOLに有意な差はなかったと報告されています。

このように、炭水化物制限による血糖指標と体重変化に対する効果には一定の見解が得られていないものの、2型糖尿病患者においては、約130g/日の炭水化物制限によって有害事象はなく、6か月後のHbA1c値の改善が認められたとの報告もあることから、日本糖尿病学会の「糖尿病診療ガイドライン2024」では、2型糖尿病の血糖コントロールのために、6〜12か月以内の短期間であれば炭水化物制限は有用とされています。

この結果をみると、単純に糖質制限をすれば、誰もが同じ健康効果が得られるわけではないことがわかります。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

医師はウソをつかない存在と、一般には考えられています。自らの経験と実績をもとにして、検査結果などから正しい判断をして、それを正確に患者に伝えるのが医師の役割です。

そして、患者の反応を確認して、最もよい方法を選択して実行することで、患者が望む方向に導いていく最良の方法といえます。

患者の反応というのは医師の指示を、その通りに守れるかということで、もしも指示を100%守れないようであれば、他の継続が可能な方法を伝えることが必要です。

指示をして、患者が納得しているのかを確認してからカルテに書き入れる(パソコン画面に向かう)というのは当たり前の行動と考えたいところですが、指示をした直後に患者から目を離してしまう医師もいます。

直後どころか、指示の言葉が終わっていないのに、次の行動を起こす医師もいて(案外と多い)、患者の反応はお構いなしというようなことも少なくないのです。

患者(続けて通う意思がある場合)は、医師の前で反抗の姿勢や疑問を抱くような顔を見せないのが普通で、いわゆる“よい子”でいようとするところがあるので、医師の指示通りにやってきたと報告しがちです。

例えば、次の診察のときに血糖値や血圧が下がっていないときには、指示通りの生活(食事制限や運動など)や処方された医薬品を飲んでいることを聞かれると、指示に従ってきたと言う患者が大半です。

その患者の言葉を前提にして、次の指示がされるわけですが、そのときには生活での改善は、そのまま続けて、医薬品の量や種類などが変更されることが多くなっています。

患者がウソをつけばつくほど、医薬品の量が増えていって、患者のリスクが高まっていくことになります。もっと強い医薬品が使われることも稀ではありません。

人の言葉を信じないというのは、よいことではないものの、患者の言葉を疑ってかかって、本当に指示が守られているのか、そこを確認してから次に進むようにしないと、いつまで待っても患者にウソをつかせることになってしまうということです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

医師の平均寿命が短い現状があることから、病気になってから医療機関に行くということでは健康を守れない、ということを前回書きました。それに続いて、医師の知識について感じている不安感の原因を考えています。

それは古い情報のまま、以前の技術のままでも医師が続けられる制度のために、全員の医師が最高の医療レベルにはないということであり、その最大の原因とされているのは日本の医師免許には更新制度がないことです。

それに対してアメリカでは、州によって違いはあるものの医師免許の期限は1〜2年で、更新をしなければ医師として仕事をすることができません。更新のためには講習を受講する必要があるので時間も費用もかかります。

日本の医師制度は医師免許があれば、自由に診療科を選んで診察、治療を行うことができるのに対して、アメリカでは診療科は、それぞれ専門資格を取得する必要があります。これにも時間と費用がかかります。

取得した専門資格を継続するには更新教育を受ける必要があって、専門資格は科によって違いがあるものの多くは10年間となっています。複数の専門科を継続するためには繰り返して学び、知識を更新する必要があります。

日本の医師制度は更新制度がない一生ものの資格であり、専門資格もないということで、最新情報を得て、最新の技術を身につけているかは確認してみないとわからないということです。

どのようなことを学んでいるかを公表している医療機関もあるものの、開業医では専門医や認定医の証書が掲げられているだけということもあります。

中には証書を掲げられない医師もいます。専門医制度は、それぞれの医学系学会が認定して教育を行っているもので、更新教育は学会によって行われています。専門医、認定医であるのかを確認するのは、安心してかかるための最低限の情報収集といえます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

小さな食材を大きく見せる(実際に大きくする)方法は複数あります。

フライの場合は衣をつけるだけに、衣に何を加えるかで大きく膨らませることが簡単にできます。揚げた衣の中は外からはわかりにくいといっても、エビとは違って、とんかつや牛かつは具材が大きいので、中身を変えるということはできにくいことです。

ちなみに、エビは小さなものを組み合わせたり、伸ばしたりすることで大きさを調整するのは比較的簡単です。

豚も牛も身体サイズが大きいことから、大きな切り身をフライにすれば大きくすることはできます。

大きなフライということで人気が高まっているのが惣菜としてのジャンボチキンカツで、使用部位は鶏むね肉です。ジャンボチキンカツは150〜270gで15〜22cm(B6サイズ)もあり、1枚肉を伸ばしてもジャンボと呼べるほど大きくするのは大変です。

そこでカットした端の部分を使って、これに結着剤(食品添加物)を入れて大きくする方法が取られています。

結着剤を使わずに鶏肉だけでジャンボチキンカツの素材にすることができるのは、博多華味鳥で有名なトリゼンフーズで、特殊冷却と非加熱Revoポーショナーによって1枚肉と同様の食感にすることが可能となっています。

その製造機械がオリジナルであって他にないこともさることながら、ブランド鳥の九州産華味鳥が自社の開放鶏舎で平飼いされていることから、品質を変えずにジャンボチキンカツを業務用としても提供しています。

安心とおいしさと求めるには、製造会社と製造法を確認することが大切になるという一例として取り上げています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕