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腸の健康づくり9 下痢のメカニズム
下痢は便に含まれる水分が多くなりすぎて軟便や水様便となって出るものを指します。病気が原因になっている下痢もありますが、ほとんどの場合には暴飲暴食や不規則な食生活、ストレス、体の冷えなどが原因となって起こっています。 便秘では改善に威力を発揮する食物繊維は、下痢の場合には消化が悪く、腸を刺激するので量を少なくしなければなりません。また、コーヒーやアルコール、炭酸飲料などの刺激物は禁止されます。
腸の健康づくり8 常習便秘のタイプ
常習便秘を原因別に分けると、便を先へ送る腸の蠕動運動が弱くなるために起こる弛緩性便秘、直腸の神経が鈍くなって便が直腸まで下りてきても腸から大脳への排便のシグナルが鈍いために便意を感じなくなる直腸性便秘、腸の蠕動運動が強すぎるために起こる痙攣性便秘の3種類があります。 弛緩性便秘は、腹筋力が低下している人、内臓下垂の人、高齢者などに多く見られます。食事で食物繊維をたくさん摂る、大腸を刺激して蠕
腸の健康づくり7 便秘のメカニズム
便秘の認識は人によって、さまざまです。毎日便通がある人は、1日でも出ない日があると強い不快を感じて、これを便秘だと認識しがちです。欧米人のように出ない日が週に2~3日もあるのが便秘と考える人もいます。また、出ない日があっても不調がなければ便秘としないという専門家もいて、判断しにくさに拍車をかけています。 医学的には、食べ物を食べてから便が排出されるには24~72時間かかるので、このことから3
腸の健康づくり6 善玉菌が増えると免疫力が強化
腸内で善玉菌が増えると、免疫力が高まっていくことが知られています。免疫というのは、細菌やウイルス、がん、有害物質などを異物と認識して攻撃、破壊する力のことで、これが高まるほど病気になりにくくなるというわけです。 私たちにとっては、腸内細菌も体の一部ではなくて異物です。善玉菌も悪玉菌も、もともと体の中にあったわけではなく、母親の皮膚や食べ物を通じて腸の中まで入ってきたものです。 善玉菌が
腸の健康づくり5 腸は免疫のセンター
身体を病原菌や有害物質から守っている免疫は、免疫細胞の白血球とリンパ球によって保たれています。白血球もリンパ球も軍隊のようなもので、敵の種類と数に応じて、それに適した軍隊を整えて攻撃をしていきます。 リンパ球にはB細胞とT細胞があり、B細胞は敵と戦う抗体を作り出し、T細胞はミサイルのように敵を直接的に攻撃します。 B細胞は骨髄で造られ、そのあと胸腺で熟成されて活動力を高めます。胸腺の機
腸の健康づくり4 発酵を促進する2種類の食物繊維
食事の洋風化につれて摂取量が減っていったものに食物繊維があります。食物繊維は食品として食べても、消化もされず、ほとんど形を変えずに小腸を通過し、吸収もされません。そのため、栄養成分としては役に立たないからと、邪魔者扱いされた時代もありました。 消化も吸収もされなくても、健康維持に役立つことが明らかにされてからは、積極的に摂るべきものと位置づけられ、糖質、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラルに
腸の健康づくり3 善玉菌のエサになる糖質の種類
便秘になると肌荒れや肩こり、腰痛などが起こりやすいといいます。これは悪玉菌によって発生した有害物質、いわゆる毒素が大腸から吸収されて、血管を通って全身を回っているからだと考えられています。 便通がよくなくて、有害物質が大腸に長く滞留していると、これらが大腸壁の粘膜を刺激するだけではなくて、大腸から吸収されるようになります。 小腸までは、食べたものは水分の多いドロドロの状態で運ばれていき
腸の健康づくり2 腸内環境と便の臭いの関係
私たちの腸の中には、1000種類以上、約1000兆個もの腸内細菌が棲みついています。以前は100種類以上、100兆個以上、その後は300種類以上、300兆個という数字があげられていたことがありますが、どちらにしても私たちの全身の細胞の数の約60兆個を超えているのは間違いありません。 これらの腸内細菌は善玉菌、悪玉菌、そして腸内の環境によって善玉菌にも悪玉菌にも変化する日和見菌に分けることがで
腸の健康づくり1 便通と大腸がんの関連性
「快食快便は健康の基本」と言われています。便通がスムーズではなくて、出口が詰まっているような状態では、入口側のほう、つまり胃での消化にも、小腸での吸収にも影響が出て、どうしても食も進みにくくなりがちです。 そればかりか、便秘になると体の中で有害物質が発生しやすくなり、身体を守るための免疫力も低下しかねないとう困った状況にもなりがちです。 日本人の便通は平均すると週に7回だといいます。中
記念日5月21日〜31日
5月21日 「ニキビの日」ガルデルマ製薬(スイス・ローザンヌ市)と塩野義製薬が5(いつも)2(ニキビは)1(皮膚科へ)の語呂合わせで制定。 毎月21日:「木挽BLUEの日」(雲海酒造)、「漬物の日」(全日本漬物協同組合連合会) 5月22日 「抹茶新茶の日」丸七製茶(静岡県島田市)が茶は草冠が十と十、下を八十八とすると百八になることから立春から数えてほぼ108日目になる5月22日を制定。