ウォーキングのコース確認も仕事のうち

日本メディカルダイエット支援機構の理事長は歩くのが仕事だと前に紹介しましたが、それについての質問がありました。歩くことで仕事になっているのか、つまり稼げるのかという声とともに、仕事というからには歩くだけではないのかという声もありました。私たちは運動、食事、休養の組み合わせによる科学的なダイエット法をすすめていて、最もやりやすい運動法として効果的なウォーキングを紹介しているので、これは稼ぎにはなっています。歩くだけではないのかという質問への返答ですが、リサーチをしながら歩いているので、これは仕事となります。
ウォーキングのコースを決めるときには、事前に歩いて確認をします。過去に歩いたことがあるコースでも、直前に歩いて調べることがあります。普通に歩くだけなら問題がないコースと路面であっても、速歩と普通歩行を交互に繰り返すインターバルウォーキングの場合には、路面の状態がよくないと歩きにくくなり、速歩の効果も出にくくなります。普通歩行では周辺の状況を確認して歩けるので注意は歩く本人に任せてもよいのですが、速歩となると完全に周囲を確認しながら、靴底から路面をしっかりと確認しながら歩きにくくなるので、絶対に安全だとは言いにくくなります。
晴れた日には歩きやすくても、雨が降った途端に歩くにくくなるどころか、歩くのも困難という状況にもなります。晴れた暖かな日には身体が冷えにくくてコンディションがよくても、雨が降ると気温が下がり、雨に濡れると身体が冷えやすくなります。そこに風が吹くと、もっと冷えてしまいます。トイレの回数が増えるので、トイレの位置確認は大切になります。参加者の年齢層によっては、トイレの回数が増えます。ウォーキングの前半よりも後半のほうがトイレに行く人が増えるので、コースの後半にトイレの数が多いことが求められます。こういうこともあって、歩くコースと路面の確認は重要となります。
歩くだけなら路面は問題がなくても、ノルディックウォーキングのポールをついて歩くときには、路面と触れるパッドが滑って歩きにくいところもあります。そのために、わざわざ遠回りのコースにしたり、コースそのものを変更したこともあります。晴天、曇天の日は問題がなくても、雨上がりではパッドが滑って歩きにくくなることもよくあることです。自分以外の人と歩くときには、必ず数日前には歩いて確認をしているので、どうしても安全のため、楽しく歩くための準備として歩く回数が多くなっていくので、これは仕事だと考えないと続けられないと理事長は話していました。