噛む噛むeverybody38 子どもの噛む力ランキング

ロッテが「いい歯の日」(11月1日)に合わせて、むし歯、歯周病、口臭などの口腔トラブルにつながる可能性がある子どもの噛むことに関する実態について、全国「子ども×噛む力」調査を実施しました。対象者は47都道府県ごとに3〜12歳の子どもを持つ親50人ずつで、これは2021年に行われた全年齢を対象にした全国「噛む力」調査を受けたものです。

この調査の「噛む力」は、①子どもが「よく噛むこと」に対する親の意識、②子どもの夕食時の一口あたりの咀嚼回数や口や舌のトレーニングなどに関する行動、③噛むことが及ぼす心身の健康効果への親の理解度といった知識の結果を集計して、ロッテが健康面において好ましいとされる順序に点数を割り振って、偏差値で算出した結果です。

これによって導き出された「子ども×噛む力」ランキングでは、1位:秋田県、2位:山梨県、3位:大阪府、4位:(同率)三重県、福岡県、6位:高知県、7位:福井県、8位:岡山県、9位:(同率)岐阜県、兵庫県、宮崎県、沖縄県の順となっていました。

この調査では、「普段から子どもに対し、食事中に『よく噛む』ように伝えていますか?」との質問をしています。これに対して、「頻繁に伝えている」が17.0%、「時々伝えている」が45.8%で、6割が伝えていることがわかります。

「夕食時の一口あたりの噛む回数」についての質問では、推奨される30回以上を子どもが噛んでいると回答した親は2.9%で、86.4%が20回未満と回答していました。

「よく噛むことの重要性や、なぜ噛むことが大事なのかについて、お話ししたことがありましたか?」との質問については、「深く話したことがある」が8.6%、「簡単に話したことがある」が44.5%と、53.1%の親が「話したことがある」と回答しています。

「あなたのお子様は硬い食べ物と軟らかい食べ物のどちらを食べることが多いですか?」との質問では、「硬い食べ物」は22.3%、「軟らかい食べ物」は77.7%と、実際には噛めていないことがわかります。
〔健康ジャーナリスト/日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕