浦和は8つの駅がある

山本リンダが出演するイベントに参加してきた日本メディカルダイエット支援機構の理事長が、「耳に残って何度でも歌ってしまう」と話していたのは“狙いうち”です。ウララウララ〜で始まる曲で、今どきの若い人だと山本リンダのヒット曲というよりも、高校野球の応援歌として聞いたことがあるという返答が多くなっています。
その理事長が口ずさんでいたのは、ウララではなくて“浦和”でした。「浦和、浦和、北浦和、南浦和、西浦和、東浦和、中浦和、浦和は7つの駅がある♪」という替え歌が一時期流行ったことがあるそうです。ここで終わらないのが理事長で、今は埼玉高速鉄道の浦和美園駅を加えて、浦和がつく駅は8つあることになります。
さらにとって返して、船橋は9つあると言い出しました。船橋駅、東船橋駅、西船橋駅、南船橋駅、京成船橋駅、船橋競馬場駅、新船橋駅、船橋日大前駅、船橋法典駅です。
同じ文字がつく最も多い駅名は“武蔵”です。関東は古代には武蔵国といい、東京スカイツリーの634mは“むさし”にちなんでいます。先ほど登場した武蔵浦和駅から始まり、埼玉県では武蔵高萩駅、武蔵藤沢駅、武蔵横手駅、武蔵嵐山駅、東京都の多摩地域では武蔵小金井駅、武蔵境駅、武蔵関駅、武蔵野台駅、武蔵砂川駅、武蔵大和駅、武蔵引田駅、武蔵増戸駅、武蔵五日市駅、南の方面では武蔵小杉駅、武蔵中原駅、武蔵新城駅、武蔵溝ノ口駅、武蔵白石駅、武蔵小山駅、武蔵新田駅と続きます。関東以外では熊本県の武蔵塚駅、岡山県美作市の智頭急行線の宮本武蔵駅があります。
宮本武蔵駅は武蔵という地域ではなくて、剣豪の宮本武蔵の出身地ということで名づけられました。宮本武蔵(むさし)は宮本村出身の武蔵(たけぞう)だったという説もあり、地名に由来するのは宮本のほうです。