生涯医療費の半分は70歳以降で使われている

日本人の生涯医療費は約2600万円と膨大な額に達しています。厚生労働省の調査によると、その半分は70歳以降に使われています。男性の平均寿命が80歳とすると、わずか10年の間に1300万円が使われている計算になります。その要因の一つとして、健康寿命と平均寿命の差に当たる不健康な状態で長生きしている期間の長さがあげられます。この期間は寝たきり状態や家の近くしか歩けない状態、他人の助けがなければ自由に行動ができないという状況になっているだけでなく、これまでの生活習慣の結果として、さまざまな身体的な異常や病気が起こり、医療や介護の世話にならなければ生きていけない状況にもなっているからです。
この期間に達するまでに、食事や運動などの生活習慣を見直すことによって、機能低下を抑えて10年前の健康状態に戻すことができたなら、健康寿命を大きく延伸させて、医療費も半分に抑えることができるはずです。
現在、65歳の人が幼稚園児だったときに、60歳の人というと、随分と年を取っているように感じたはずです。しかし、現在の60歳は昔に比べると随分と若くなっています。身体の外見だけでなく、体内の機能も“10歳は若い”ということが多くの研究で明らかにされてきました。日本老年学会と日本老年医学会は「高齢者の年齢を65歳以上から75歳以上に引き上げるべき」と提言しています。
そのように健康状態が高まってきている中にあっても、生涯医療費の半分が70歳以降に使われているわけですが、歴史的に長生きしたことがない日本人は高齢になると急に体力的に低下して、免疫力なども大きく下がってきます。それは65歳から70歳の間に急激に重要な体内成分が減少しているためで、その体内成分の大きな割合を三大ヒトケミカルのα‐リポ酸、L‐カルニチン、コエンザイムQ10が占めています。
α‐リポ酸、L‐カルニチン、コエンザイムQ10については、このサイトの「サプリメント事典」を、ご覧ください。三大ヒトケミカルを補充することで、代謝を高めて多くのエネルギーを作り出すことで、高齢になっても活力的に行動できるようになるはずです。