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健康情報85 発がん性化学物質と心理的苦痛のリスクを損失幸福余命で評価

環境政策において、幸福の向上を加味することの重要性が指摘され、その評価事例も増えてきています。これまでに、福島第一原子力発電所事故後の放射線被ばくに伴うがんと心理的苦痛のリスクの比較、事故後の故郷への帰還に伴うベネフットと放射線被ばくに伴うがんのリスクの比較が行われてきました。 しかし、環境中の発がん性化学物質への損失幸福余命使用の適用は、これまでされていませんでした。 環境中の発がん


4月12日の記念日

「パンの記念日」パン食普及協議会が日本で初めてパンのようなものが焼かれた1842年4月12日にちなんで制定。 「子どもを紫外線から守る日」ルバンシュとピーカブー(石川県能美市)が良い(4)皮膚(12)の語呂合わせで制定。 「徳島県にんじんの日」徳島県にんじん振興協議会が、よ(4)い(1)に(2)んじんの語呂合わせで制定。 毎月12日:「パンの日」(パン食普及協議会)、「育児の日」


時間泥棒12 火事は泥棒よりもタチが悪い

「泥棒は自分が持っていけるだけしか奪わないが、火事は全部を奪っていく」ということを子どものときに警察官だった父親から言われて、いかに火の用心が大切かということを心に刻むようになった言葉です。 父は地域の駐在所や派出所に勤めていたので、火事が起これば消防(ほぼ消防団員)とともに出かけていました。そして、戻ってくると同じようなことを言っていました。単なる口癖ではなく、実際に起こったことをリアルに


時間泥棒11 有効な時間を活かせないのも泥棒?

自分の年齢からして、どこまで有効に使えるかを考えるのは高齢者にとっては重要なことです。68歳の半ばで倫理指導を受けさせてもらったときには、「あと50か月」という短い期間を、いかに有効に活用するかという考えがありました。 日本人の男性の健康寿命の平均は72歳で、72歳の最後までの期間は50か月でした。それを2倍にしてもよいかと考えるようになったのは、平均寿命で考えても仕方がないのではないかと思


時間泥棒10 「よーく考えよう」に続くフレーズ

「よーく考えよう」の後に「お金は大事だよ」という言葉が浮かんでくるのは、生命保険会社のコマーシャルのせいで、このフレーズがテレビ番組などで流れるたびに、これを真似した子どもが口ずさんでいるところに出会うたびに、「いやいや、大事なのは時間」と口にしています。 周囲に他人がいるときには、言葉には出さずに心の中で発するようにはしていますが、お金でもモノでも後になって取り返すことはできても、時間だけ


時間泥棒9 足を踏んだ人は痛みがわからない

被害を与えられた人にとっては、とんでもないことをされたと感じていても、被害を与えた人は何も困ったことが起こってはいないので何も感じないということがあります。このことは「足を踏んだ人は痛みがわからない」という表現をされますが、「足を踏まれた人の痛みは踏まれた人にしかわからない」と言い換えられることもあります。 これは時間泥棒をされた場合も同じことで、時間を泥棒された人の辛さ、苦しみは盗んだ人に


健康情報84 高齢者における握力低下とインスリン抵抗性の併存による糖尿病リスク

高齢者における糖尿病の増加は、加齢に伴う体脂肪量の増加や筋肉量の減少などの体組成の変化によるインスリン抵抗性と深く関連しています。 特に近年、問題視されている全身の筋肉が少ない上に肥満である「サルコペニア肥満」の状態になる人は、糖尿病だけでなく、高血圧や心疾患のリスクも高いことも報告されており、その実態の解明については世界的な関心が高まっています。 しかし、日本人を含む東アジア人は、肥


4月11日の記念日

「しっかりいい朝食の日」カルビーが、し(4)っかりいい(11)朝食の語呂合わせで制定。 「ガッツポーズの日」1974年4月11日にガッツ石松がボクシングWBC世界ライト級タイトルマッチでKO勝利したときのポーズからガッツポーズと名付けられ、スポーツ紙などが制定。 毎月11日:「果物の日」(全国柑橘宣伝協議会、落葉果実宣伝協議会)、「めんの日」(全国製麺協同組合連合会)、「ダブルソフトの


そこが知りたい4 サプリメントに定義はない!?

紅麹を用いた機能性表示食品の健康被害が相次いで報道されたときに、「紅麹のサプリメント」という表現があり、アナウンサーやコメンテーターが“サプリメント”と言ったり、“健康食品”と言ったりして、機能性表示食品は健康食品なのかサプリメントなのかということを各方面から聞かれました。 「どちらも同じです」と簡単に言えればよいのですが、サプリメントも健康食品も正式には定義がされていなくて、捉える人によっ


Diet Cure10 メタボ健診からの発想

厚生労働省によって2008年から特定健診・特定保健指導が始まりました。特定健診は一般にはメタボ健診と呼ばれています。 これは40歳以上74歳未満のすべての被保険者・被扶養者を対象に、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)予防を目的としたもので、結果に基づいて必要に応じて保健指導が行われています。 従来の健康診断は生活習慣病の早期発見・早期治療が重視されてきましたが、内臓脂肪の過剰蓄