最新情報

健康食品 敵か味方か37 体内合成される成分の安全性

食品に含まれる栄養素の摂取量は、これ以上を摂取すると危険性があるという上限値が定められています。以前は通常の食品に含まれている成分であれば、多く摂っても問題はないとされていたのですが、健康食品の中でも機能性が優れた食品が開発されるようになり、過剰に摂る危険性が表れるようになったことから、食品での摂取にも上限値が定められるようになりました。 脂溶性のビタミンは、体内に蓄積されている脂肪とともに


Age free岡山7 日本とアメリカの医療費制度の違い

岡山市の健康づくりを考えるときに、いきなり日本とアメリカの医療制度の違いの話を持ち出されても困惑する人が多いかと思いますが、個人と地域の健康度を高めて、医療費の負担を減らすためには、よい情報となるはずです。 日本の医療制度は“出来高払い制度”となっています。通院回数が長いほど、医薬品が多いほど、入院日数が長いほど多くの医療費を支払う制度です。これは当たり前という感覚で、医療制度の前提にもなっ


発達栄養103 食べる姿勢と消化・吸収

食事をするときには背筋を伸ばして、手を合わせて、「いただきます」と発してから食べ始めるのが基本と考えられています。よい姿勢で「いただきます」と言うところまではよくても、食べ始めた途端に姿勢が崩れて、前かがみで食べ始める子どももいます。 いわゆる“犬食い”と呼ばれる姿勢で、犬に限ったことではなくて、動物のように口を食器に近づけて、極端な前屈姿勢で、まるで食器に顔を突っ込むような勢いで、ガツガツ


身体年齢1 実年齢との差を知って健康対策

実際の年齢は、そのまま“実年齢”と呼ばれますが、その呼び名のほかに“暦年齢”とも呼ばれています。これは誕生年・誕生日がわかれば、現在は何歳なのか簡単にわかります。 年齢を重ねるほど、身体的に衰えて、体力も免疫力も低下していくというのが一般的な認識です。また、病気にもなりやすくなり、回復しにくいことから、医療関係者からは「加齢が疾病の最大のリスク」ということも言われています。 疾病のリス


健康食品の法規制37 好転反応の扱い

人間の身体は、悪い状態から良い状態に変化するときに、一時的に悪い状態が強く現れることがあります。例えば、皮膚にアレルギー反応を起こす成分を摂っていた人が、それを避けたこと、アレルギーを改善させる成分を摂ったことによって、皮膚のアレルギーが強く現れるといったことです。 これはアレルギーを起こす成分を体内から排出する機能が高まり、それによって排出された成分が皮膚を荒らすようなことがあるからで、こ


サプリ概論255 機能性表示食品の事後チェックの透明性7

(4)医師や専門家等の推奨等 医師や専門家等が機能性表示食品を推奨すること自体が直ちに景品表示法上の問題となるおそれにつながるものではありません。 しかし、推奨等の内容が届け出された機能性の範囲を逸脱しているものである場合には、景品表示法上の問題となるおそれがあります。 その他、以下の場合においても景品表示法上の問題となるおそれがあります。 *医療関係者、大学教授など権威のある


2023/5/17 エネルギー代謝の異化と同化

私がL−カルニチンの研究を20年にもわたって続けていることを伝えると、「ダイエットの健康食品を販売しているのですか?」と聞かれることがあります。私が代表を務める日本メディカルダイエット支援機構はNPO法人(特定非営利活動法人)で、公益活動100%なので一般的な商品の販売をすることはできません。 L−カルニチンの機能性を伝えて、販売する会社や団体などを支援することはできるものの、直接販売するわ


継続のための“無理なく無駄なく”

私のモットーというか、私が関わった団体のモットーは「無理なく無駄なく」をテーマに掲げています。そのような考え方をしている団体としか付き合わなかったということでもあるのですが、“無理なく”を怠けること、“無駄なく”をコストカットという考えで、儲けが最優先になっているところとは、初めから波長が合わないので、巡りあうこともありませんでした。 どんなに素晴らしいことをしていても、それをボランティア精


Medical Diet176 噛まないと代謝酵素が不足する

しっかりと噛んでから飲み込むのは消化をよくするだけでなく、全身の細胞で行われる代謝にも大きな影響を与えることになります。これは消化酵素と代謝酵素の関係から説明することができます。 消化酵素は唾液と胃液が中心になりますが、十二指腸で分泌される胆汁も含まれます。代謝酵素というのは、細胞の中で生化学反応を起こすための酵素で、これが充分にあることによって細胞の働きが正常に保たれるようになります。


Age free岡山6 医療費を減らすために医療機関を利用する

医療機関にかかる回数を減らすことが一時期、多くの健康保険組合や自治体で検討されたことがあります。重病になって多くの医療費と治療の期間をかけることがないように、早期発見、早期治療を心がけるということで、積極的に医療機関を活用するということでした。 ところが、中には何か勘違いをしたようなところもあって、医療機関に行くことを控えるかのような推奨がされたこともありました。 早期に発見できれば重