最新情報

理想実現のための代謝促進23 エネルギー代謝による体脂肪対策

体脂肪は、脂肪細胞の中に蓄積されている脂肪のことで、内臓脂肪と皮下脂肪に大きく分けられています。内臓脂肪は内臓の周りについている脂肪で、腹部から太っていくのは内臓脂肪が増えた証拠とされます。皮下脂肪は皮膚の奥についている脂肪で、表面に近いところに蓄積されています。 体脂肪は脂肪の形としては中性脂肪で、これは脂肪の最小単位の脂肪酸が3つ結びついています。飲食で摂った脂肪が多くて、体内で消費され


身体年齢13 筋肉量の加齢推移

筋肉は身体を支えるためにも活動をするにも、エネルギー代謝を高めるためにも重要な役割をしています。実年齢が進み、高齢になってくると筋肉量が減ってきます。運動をすれば筋肉の衰えを抑えることができると言われているものの、高齢者は運動の効果が現れにくいのは事実です。 “貯筋”という用語があって、筋肉は年齢を重ねると減る一方になるので、運動の効果があるうちに筋肉量を増やしておこうという考えを表していま


サプリ概論258 機能性表示食品の事後チェックの透明性10

3 打消し表示 機能性表示食品の表示においても、打ち消し表示が行われる場合があります。打ち消し表示が強調表示と同一視野に記載されていなかったり、同一視野であっても離れた箇所に記載されていたり、隣接した箇所に小さな文字で記載されるなど、強調表示と一体として認識されない表示方法である場合には、景品表示法上の問題となるおそれがあります。 また、打ち消し表示の内容についても、それが打ち消し表示とし


発達障害支援10 応用行動分析の認識

発達障害がある子どもは、いくつかの課題を抱えていて、望ましいとされる行動が取りにくいことがあります。そのような子どもに、発達障害児の改善に使われている応用行動分析が活用されることが多くなっています。 応用行動分析(Applied Behavior Analysis)はABAとも呼ばれていて、人間の行動を個人と環境の相互作用の枠組みの中で分析して、さまざまな問題の解決に応用していく理論と実践の


身体年齢12 加齢によるカルシウム吸収率の低下

カルシウムの必要量は年齢によって異なっています。厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」(2020年版)では、1日の推奨量は男性では18〜29歳で800mg、30〜74歳で750mg、75歳以上で700mg、女性では18〜74歳で650mg、75歳以上で600mgとなっています。 この摂取量は吸収率が関係しています。18〜74歳の女性は650mgとされていますが、この年代は1日に190〜200m


Medical Diet179 中鎖脂肪酸の特別の性質

中鎖脂肪酸はMCTと略されていることは、最近のテレビやネットのコマーシャルで広まっています。脂肪であっても、機能性がある商品なので、健康食品と同様に表現に規制がかかっています。そのために、どんな機能があるのか、なかなか伝わらない状況があります。 MCTはMedium Chain Triglycerideの略で、日本語の中鎖脂肪酸は直訳的な表現です。脂肪酸は炭素、水素、酸素が鎖のようにつながっ


健康食品 敵か味方か40 病気の人には試験は行われない

健康食品は食品であるので、誰が使ってもよいというのが大前提です。誰が、ということは病気の人が、その状態を改善するために使ってもよいわけですが、病気を治すような効果は表示することは法的に禁止されています。 これは健康食品を医薬品と勘違いして、本来の医薬品を使わない、治療を受けないことによって病気を悪化させるようなことがないように、というのが法律の主旨です。 病気の人が使うものではないとい


Age free岡山12 歩く健康づくりの参加者を増やす

この連載コラムの10回目に「1歩の経済的価値」との題で、何人が何歩を歩くと、どれだけ医療費が削減できるのかについて実例を紹介しました。1歩の経済的価値を知って、多くの自治体が実施して、成果が発表されてきましたが、徐々に効果が現れにくくなっていくのは、ほとんどの自治体で見られたことです。 結果がよければ、もっと歩く歩数(距離と時間)を増やそうと考えるところですが、ただ歩数を増やせば、好結果が拡


あくまでも噂話115「時代劇の時代考証」

東京にいたときのこと、時代考証を仕事とする人と何度か仕事をしていました。その当時は作家団体の理事を務めていて、“江戸を歩く”という趣味活動をしている作家や編集者もいれば、時代小説の作家と時代考証家の集まりもあって、よく参加していました。当時の私は“酒のペンクラブ”の会員でもあって、江戸時代から続く飲み屋、その伝統を受け継いでいる飲み屋にも詳しかったので、よく集まりに呼ばれていました。 そのと


記念日6月1日〜10日

広く健康に関わる記念日について紹介します。 6月1日 日本冷凍事業協会が陰暦の6月1日が江戸時代の氷室の日であったことから「氷の日」と制定。日本チューインガム協会が6月1日は歯固めの日として硬いものを食べて健康増進を図る風習があることから「チューインガムの日」と制定。全国鮎養殖漁業組合連合会が鮎の旬が6月であることから「鮎の日」と制定。Jミルクが国連食糧農業機構の世界牛乳の日に合わせて「牛乳