最新情報
健康情報28 「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」その3
厚生労働省は、「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」を発表しました。前回のアルコールの代謝と飲酒による身体等への影響についての続きを紹介します。 ②性別の違いによる影響 女性は、一般的に男性と比較して体内の水分量が少なく、分解できるアルコール量も男性に比べて少ないことや、エストロゲン(女性ホルモンの一種)等のはたらきにより、アルコールの影響を受けやすいことが知られています。 この
健康情報27 「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」その2
厚生労働省は、「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」を発表しました。前回の趣意に続き、アルコールの代謝と飲酒による身体等への影響について紹介します。 ◎アルコールの代謝と飲酒による身体等への影響について (1)アルコールの代謝 飲酒した際、飲んだお酒に含まれるアルコールの大半は、小腸から吸収され、血液を通じて全身を巡り、肝臓で分解されます。アルコールの分解には、体内の分解酵素が関与し
2月25日の記念日
「とちぎのいちごの日」栃木いちご消費宣伝事業委員会が、いちごの流通が多い1〜3月と、と(10)ちぎのいちご(15)から合計で25になることから1月25日、2月25日、3月25日を制定。 「ひざ関節の日」キューサイが膝は英語でニー(knee)から2、楽しいことをニッ(2)コ(5)リと表現することから組み合わせて制定。 「ヱビスの日」サッポロビールがヱビスビールが初めて販売された1890年
発達栄養140 食物アレルギーの状況
「幼児期の健やかな発育のための栄養・食生活支援ガイド」の中から、むし歯の有無別の間食の与え方について紹介します。これは平成27年度乳幼児栄養調査結果に基づいて発表されたものです。 ここでは、食物アレルギーの状況の結果を紹介しています。 回答者は0〜6歳児の保護者です。 3)食物アレルギーの状況 食事が原因と思われるアレルギー症状を起こしたことがある子どもの割合は14.8%で、そ
健康情報26 「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」その1
厚生労働省は、「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」を発表しました。 アルコール健康障害対策基本法(平成25年法律第109号)第12条第1項に基づき、アルコール健康障害対策の総合的かつ計画的な推進を図るために策定されたアルコール健康障害対策基本計画の第2期計画においては、その基本的施策として、飲酒に伴うリスクに関する知識の普及を図るために、国民のそれぞれの状況に応じた適切な飲酒量・飲酒行
健康情報25 運動による脳内ドーパミンの遊離と認知パフォーマンス向上
1回の有酸素運動が認知パフォーマンスを向上させることは、これまでの多くの研究から知られていて、その評価の多くは認知課題に対する反応の速さ(反応時間)の向上によって示されてきました。 1回の運動による反応の速さの向上は、運動による覚醒レベルの上昇などに起因するとされてきました。しかし、運動によって反応の速さが短縮するメカニズムは明らかではありませんでした。 電気通信大学大学院情報理工学研
2月24日の記念日
毎月24日:「ブルボン・プチの日」(ブルボン)、「削り節の日」(東京削節類卸協同組合)
「三」3 「三つ子の魂百まで」その2
「三つ子の魂百まで」というのは、持って生まれた性格は生涯変わらない、幼いときに得た性格は年老いても変わらない、という意味だという辞書的な解釈について前回(「三」2)紹介しながら高齢化の課題を考えるきっかけとして文を書きました。 それに続いて、今回は「三つ子の魂」についての考察です。 3歳までは急激に成長する時期で、知能も大きく発達していきます。その差は子どもによって大きく、3歳児健診で
体質との調和11 β2アドレナリン受容体遺伝子タイプの特徴
日本人に特徴的に多い肥満遺伝子タイプの3パターンの最後は、一般に“バナナ型肥満”と呼ばれるタイプです。エネルギー代謝が低く、やせているものの筋肉が少なく、太った後にはやせにくい特徴があります。 若いときにはやせていたけれど、現在は太っている人に多くみられますが、日本人の約20%が該当していて、1日の基礎代謝量は200kcalほど高くなっています。 他の2タイプ(リンゴ型、洋ナシ型)は基
健康情報24 一人暮らし男子大学生の飲酒頻度
大学生の居住形態と飲酒との関連性は以前から示唆されていましたが、大規模な人数で長期にわたるフォロー期間をもった研究による統計的に意義のある両者の因果関係は解明されてきませんでした。 大阪大学大学院医学系研究科と大阪大学キャンパスライフ健康支援・相談センターの研究グループは、居住形態と飲酒のリスクについて比較して、高頻度の飲酒習慣になるリスクについて発表しました。 対象となったのは大阪大