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健康食品の法規制26 規制の法規講習は変化に対応するため

健康食品の表示の規制の講習は、規制する側の行政機関によっても実施されています。大都市部に限られてはいるのですが、行政側が作成した資料に基づいて学ぶので、その信頼度は高く、これを受講することには安心感があります。 しかし、取り締まり側が実施する講習をクリアしたことで、もう絶対に安心というわけにはいきません。よく言われるのが、「取り締まりする側が、本当のことを言うわけがない」ということで、“手口


代謝と高中性脂肪血症8 動脈硬化予防のための食事のポイント

◎コレステロールを増やす食品を控える 高中性脂肪血症は動脈硬化の危険因子の一つですが、ほかに高LDLコレステロール血症、高血圧、糖尿病なども動脈硬化を促進させます。動脈硬化を予防するためには、次のことに注意が必要となります。 肉類などの動物性脂肪には飽和脂肪酸が多く含まれ、これが肝臓で合成されるコレステロールの材料になります。また、コレステロールの多い肉の脂身、バター、牛乳なども控えます。


エネルギー代謝66 代謝を低下させる高血圧

血圧が高いと、強い圧力で血液を押し出しているので、臓器や器官、全身の細胞にも血液によって運ばれる栄養素が効果的に押し込まれているのではないか、と思い込まれることがあるのですが、これとは逆のことが起こっています。逆というのは、血液によって運ばれている栄養素が充分に細胞に取り込まれていないということです。 血圧は心臓から送り出された血液が動脈にかけている圧力のことで、これが高まりすぎたのが高血圧


DNA Answer45 噛むことの重要性

食事の始まりは口の中に入れた食べ物を噛むことから始まります。特に噛み方を教えていない3歳児でも、飲み込むまでに15回ほどは噛んでいます。これは平均的な回数であって、歯の状態、口腔内の状態がよくない場合には、噛む回数が減ることは当然に考えられることです。 よく噛むことによって食べたものが細かく砕かれるとともに、唾液が多く分泌されて、消化が進みやすくなります。唾液には消化酵素のアミラーゼが含まれ


理想実現のための代謝促進5 エネルギーの使い道

健康状態を高めるためには、多くのエネルギーを作り出すことが必要ですが、飲食で摂ったエネルギー源(糖質、脂質、たんぱく質)が、すべてエネルギーになってくれるわけではありません。 1日に摂取したエネルギー源のうち約70%が基礎代謝に使われます。基礎代謝は生命維持に必要なエネルギー量のことで、細胞の中で行われる生化学反応に使われます。寝たきり状態でも使われるエネルギー量であって、これ以外は活動代謝


ツイン・ウォーク49 ポールでやってはいけないこと

2本のポールを使って歩くノルディックスタイルのウォーキングは、上半身も使って歩くことから、筋肉強化にもエネルギー代謝の向上にも役立つ歩行法となっています。ポールの種類(後つきのスポーツ感覚の歩き方をするタイプ、前つきで安全性を確保する歩き方をするタイプ)、普及団体によって歩き方の流派のようなものがありますが、歩くことに関しては、それぞれの考え方で実施してもらえればよいと思っています。 共通し


発達支援推進46 学習障害としての運動機能への対応

発達障害の学習障害では、感覚過敏によって学びにくい子どもに対する対策が進んでいます。視覚過敏から白い紙がまぶしく見えて、紙に書かれた文字がよく見えないということがあります。その場合には紙の色を変える、見やすい形や色の文字にするといった方法が採られています。 体育も学習の一つと考えると、感覚過敏のために体育で学ぶときに支障が出ている場合には、対処をすべきですが、そのようなことは、あまり聞くこと


発達栄養98 冷めた料理しか食べない子ども

食事は温かいものは温かいまま、冷たいものは冷たいままで提供するのが、おいしく食べるための基本となります。温かいものは60℃以上、冷たいものは12℃以下が標準となります。70℃を超えると熱く感じます。 発達障害児にみられる感覚過敏では、60℃であっても70℃以上に感じて、熱すぎて食べられないということがあります。そのために冷めたものしか食べられないということがあるのですが、それだけでなく、冷め


健康食品 敵か味方か25 過去に医薬品の成分だった健康食品の成分

医薬品の成分だったものが今は食品の成分として健康食品に使われていると言うと、二つの反応が返ってきます。一つは「健康食品に化学合成の成分が入っているのか」で、もう一つは「それだけ効果があるということか」ということです。 医薬品の成分というと化学合成されたものと認識されがちですが、天然成分が医薬品となっている例もあります。医薬品であった成分が食品成分として健康食品に使われているなら、有効性が確認


代謝と高中性脂肪血症7 中性脂肪改善の食事のポイントその2

◎脂質の摂りすぎに注意 脂質は、植物油大さじ1杯(12g)で約100kcalと高エネルギー量のため、油を使った料理は高エネルギーになりがちです。例えば、揚げ物に使われている油の量は、とんかつ(1人前)12g、フライドポテト(Mサイズ)20g、てんぷら(1人前)15gと多いため、食べる回数を少なくします。 バター、マーガリン、マヨネーズ、ドレッシングなど油が多い調味料も控えめにします。