

最新情報
健康情報47 高カカオチョコレートの摂取と認知機能
カカオポリフェノールを含む食品が認知機能に及ぼす影響を示す論文は国内外で数多く報告されていますが、間食として適切な用量のチョコレートで認知機能の維持について報告した事例はほとんどありませんでした。 明治と理化学研究所生命機能科学研究センターの共同研究グループは、人間を対象とした2つの研究を行い、高カカオチョコレートの摂取が集中力を維持して、連続的な認知課題時における認知機能のパフォーマンスの
健康情報46 舌の筋力とサルコペニアの関連
サルコペニアは、加齢に伴う筋肉量の減少と筋力の低下を特徴とする症候群で、その進行によって身体機能の低下、QOLの低下、社会活動の妨げに関わるとされています。サルコペニアに関連する因子として、加齢、低栄養、抑うつ、全身疾患があげられます。 近年、口腔とサルコペニアとの関連の報告が増えていますが、多くの先行研究において、サルコペニアを一部の診断項目で評価したり、口腔関連の調査項目が少ないなど、調
3月8日の記念日
「ミツバチの日」日本養蜂協会が、みつ(3)はち(8)の語呂合わせで制定。 「レモンサワーの日」サントリースピリッツがレモンの酸(3)味と炭酸のパチパチ(8)の語呂合わせで制定。 「サバの日」鯖や(大阪府豊中市)がサ(3)バ(8)の語呂合わせで制定。 「鯖すしの日」すし慶(滋賀県長浜市)がサ(3)バ(8)の語呂合わせで制定。 「サヴァ缶の日」東の食の会、岩手缶詰、岩手県産がサ
Supplement Design6 機能性の高さゆえの“危険性”
サプリメント・健康食品の機能性は、研究は進んでいたものの、それを表示して販売することができない時代には、もっと研究したいと研究者が望んでも決定的な研究発表ができないという状態がありました。そのために、新たなサプリメントなどの素材や製品が、なかなか登場しないという時期もありました。 機能性を表示して販売できるものとしては、1991年に特定保健用食品(トクホ)の制度が始まりましたが、それに続く機
健康情報45 肝硬変患者の転倒と骨折の実態
転倒による骨折は一般的な医療問題で、移動能力の低下、それに伴う医療費の増加、予後と関連しています。2017年には世界で60万人以上が転倒をきっかけに死亡したと報告されていて、転倒を未然に予防することは喫緊の課題と考えられます。 転倒の一般的なリスク因子には、高齢、神経筋疾患、鎮痛薬の使用、下肢筋力低下などがあげられますが、さらに肝硬変患者ではサルコペニア、フレイル、肝性脳症も転倒につながるこ
3月7日の記念日
「さかなの日」さかなジャパンプロジェクト推進協議会が、さ(3)とな(7)の日に魚を食べることを提案していることから制定。 「サウナの日」日本サウナ・スパ協会がサ(3)ウナ(7)の語呂合わせで制定。 「メンチカツの日」味のちぬや(香川県三豊市)がメンチカツを関西ではミンチカツと呼ぶことからミ(3)ンチ(7)の語呂合わせで制定。 「ななつのしあわせミックスナッツの日」九南サービス(宮
メディカル×ダイエット13 民族による血液温度の違い
日本人は冷え性が多い国民と言われていて、その理由として血液温度が低いことがあげられています。手足が冷えるのは、血流がよくないために温かな血液が巡ってくるまでに時間がかかり、放熱に対して熱の補充が間に合わないからだ、と説明されることがあります。 血流の低下は、確かに冷えの原因ではあるものの、日本人の場合には他の大きな要因があります。それはタイトルにあるように血液温度の違いで、日本人は欧米人など
健康情報44 加齢と性別による足首を素早く動かす能力の変化
高齢者の歩行速度に関わる下肢機能として、足関節底屈機能の重要性が多数報告されています。これまで足関節底屈の筋力(強い力を出す能力)だけでなく、運動速度(素早く動かす能力)も歩行にとって重要であることが報告されてきましたが、足関節底屈運動速度の基礎的な特性については明らかにされていませんでした。 底屈運動速度が加齢に伴って、どのように変化するのか、また男女間で機能が異なるのかなどの機能特性を明
3月6日の記念日
「ミールタイムの日」ファンデリー(東京都北区)がミールタイムを通じて食事の大切さを知ってもらうことを目的にミー(3)ル(6)の語呂合わせで制定。 「ミロの日」ネスレ日本が麦芽飲料ミロの普及を目的としてミ(3)ロ(6)の語呂合わせで制定。 「スリムの日」ワコールが3月から薄着のシーズンでスリ(3)ム(6)の語呂合わせで制定。 毎月6日:「メロンの日」(全国メロンサミットinほこた開
忘れる脳力7 軽度認知障害の脳力
認知症は忘れやすくなるだけでなく、忘れたことも忘れるという状態で、高齢化率が高まっていくにつれて、認知症患者が増えていくのは当然と言われます。 厚生労働省の「日本における認知症の高齢者人口の将来推計に関する研究」の推計では、2020年の65歳以上の高齢者の認知症有病率は16.7%で、その数は約602万人であって、高齢者の6人に1人が認知症となる計算です。 認知症の検査をすると、完全に認