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講習NAVI31 発達栄養学とメディカルダイエット

発達障害の支援活動を進めるために、発達障害児支援施設を運営するNPO法人(特定非営利活動法人)では監事、発達障害児と保護者の地域支援をするNPO法人でも監事、地域の発達障害支援を手がける一般社団法人では理事を引き受けています。これらの法人を通じて、交流をしている保護者グループや自治体関連機関、大学などを通じてメディカルダイエット研究の成果を伝えています。 その研究成果というのは“発達栄養学”


ツイン・ウォーク3 歩いて多くエネルギーを発生させる

左右の脚を交互に前に出せば歩くことはできるものの、このことによって効率よくエネルギーを作り出せるとは限りません。東京にいたときに日本ウオーキング協会の仕事をしている中で、日本ウォーキング学会の会長と巡り合い(会長は当時は日本ウオーキング協会の理事でもあった大学教授)、健康づくりのためのウォーキングの技術的な面を学ぼうとしたのですが、望みはかなえられませんでした。 「歩くのは健康で、健康だから


脂肪代謝促進研究30 L‐カルニチンの摂取タイミング

サプリメントの成分は摂取されるタイミングが決まっています。水溶性の成分は胃の中にある水分によって溶けるので、いつ摂っても吸収されます。それに対して脂溶性の成分は食事に含まれる脂肪分に溶けてから吸収されます。そのため、食事の前後に摂るのが原則となります。 代謝促進成分のα‐リポ酸とL‐カルニチンは水溶性で、コエンザイムQ10は脂溶性です。水溶性の成分であれば、いつ摂ってもよいとはいっても、α‐


Diet Designer24 文化性のないダイエットは苦行なり

ダイエットを医療行為のように有無を言わさずに成果を出そうと思ったら、相当の負担をかけることになります。血糖値や中性脂肪値を下げるために食事を大きく制限して、食べたいものも食べられない、空腹を我慢して過ごすということでは通常は長く続くものではありません。 運動にしても、血圧、血糖値、中性脂肪値、LDLコレステロール値を効果的に下げる方法は解明されていることから、プログラムどおりに実施してもらえ


健康・火の用心13 魚の脂肪なら多く摂ってよいとは限らない

肉に含まれる脂肪酸は飽和脂肪酸が多いのに対して、魚に含まれる脂肪酸は不飽和脂肪酸が多くなっています。飽和脂肪酸は常温では固形で、血液中で多くなると固まりやすく、血流を低下させ、動脈硬化のリスクを高めます。不飽和脂肪酸は植物油や魚油に多く、常温では液状で、血液中は固まりにくく、多く摂ることで動脈硬化のリスクを抑えることができます。 動物の血液中で飽和脂肪酸は溶けた状態で流れています。それは動物


発達栄養講習7 自律神経調整の研究進展

人間の生活のリズムは自律神経によって整えられています。自律神経は呼吸、血液循環、体温調節、消化、吸収、排出、内臓の働き、免疫、生殖などの機能をコントロールするために24時間働き続けている神経系です。 昼間や活動しているときに活発に働く交感神経と、夜間やリラックスしているときに活発に働く副交感神経の2種類があって、身体の機能を調整しています。 自律神経は、環境や身体の状況に応じて、本人の


あくまでも噂話87「日本ボディビル・フィットネス連盟」

公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟は日本のボディビルの総本山で、全国に都道府県連盟が存在しています。日本ボディビル・フィットネス連盟は、公益財団法人日本健康スポーツ連盟と同じビルの別の階に本部があります。というのは、日本ボディビル・フィットネス連盟の会長と日本健康スポーツ連盟の理事長が一時期同じ方であったことが関係しています。 その両団体のトップであったのは玉利齊さんですが、通常は


健康情報共有28 乳酸菌の100億個は多いのか少ないのか

健康のキーワードとして「100億個」が登場してから久しいのですが、いまだに「なんと!100億個」というフレーズが耳に残って、あたかも数多くが摂取できるような気になりがちです。そのフレーズは青汁のテレビコマーシャルから始まり、今では乳酸菌の健康食品の比較にも使われています。「200億個」「300億個」という数です。 世界人口が2022年のうちには80億人に達するというので、100億というのは確


ツイン・ウォーク2 ウォーキングの2つの健康効果

「ツイン・ウォーク」という言葉を使うと、「2人で歩くのか」「2本のポールを使って歩くのか」と聞かれることがあります。その意味も含めてのネーミングではあるのですが、歩く(walk)ことには、一般にイメージされる効果だけではなくて、別の効果もあるということを知らせるために使っています。 その複数の効果を得るために、同じ歩くにしても姿勢を変える、速度を変える、ポールを使うなど歩き方を変えるといった


脂肪代謝促進研究29 余分な脂肪はL‐カルニチンで解消

代謝促進成分はα‐リポ酸、L‐カルニチン、コエンザイムQ10が代表的なもので、初めに医薬品成分から食品成分として使用が許可されたのは2001年のコエンザイムQ10でした。続いて2002年にL‐カルニチン、2004年にα‐リポ酸が同じく医薬品成分から食品成分としても使うことができるようになりました。 α‐リポ酸にはブドウ糖を細胞のミトコンドリアに取り込む働きがあり、L‐カルニチンには脂肪酸をミ