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発達栄養講習11 味が混ざることへの抵抗感

料理は、一つひとつの素材を味わうものではなく、複数の素材の味が混ざり、それを調整する調味料によって、特有のおいしさが引き出されます。中でも煮物は、素材のおいしさを引き立たせてくれるものです。 ところが、発達障害がある場合には、煮物は一つひとつの食材は食べることができても、肉、じゃがいも、ニンジン、タマネギが一緒に煮込まれて出てくると、味が混じることで食べられない、食材の味がわからなくなるから


あくまでも噂話88「日本ワールドゲームズ協会」

スポーツの最高峰というと、本来は世界選手権なのですが、お祭りのオリンピックを最高峰と考えている人も少なくありません。最近はオリンピックでも、これまでのメジャースポーツだけでなく、人気が高まっている“マイナースポーツ”も採用されるようになっています。そのためにメダリストが大増産されています。 マイナースポーツといっても世界的に人気が高いから採用されているわけですが、それに比べるとマイナースポー


健康・火の用心16 健康のための“彩食”主義

“彩食主義”という言葉を初めて見た人の多くは、2つの反応をします。1つは「菜食主義の間違いじゃないか」ということで、もう1つは「彩食に何か意味を持たせているのではないか」ということです。雑誌の記事に“彩食主義”というテーマを掲げた原稿を提出したときに、編集者から“菜食主義”と直されて発行された経験があります。 文字の書き間違い(変換ミス)で菜食が彩食となったわけではなくて、わざわざ彩食とした


発達支援推進1 発達障害の理解不足が改善を阻害している

発達障害がある子どもは、すべての子どもの10%にも及んでいるとされています。すべての小学生と中学生を合わせると953万人を超えていますが、そのうちの10%は約95万人となります。発達障害は、成長につれて程度の差は現れるものの根本的には生涯を通じて改善されるものではないことが発達障害の困難さを高める結果となっています。 発達障害の兆候が発見される機会としては3歳児健診が多く、発達障害児支援の児


脂肪代謝促進研究33 「入浴×食事」の効果を高めるL‐カルニチン

メディカルダイエットはエネルギー代謝の促進を目的とした手法で、運動と食事、入浴と食事、運動と入浴の組み合わせによってエネルギー代謝を高めることができます。そこにL‐カルニチンを組み合わせることで、さらにエネルギー代謝が高められます。 「入浴×食事」のメリットは、入浴のあとで食事をするというタイミングによって得ることができます。 入浴は温度によって自律神経の交感神経と副交感神経の働きが切


エネルギー代謝46 L‐カルニチンは怠け者のサプリメントか

太る原因は食事によるブドウ糖か脂肪酸の摂りすぎが第一の原因です。ブドウ糖が血液中に多くなると、肝臓で脂肪酸に合成されます。脂肪酸を減らすには、エネルギー代謝によって効率よく使うことは必要で、そのためには身体を動かすことが重要となります。食事で摂る脂肪を減らして、脂肪酸を少なくすることを考えるのではなくて、脂肪酸をエネルギー化することを重視することです。 身体を運動などで動かせば、効率よく脂肪


ツイン・ウォーク6 普通歩行の速度と脂肪代謝

普通歩行というと時速4kmが標準とされていますが、個人によって普通に歩ける速度、効果的な移動速度は違っています。一般的には時速2.9〜3.6kmで、時速4kmというと、やや早い感じです。普通歩行でよいと言われると、つい楽な速度で歩いてしまいがちですが、それではウォーキングによる健康効果が得にくくなります。どんな健康効果かというと、有酸素運動による脂肪代謝です。 脂肪代謝といってもピンとこない


発達栄養講習10 食事に関係する感覚過敏の特性

発達障害の子どもには特徴的な感覚の偏りがみられ、中でも感覚過敏と感覚鈍麻が大きな特徴としてあげられています。五感の偏りは、発育につれて神経発達が進む中で、初めのうちは抵抗感があることであっても、五感の慣れから受け入れられるようになっていくものと一般に考えられています。 味覚の酸味や苦味は有害な物質として判断される味であることから乳幼児には嫌われるものですが、食べ続けているうちに慣れていき、五


記念日11月22日〜28日

広く健康に関わる記念日について紹介します。 11月22日 余暇開発センターが、いい(11)夫婦(22)の語呂合わせで「いい夫婦の日」と制定。元禄産業(大阪府東大阪市)が回転寿司の考案者の白石義明の誕生日(1913年11月22日)にちなんで「回転寿司記念日」と制定。ユーセイ・プロモーション(東京都目黒区)が二十四節気の小雪に甘酒を飲むと身も心も温まるということで「甘酒ヌーボーの日」と制定。全国


発達栄養78 食事に関係する五感以外の感覚過敏

発達障害の特性として現れやすい感覚過敏は五感(味覚、触覚、視覚、聴覚、嗅覚)に関するものが多くみられますが、五感とは関係がない感覚過敏もみられます。直接的には関係がないとしても、そのきっかけには五感を強く刺激され、それが記憶に残っていて、感覚過敏として現れるということも少なくありません。 五感以外の食事に関連する感覚過敏としては、以下のことがあげられます。 ・ストローを使う牛乳パックが嫌い