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発達障害支援10 応用行動分析の認識
発達障害がある子どもは、いくつかの課題を抱えていて、望ましいとされる行動が取りにくいことがあります。そのような子どもに、発達障害児の改善に使われている応用行動分析が活用されることが多くなっています。 応用行動分析(Applied Behavior Analysis)はABAとも呼ばれていて、人間の行動を個人と環境の相互作用の枠組みの中で分析して、さまざまな問題の解決に応用していく理論と実践の
身体年齢12 加齢によるカルシウム吸収率の低下
カルシウムの必要量は年齢によって異なっています。厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」(2020年版)では、1日の推奨量は男性では18〜29歳で800mg、30〜74歳で750mg、75歳以上で700mg、女性では18〜74歳で650mg、75歳以上で600mgとなっています。 この摂取量は吸収率が関係しています。18〜74歳の女性は650mgとされていますが、この年代は1日に190〜200m
Medical Diet179 中鎖脂肪酸の特別の性質
中鎖脂肪酸はMCTと略されていることは、最近のテレビやネットのコマーシャルで広まっています。脂肪であっても、機能性がある商品なので、健康食品と同様に表現に規制がかかっています。そのために、どんな機能があるのか、なかなか伝わらない状況があります。 MCTはMedium Chain Triglycerideの略で、日本語の中鎖脂肪酸は直訳的な表現です。脂肪酸は炭素、水素、酸素が鎖のようにつながっ
健康食品 敵か味方か40 病気の人には試験は行われない
健康食品は食品であるので、誰が使ってもよいというのが大前提です。誰が、ということは病気の人が、その状態を改善するために使ってもよいわけですが、病気を治すような効果は表示することは法的に禁止されています。 これは健康食品を医薬品と勘違いして、本来の医薬品を使わない、治療を受けないことによって病気を悪化させるようなことがないように、というのが法律の主旨です。 病気の人が使うものではないとい
Age free岡山12 歩く健康づくりの参加者を増やす
この連載コラムの10回目に「1歩の経済的価値」との題で、何人が何歩を歩くと、どれだけ医療費が削減できるのかについて実例を紹介しました。1歩の経済的価値を知って、多くの自治体が実施して、成果が発表されてきましたが、徐々に効果が現れにくくなっていくのは、ほとんどの自治体で見られたことです。 結果がよければ、もっと歩く歩数(距離と時間)を増やそうと考えるところですが、ただ歩数を増やせば、好結果が拡
あくまでも噂話115「時代劇の時代考証」
東京にいたときのこと、時代考証を仕事とする人と何度か仕事をしていました。その当時は作家団体の理事を務めていて、“江戸を歩く”という趣味活動をしている作家や編集者もいれば、時代小説の作家と時代考証家の集まりもあって、よく参加していました。当時の私は“酒のペンクラブ”の会員でもあって、江戸時代から続く飲み屋、その伝統を受け継いでいる飲み屋にも詳しかったので、よく集まりに呼ばれていました。 そのと
記念日6月1日〜10日
広く健康に関わる記念日について紹介します。 6月1日 日本冷凍事業協会が陰暦の6月1日が江戸時代の氷室の日であったことから「氷の日」と制定。日本チューインガム協会が6月1日は歯固めの日として硬いものを食べて健康増進を図る風習があることから「チューインガムの日」と制定。全国鮎養殖漁業組合連合会が鮎の旬が6月であることから「鮎の日」と制定。Jミルクが国連食糧農業機構の世界牛乳の日に合わせて「牛乳
健康食品の法規制40 効果があれば売れるとは限らない
健康食品の販売傾向の推移を見ていくと、新たな素材を使ったものが注目され、販売数も増えやすい傾向があります。新商品の販売実績のデータを見ても、同様の傾向があり、従来の商品ではなく、新たな商品、新たな素材を使った商品、有効性が言われている素材を使った商品、そして機能性表示食品が売れ筋商品となっています。 効能効果を期待させるような表示をしていて、実際には期待したような結果が得られなかった人には、
身体年齢12 加齢によるカルシウム吸収率の低下
カルシウムの必要量は年齢によって異なっています。厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」(2020年版)では、1日の推奨量は男性では18〜29歳で800mg、30〜74歳で750mg、75歳以上で700mg、女性では18〜74歳で650mg、75歳以上で600mgとなっています。 この摂取量は吸収率が関係しています。18〜74歳の女性は650mgとされていますが、この年代は1日に190〜200m
エネルギー代謝73 エネルギー物質はエネルギーではない
細胞の中のミトコンドリアはエネルギー産生の小器官で、一つずつは小さな存在ですが、数が多くて、細胞によって差は大きいものの、200〜2000個ものミトコンドリアが存在しています。全身の細胞のミトコンドリアの重量を合わせると、全体重の10%にもなります。それくらい重要な器官であり、エネルギーが多く作り出されないと正常な働きができないことになります。 ミトコンドリアでエネルギーを作り出すのはTCA