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2023/10/31 足らぬ足らぬは努力が足らぬ

苦しかった時代のことは思い出したくないという人も多いのですが、なぜか思い出したくないことを思い出し、思い出したいことが思い出せないということがあります。これも年齢を重ねてきて、いろいろと体験しすぎたことや、脳の機能の低下が関係しているのかもしれません。 私の親の世代に聞くと、思い出したくない言葉というかキャッチフレーズとして「足らぬ足らぬは工夫が足らぬ」があげられることが多いようです。これは


記念日11月1日〜10日

広く健康に関わる記念日について紹介します。 11月1日 日本Glycemic Index研究会がグリセミックインデックス(GI)の血糖値が上昇しにくい低GI値の普及のために、体にいい(11)の語呂合わせと、IndexのIを1に見立てて「低GIの日」と制定。日本医師会の設立日の1947年11月1日と、いい(11)医(1)療の語呂合わせで「いい医療の日」と制定。かんぽ生命保険が1928年11月1


これって聞き間違い? 6「設立費用を出した人の権利」

これまで特定非営利活動法人(NPO法人)から始まって、新たな法人制度が設けられるたびに一般社団法人、一般財団法人の設立、公益社団法人、公益財団法人への移行を支援してきました。自分でも代表や役員となって、複数の公益活動をするための団体を作ってきました。 こういった法人は、設立にかかる費用は、とりあえず出せる人に出してもらって、会費や活動収益から返して終わりということにしてきました。してきたとい


健康スポーツ18 ツイン・ウォーク

2本のポールを使って歩くノルディックスタイルのウォーキングについては以前に(健康スポーツ5)紹介しました。 ツイン(twin)は対(つい)を意味する言葉です。ツイン(twin)・ウォーク(walk)は「2人で歩く」「2本のポールを使って歩く」との意味も含めたネーミングではあるのですが、歩く(walk)ことには一般にイメージされる効果に加えて、別の効果もあることを示しています。 その複数


健康スポーツ17 インターバルウォーキング

ウォーキングはスポーツかどうかという議論は前から、そして今でも続いています。競わないスポーツである市民スポーツの国際市民スポーツ連盟に日本も所属していて、日本市民スポーツ連盟の活動の中心はウォーキングです。 日本市民スポーツ連盟と連携しているのは日本ウオーキング協会です。ウォーキングは一般名称で、ウオーキングは日本ウオーキング協会の固有名詞です。 何を競うかというと、それは時間です。一


健康リテラシー9 食事と運動の組み合わせ

食事と運動という健康づくりの基本は、別々に語られることもあるものの、両方を組み合わせることによって、その効果を高めることができます。その説明にも複数の根拠が示されていますが、私たちが研究するメディカルダイエットではエネルギー代謝を高めることを目的として食事と運動を組み合わせた実践をすすめています。 食事と運動の組み合わせというと、私たちのNPO法人(特定非営利活動法人)が日本メディカルダイエ


エネルギー代謝97 エネルギーチャージの限界

1日に必要な摂取エネルギー量は、性別、身長、体重、活動量などによって異なりますが、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」(2020年)に計算法が示されています。これを参考に、多すぎず、少なすぎないエネルギー源(糖質、脂質、たんぱく質)を摂れば健康が維持されるというのは基本的な考えです。 エネルギー源が不足していてはエネルギーも多く作り出せないということになるのですが、それだけで可能なのかという


噛む噛むeverybody40 よく噛んでエネルギー代謝促進

早食いは太る、健康に悪影響を与えると言われますが、このことについての研究も、さまざまな機関で行われてきました。食べるのが早く、飲み込むまでの咀嚼する回数が少ないほど、体重、BMI(体格指数)が増加することは知られたことであり、早食いが食べ過ぎに関係すること、食事誘発性体熱産生量を減らすことが理由として説明されています。 しかし、固体について飲み込むときの食べ物の大きさと食事誘発性体熱産生量に


噛む噛むeverybody39 咀嚼による食後の糖代謝

よく噛んで食べることによって消化が進み、食後の糖代謝が促進されることは以前から知られていました。具体的な数値についての研究が複数進められていて、今回紹介するのはキユーピーと早稲田大学が共同して実施した研究成果です。 研究テーマは、野菜を「咀嚼して食べるとき」と「咀嚼せずに食べるとき」の食後の代謝への影響でした。 試験は19人の健康な成人男性を被験者として、咀嚼条件(千切りキャベツ+ゼリ


健康食品 敵か味方か67 “ぼやけ”の解消はピント調整ではない

健康食品の中でも機能を表示して販売できる機能性表示食品は、どんな機能なのかわからないような機能が表示されていることがあります。中でもわかりにくいのは目の機能で表示される「ぼやけの解消」です。 文字を見ていて、ぼやけを感じるのは、いわゆるピントが合わなくなった状態で、カメラのレンズを通した画像が“ぼやけた状態”であればピント調整をして、くっきりと見えるようにします。 そのイメージで「ぼや