最新情報

講習NAVI1 資格認定者が活躍できる新たな講習

特定非営利活動法人(NPO法人)日本メディカルダイエット支援機構は、「メディカルダイエット」と冠した資格認定ができる団体のメリットを活かして、メディカルダイエットアドバイザーの資格認定講習を実施しています。 “メディカル”と名乗っているのは、医学的研究に基づいた食事療法と運動療法を提供しているという意味もあって、その対象者は医療的なケアが必要な人と、その人を支援する人です。 このまま進


Medical Diet144 ブドウ糖は必須ではない!?

必須アミノ酸という用語があります。これは体内で合成されないために食事で摂る必要があるアミノ酸のことで、健康維持のために必要な20種類のアミノ酸のうち9種類が該当しています。必須アミノ酸はイソロイシン、ロイシン、リシン、メチオニン、フェニルアラニン、トレオニン(スレオニン)、トリプトファン、バリン、ヒスチジンです。 これらのアミノ酸が、どんな食品に含まれているかを調べなくても、肉、魚、卵、牛乳


整えるダイエット15 筋肉を増やすための鉄の摂取

ミネラルの鉄というと貧血との関係がよく言われますが、ダイエットによって不足して、これが貧血だけでなく、エネルギー代謝にも大きな影響を与えています。 鉄はエネルギー代謝の酵素の構成成分となるミネラルで、赤血球の色素成分であるヘモグロビンの成分として酸素の運搬、細胞への酸素の取り込み、老廃物の炭酸ガスとの取り替えの機能があります。 また、赤血球の生成とともに鉄欠乏性貧血の予防、免疫細胞の成


健康あない人17 サプリメントと医薬品の相互作用の活用

アメリカの医療制度は定額払い方式で、同じ疾患、同じ治療法であれば、医療費も同じというのが原則になっています。日本のように長く入院させて、多くの検査をして、医薬品も多く使うということをしたら、収入は同じなので損をしてしまうことになります。ここが出来高払い方式の日本と大きく異なるところです。 だから、できるだけ医療にかかる経費を減らそうとするのが当たり前で、短い期間で費用を多く使わないで治すのが


Diet Designer18 野菜が多くても便通が少ない理由

アメリカ人の便通回数は、かつては週に4回だと前に紹介しましたが、野菜の摂取量が日本人よりも多くなったことで、日本人の平均回数の週7回に近づいてきたのではないか、と考えられてきました。しかし、実際には週5回と、それほど大きな改善とはなっていません。 野菜の摂取量が多いということは、食物繊維が多くなっていると想像されるところですが、食物繊維が多く含まれるのは根菜類で、その摂取量は日本人のほうが多


あくまでも噂話81「ゴーストライターと監修」

書籍を見るときの基本中の基本は、名前を出している人が著者なのか監修者なのかです。特別に著者とも監修者とも書かれていなくて、ただ名前が出ていたら、これは著者による著書ということになります。 そこで名前を出している人が、すべてを書いているという前提で購入して読んでいくわけですが、実際は著者が一部しか書いていない、もしくはまったく書いていなくて、まるで監修者のように全体を見ただけ、場合によっては全


記念日9月20日〜26日

広く健康に関わる記念日について紹介します。 9月20日 子どもの成長啓発デー実行委員会が国際組織の設立された2013年9月20日にちなんで「子どもの成長啓発デー」と制定。日本心・血管病予防会が敬老の日の前日を「心・血管病予防デー」と制定。毎味水産(愛知県西尾市)が敬老の日は海老を食べる日として「海老の日」と制定。毎月20日は「シチューライスの日」(ハウス食品)、「発芽野菜の日」(村上農園)。


エネルギー代謝38 AMPキナーゼの活用

有酸素運動は、酸素を取り込みながらエネルギー代謝を盛んにしていく運動です。細胞内のエネルギー産生器官のミトコンドリアのTCA回路では酸素を用いて、ブドウ糖や脂肪酸をエネルギー源として代謝が行われています。 TCA回路でブドウ糖と脂肪酸を代謝した結果として、エネルギー物質のATP(アデノシン三リン酸)が作られます。ATPからリン酸が1個離れてADP(アデノシン二リン酸)になるときにエネルギーが


発達栄養70 ネタばらし1:好き嫌いを超えた食べられないものの実態

発達栄養は、発達障害児のための栄養学として研究が始まりました。発達障害児であると、子どもであろうと、それ以外の人であろうと、栄養学の基本中の基本が変わることはありません。食べたものが胃で消化され、小腸で吸収され、血液中に入ってからは循環して、内臓や器官で代謝して、大腸を通じて排出されるという一連の流れに違いはありません。 この一連の流れの始まりは食べることで、必要なものを食べれば流れが始まる


サプリ概論222 ネタばらし2:薬学としての健康食品研究

サプリメント・健康食品の研究を始めたのは、病院栄養管理の業界の敵情視察がきっかけではあったものの、有効性の研究が日本は世界的に進んでいて、ちゃんとしたものを、ちゃんと使えば、期待する効果が得られることもわかってきました。 健康食品業界との付き合いはメディア(週刊誌の取材・執筆)を通じて始まりましたが、健康食品を「無理なく無駄なく」使いたいという考えに賛同してくれる専門家と巡り合うことができて