最新情報

ポストコロナ「嵐の前のKinKi Kids」2

新型コロナウイルス感染症の収束が見えてきた段階で、すべてを緩めてしまうのではなくて、再び感染拡大が起こることを想定して、この「嵐の前の静けさ」のうちに準備を進めていくことをすすめています。それはコロナ対策のことではなくて、コロナ禍の外出自粛で低下してしまった国民的な健康度をV字回復させるための方策です。 外出自粛で最も低下したのは歩く力、歩いて健康を維持する力ですが、ただ歩く機会を増やせばよいと


サプリ概論84 ビタミンの摂取量13

ビタミンB₆は水溶性ビタミンで、多くの量を摂っても体内では長くは保持されず、その多くはエネルギー代謝で使われることから毎日摂る必要があります。ビタミンB₆の保持時間は12時間ほどであるので、1日に2回の摂取が必要になります。1回だけの摂取では充分な量を摂ったとしても不足することがあるわけです。ただし、耐容上限量が定められていて、過剰症が起こるため、これを超える量の摂取は控えるべきです。 1日に摂


健康ウォーキング27 尿酸対策のウォーキング2

有酸素運動の中でも、特にすすめられるのは体に無理がかからず、長時間続けられるウォーキングです。尿酸値が高い人は、太っている人が多く、ウォーキングだけでは物足りないという人も少なくありません。『高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン』では、BMIが高値の生活習慣病の危険度が高いグループの痛風発症リスクは1.5倍も高くなっています。 しかし、激しい運動をしても痛風発症リスクは下がりにくく、適度な運動のほ


学習障害186 隠れた能力を発揮させるための基礎講習

発達障害による学習障害であることを子どもに伝えていない、隠したまま学習塾で学ばせたいという要望をもって、子どもを学習塾に預けようという保護者もいます。それが少ないわけではなくて、普通クラスに通っている子どもの場合には、本人に伝えてショックを与えたくない、できれば発達障害であることを隠して学力を高めたいということを希望する保護者も増えてきています。 学習障害の子どもたちと話してみると、小学生でも5


ポストコロナ「嵐の前のKinKi Kids」1

コロナ後を考えることが大テーマであるのに、なぜKinKi Kidsなのかという疑問が出ることは承知してのことですが、これは「嵐の前の静けさ」をもじった結果で、嵐といえば惜しまれつつも活動休止した国民的アイドルグループです。「嵐の前の静けさ」というのは、大事件や異変が起こる前に、それを予見するように一時的に訪れる静けさのことを指していて、もともとは暴風雨が襲ってくる前に一時的に風雨が収まって静かな状


栄養士は発達障害児の栄養指導もできるのか

栄養の話は医師がするものではない、と言うつもりは毛頭ないのですが、医師の全員が大学で栄養学を学んでいるわけではないのは事実です。どれくらいが学べているのかというと、医師を養成する医学部の中で栄養学講座があるのは3分の1にも達していません。これは教育の問題ではあるものの、少なからず保険制度にも関係があります。病院で栄養指導をして保険点数がつくのは管理栄養士だけで、医師が栄養指導を行っても“一銭にもな


健康ウォーキング26 尿酸対策のウォーキング1

運動をすることをすすめられると検査数値の改善を強く意識することから、ついつい激しい運動を始めようと考える人も少なくありません。 しかし、生活習慣病の予防・改善のための運動の中でも、痛風予防の尿酸値を下げるための運動では、身体に負担がかかることは避けなければなりません。激しい運動をすると全身の代謝が高まり、そのために尿酸のもとになるプリン体が体内で増えていきます。特に増えるのは、運動の強度が高まり


発達栄養学186 家庭、技術・家庭教科での食に関する指導・小学校6

文部科学省の「食に関する指導の手引」では教科ごとの食に関する指導を各論として掲載しています。ここでは家庭、技術・家庭の小学校の食に関連する内容を前回に続いて紹介します。 *1食分の献立作成の方法については、献立を構成する要素として主食、主菜、副菜を扱い、これらの組み合わせで1食分の食事が構成されていることがわかるようにします。また、主食、主菜、副菜などの組み合わせを考え、それぞれの料理に含まれる


ポストコロナ「急いで回れ」6

新型コロナウイルス感染症の重症化リスクが高いのは基礎疾患の中でも高血圧、糖尿病、脂質異常症(高中性脂肪血症、高LDLコレステロール血症)とされています。これらの疾患に共通しているのは動脈硬化を進行させるということで、その先には心疾患(心臓病)、脳血管疾患という死に直結する恐ろしい状態が待っています。それだけに、どんなにワクチン接種による副反応があっても、接種はするべきだという説得材料となってきまし


サプリ概論83 ビタミンの摂取量12

ナイアシンは水溶性ビタミンで、ニコチン酸とニコチンアミドの総称です。多くの量を摂っても体内では長くは保持されないものの、体内で合成されるので比較的不足しにくくなっています。しかし、肉類、魚介類、きのこ類、穀類に多く含まれることから、これらが不足している場合にはサプリメントでの補給も必要となります。ただし、耐容上限量が定められていて、過剰症が起こるため、これを超える量の摂取は控えるべきです。1日に摂