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忘れる脳力29 老後の初心
「初心忘るべからず」の最後の教えは、「老後の初心忘るべからず」で、室町時代の能楽の大家の世阿弥が記した能の秘伝書『花鏡』の「是非とも初心忘るべからず」、「時々の初心忘るべからず」に続く言葉です。 「時々の初心忘るべからず」では、それぞれの段階の初心について記されていて、その段階には老後も含まれています。家元制度のような伝統芸の世界では、身体が動き限りは、たとえ体力の衰えで表立った芸事が続けら
忘れる脳力28 時々の初心
室町時代の能楽の大家の世阿弥が記した能の秘伝書『花鏡』に残した言葉には、「是非とも初心忘るべからず」に続いて、「時々の初心忘るべからず」と書かれています。 年盛りから老後に至るまでの、それぞれの段階で年相応の芸を学び、それぞれの初めての境地を覚えていることによって、幅広い芸が可能になると説明されています。 年齢に相応しい芸と技能があり、それぞれの段階を経験して、それぞれの試練を乗り越え
忘れる脳力27 是非の初心
一般に「初心忘るべからず」の意味として使われているのは、室町時代の能楽の大家の世阿弥が記した能の秘伝書『花鏡』に残した言葉のうちの「是非とも初心忘るべからず」の意味するところです。 是非は舞が良くても悪くてもという意味で、初心者のもつ緊張感とひたむきさには人を引き込む力があり、勢いと緊張感は忘れてはならないということを示しています。 未熟だったときに励んだこと、困難に向き合ったときに乗り越
記念日9月21日〜30日
9月21日 「ガトーショコラの日」1998年9月21日にガトーショコラ専門店からガトーショコラが販売されたことを記念して制定。 毎月21日:「木挽BLUEの日」(雲海酒造)、「漬物の日」(全日本漬物協同組合連合会) 9月22日 「フィットネスの日」日本フィットネス協会が設立日にちなんで制定。 毎月22日:「カニカマの日」(スギヨ)、「禁煙の日」(禁煙推進学術ネットワーク)、「夫婦の日
9月20日の記念日
「子どもの成長啓発デー」子どもの成長啓発デー実行委員会が国際組織の設立された2013年9月20日にちなんで制定。 毎月20日:「ワインの日」(日本ソムリエ協会)、「信州ワインブレッドの日」(信州ワインブレッド研究会)、「シチューライスの日」(ハウス食品)、「発芽野菜の日」(村上農園)
日々修行21 近くにいる人を大切にする
現在の環境は、それが好ましいことであれば、ずっと続くことを願うのが通常の感覚で、願うところまでいかないとしても、現状が継続されることを前提として暮らすのが普通のことです。 しかし、私の場合は、父親が警察官で転勤によって住むと地域が変わるのが当たり前のことだったので、ずっと同じところにいるという感覚はありませんでした。 だからといって親元から離れた後も住まいを転々と変えるということは普通
健康思想16 統合的な健康づくり
全身の働きの関係に着目して、統合的に健康づくりをすることは「integrative health」と呼ばれています。これを日本語で検索すると「統合的な健康」となって、表現的に少し違和感がある訳語が出てきます。 このほかに「統合医療」という用語も出てくることがありますが、これは「health」ではなくて「medicine」が相応しいので、本来なら「integrative medicine」の訳
健康思想15 身体の相関性を考える
医療の基本は検査をして、病名を特定して、それを改善することです。まずは検査をすることが重要ということを伝えるために、メディアでも「とにかく検査を受けよう」ということが強調されています。 検査をしないことには体調不良があったとしても、その原因を把握することはできません。また、体調不良がないとしても、変化に気づいていないだけで、検査をしないと本当のところはわからないというように言われます。
健康思想14 生きがいの創出
年齢を重ねても働くことができる制度の導入は、ベテラン世代の心身の衰えだけでなく、さまざまなロスとの戦い(体力、お金、地位、家族、友人など)もあり、モチベーションの維持が働き続けるための重要なポイントとなります。 モチベーションを保つには、生きがいが重要となります。生きがいは、「生きる価値」「生きることの喜び・張り合い」を意味していますが、長寿地域を意味する「ブルーゾーン」の概念を広めたアメリ
健康思想13 高齢者の生きがい
定年退職年齢を65歳にして、さらに70歳まで希望をすれば働くことができる制度は、さまざまな社会情勢の変化だけでなく、高齢者の健康度の向上も影響を与えています。 2017年に日本老年学会と日本老年医学会が、これまでの前期高齢者(65〜74歳)、後期高齢者(75歳以上)とされてきた高齢者の区分を、准高齢者(65〜74歳)、高齢者(75〜89歳)、超高齢者(90歳以上)とすることを提言しました。