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メディカルダイエットアドバイザー趣意書2
2.活動背景 日本人の食事摂取量は減少しているにも関わらず、太っている人は増え、検査数値に異常を抱える人も生活習慣病になっている人も増え続けています。現在の摂取エネルギー量は男女平均でも終戦直後を下回っており、食うや食わずの時代よりも食べる量が減っています。それにも関わらず太っている人が増えたのは運動不足だけではなく、食べている内容と食べ方に問題があることがわかっています。 メディカル
メディカルダイエットアドバイザー趣意書1
1.活動趣意 特定非営利活動法人日本メディカルダイエット支援機構は、生活習慣病対策のための医学、生理学、栄養学、薬学、運動科学、食品学、サプリメント科学などの科学的な研究に裏付けられたEBM(Evidence Based Medicine)に基づくメディカルダイエットについて研究を進め、健康づくり団体・健康スポーツ団体などを通じて、広く健康づくりに取り組む方々に向けて情報発信に取り組んでき
脳の健康寿命38 歯が多いほど脳の健康も保たれる
“8020運動”という厚生労働省の健康づくり運動があります。運動といっても、身体を動かすほうの運動ではなくて、みんなで行動を起こすほうの運動です。これは1989年に当時の厚生省と日本医師会が一緒になって始めたもので、「80歳になっても20本の以上の自分の歯を保とう」というスローガンが掲げられました。 永久歯は親知らずを含めて32本がありますが、このうち20本以上の歯があれば食生活に問題なく、生涯
学習支援31 勘違いされやすいアーレンシンドローム1
感覚過敏の視覚過敏が疑われる状態であっても、アーレンシンドローム(Hren Syndrome)であることが少なくありません。アーレンシンドロームは視覚の過敏症と呼ばれていて、視覚と過敏の用語が使われているものの、まったく異なるもので、光の一部に対する感受性が高いために起こっています。これとは逆に、光の一部に対する感受性が低いために色が見えなくなっているのが色盲や色弱となります。 光は3原色から構
Medical Diet28 エネルギーロスを有効に使おう
体脂肪の蓄積量の変動は、食事で摂るエネルギー量と、運動など身体を動かすことによって消費されるエネルギー量のバランスだと一般には説明されています。また、摂取エネルギー量が同じであれば、同じように体脂肪が蓄積されると説明されることも多いのですが、必ずしも摂取エネルギー量と蓄積される体脂肪の量が比例するわけではありません。 食事で摂ったエネルギー源の糖質、脂質、たんぱく質は、エネルギーとして身体に蓄積
四字熟語でコロナ後を考える2「一期当選」
コロナ禍を経験して、さまざまな制度の見直しが検討されていますが、選挙区の区割りも、その一つです。次の衆議院選挙では、選挙区の区割りの変更による10増10減の方針が掲げられています。まだコロナの影響で、どうなるか見えないところではあるのですが、現状では小選挙区が289議席、比例代表が176議席となっています。 区割りの変更は1票の格差を是正するための方策で、総務省が国勢調査の確定値から割り出した定
Medical Diet27 脂肪は体内では燃焼していない
脂肪燃焼という言葉はイメージしやすく、効果も伝えやすいことから講演などで言葉としては使うことがあるのですが、受講者に渡す資料でも講習テキストでも“代謝”に統一しています。 一時期「燃焼系サプリメント」が流行していましたが、その販売メーカーに知り合いがいたことから、何を意味する言葉として使っているのか聞いたことがあります。そのときの答えは「健康的に活き活きと燃焼した生活をしてほしい」という理解が難
脳の健康寿命37 血流をよくして脳の機能を維持
認知症は脳血管性の疾患も原因の一つとなっていますが、それだけでなく血流の低下からアルツハイマー型認知症の発症を早めることも知られています。脳の血流がよければ、認知症のリスクが低下するということですが、血流を盛んにすることよって脳に多く運ばれて、認知機能を高めているのは酸素とブドウ糖です。ブドウ糖は平常時では唯一の脳細胞のエネルギー源です。そのブドウ糖をエネルギー化するためには酸素が必要です。 血
学習支援30 勘違いされやすいハイリー・センシティブ・チャイルド3
発達障害と勘違いされやすいハイリー・センシティブ・チャイルドの4つのチェック法の意味について説明していきます。 Depth 初めの特徴は、物事の本質を突くような鋭い反応をすることや、とても子どもの反応ではないと思われるような発言をすることがあります。その反面、じっくりと考えているために行動を起こすのに時間がかかり、引っ込み思案のように見えることがあります。 Overstimulation
Medical Diet26 中性脂肪は肝臓で合成されている
動物性の食品に含まれている脂肪は中性脂肪です。脂肪細胞に蓄積される中性脂肪も中性脂肪なので、脂肪細胞の中の中性脂肪を減らすためには、食事で摂る中性脂肪を減らせばよいと単純に考えられがちです。しかし、中性脂肪が多く含まれる肉の摂取量を減らせば、それだけで脂肪細胞の中の中性脂肪が減らせるわけではありません。 中性脂肪は大切なエネルギー源で、同じ重量であれば脂肪酸は糖質(ブドウ糖)、たんぱく質(アミノ