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日々修行123 市民活動の法人化
特定非営利活動法人(NPO法人)の制度が始まったのは1998年のことです。 1995年に阪神・淡路大震災が発生して、市民ボランティアの活動が重要であるとの認識が広まり、市民活動団体が法人格を得やすいようにすることを目的に制度化されました。 きっかけは市民活動であったものの、当時の法人格は株式会社、有限会社、財団法人、社団法人が主なもので、それ以外は法人格を持てなかったことから、さまざま
シン・日本人の体質18 東洋医学の検査は治療にもなる
検査と治療が同じということは西洋医学ではあり得ないことです。検査によっては、検査をするほど身体に影響を与えることがあり、検査も過剰にならないようにすることが求められています。 これに対して、東洋医学では検査が治療になるものもあり、中でも特徴的なものはツボ療法です。痛みや臓器の異常などがあると、指でツボに触れると痛みや圧迫感、こりなどの反応を感じます。 指で触れることによって、どこに異常
支援する人を支援する16 栄養講習の支援
食事を通じた栄養の支援というと、食事を提供することがイメージされることから「こども食堂」を運営しているのか、そこに食材などを提供しているのかと聞かれることがあります。それは専門の方にお任せすることにして、私たちが実施しているのは食事を提供して「支援している人を支援する」という内容です。 食事を提供する方や協力する方に栄養面の話をするところから始めてきましたが、「栄養云々よりも食べてもらうこと
12月30日の記念日
毎月30日:「EPAの日」(日本水産)、「サワーの日」(宝酒造)、「みその日」(全国味噌工業協同組合連合会)
日々修行122 公益100%の活動
私どもの日本メディカルダイエット支援機構の法人形態は特定非営利活動法人です。特定非営利活動法人はNPO法人とも呼ばれます。 これは「Non Profit Organization」の略で、直訳すると「利益を得ない団体」となります。この場合の利益というのは分配をする稼ぎのことで、利益が得られたら、これを公益活動に注いでいくのが本来の形です。 NPO法人と名乗ったときには、“儲けでやってい
セカンドステージ37 年齢別の平均寿命の比較その2
平均寿命は、その年に生まれた子どもが現在と同じ環境(社会状態、経済状態など)であると想定した場合に、どこまで生きることができるかという推計値です。このことについては、前回(セカンドステージ36)紹介した通りです。 このデータは厚生労働省による平均寿命の統計として発表されていて、最新の2020年のデータから、ここでは岡山県の男性を例にしてみていくことにします。岡山県の女性の平均寿命は日本一で、
100kcal栄養学4 食事摂取基準の栄養バランス
栄養バランスというと、食品の重量で考えようとすることが多く、「肉を100g食べたら、どれくらい野菜を食べればよいか」とか「肉と魚を、どれくらいの割合で食べればよいか」という発想をしがちです。 バランスのよい食事というと、たんぱく質、脂質、糖質(炭水化物)、ビタミン、ミネラルの必要とする量を摂取できることが示されていて、これは重量に着目しています。 これに対して厚生労働省は、「PFCバラ
12月29日の記念日
「福の日」紀文食品が正月行事本来の意味を知って福を招いてもらうことを目的に、お正月前の12月、29で福(ふく)の語呂合わせで制定。 毎月29日:「ふくの日」(日本アクセス)、「クレープの日」(モンテール)、「Piknikの日」(森永乳業)、「肉の日」(都道府県食肉消費者対策協議会)
日々修行121 「三方好し」の発想
社会貢献したい、社会課題の解決に手を出し延べたいという人が、その思いで終わってしまうことを何度も目にしてきました。それは思いを抱いた方のせいではなくて、その思いを現実化させる環境が整っていなかったことが大きいように感じています。 崇高な思いのままに支援活動に取り組んでもらうためには、さまざまな支援の方法があり、それを手掛ける団体が多数あって、自分に合った方法があることを知ってもらうことが大切
老いの脳力4 有酸素運動による脳力向上
歩くことは有酸素運動であり、歩くほど身体的にも脳機能の向上にもよいと言われています。歩く距離は高齢になると短くなる傾向があり、歩数も少なくなります。厚生労働省の「国民健康・栄養調査」(令和5年版)を見ても、男女ともに40歳代が歩数のピークで、そこからは年齢を重ねるほど歩数は減っていきます。 高齢になるほど脳の機能が低下してくるので、その機能を保つためには歩いて、酸素を多く取り入れて、脳にも酸