最新情報
記念日6月1日〜7日
広く健康に関わる記念日について紹介します。 6月1日 日本冷凍事業協会が陰暦の6月1日が江戸時代の氷室の日であったことから「氷の日」と制定。日本チューインガム協会が6月1日は歯固めの日として硬いものを食べて健康増進を図る風習があることから「チューインガムの日」と制定。全国鮎養殖漁業組合連合会が鮎の旬が6月であることから「鮎の日」と制定。Jミルクが国連食糧農業機構の世界牛乳の日に合わせて「牛乳の日
甘辛二刀流が糖尿病研究のきっかけだった
子どものときから日本酒に関心があった、などというと、どんな子ども時代を過ごしてきたのかと言われそうですが、幼少期に過ごした母の実家がお寺で、饅頭と日本酒は常にキープされていました。饅頭の話は別の機会にするとして、子どものときに日本酒は飲むものではなくて、お寺の儀式でお燗をつけたり、お酌をして回るというのが孫の仕事でもありました。ちなみに、母の実家は新潟県の出雲崎という良寛和尚の故郷の町で、後に岡山
地域の健康対策は竹槍では通用しなくなっている
無謀なことをする人を「竹槍で突っ込む」と表現することがあります。竹槍(たけやり)というのは第二次世界大戦の本土決戦に備えて竹の先端を斜めに切って、槍のように使った訓練をした意味のない行動を指していて、実際に日本人が竹槍で戦うことはありませんでした。ところが今、実際の竹槍を構えているわけではないのですが、それと同じことをして強敵と戦おうとしている人が少なくありません。今の時代の強敵といえば新型コロナ
発達栄養学117 野菜が食べられない子どもの対応4ビタミンの話2
発達障害による極端な偏食のために野菜が食べられないという子どもは少なくありません。しかし、そのほとんどは特定の苦手な野菜があって、その苦手とすること(見た目、味、食感など)を料理で手を加えることで改善できます。ところが、中には野菜全般が食べられなくて、野菜を食べることができるまで待っていたら栄養不足になりかねないという例もあり、すぐに対応する必要があります。 野菜で摂取するべき栄養素としてはビタ
健康寿命延伸のための提言44 提言のエビデンス6心理社会的要因2
国立高度専門医療研究センター6機関(国立がん研究センター、国立循環器病研究センター、国立精神・神経医療研究センター、国立国際医療研究センター、国立成育医療研究センター、国立長寿医療研究センター)が連携して、研究成果として「疾患横断的エビデンスに基づく健康寿命延伸のための提言(第一次)」を公開しています。提言のエビデンスの解説(第2回)を紹介します。 アメリカのおよそ2,000人の女性の双生児ペア
ワクチンは昔と今では接種対象が変わったのか
医学・科学の専門家から学んだ中で、これは常識と太鼓判を押されていたことが、まるで違っていると考えなければならないことが突きつけられることがあります。常識と決めるのが怖くなるほど、新たな研究成果が発表されるたびにドキドキして見なければならないことがあります。そのドキドキを平日は毎日のように味わっています。 というのは、私が個人的に2010年の4月から毎週1回発信し続けている「健康情報メール」のリサ
発達障害の改善と自転車との関連
自転車に乗れないという子どもが増えています。移動手段があまりなかった時代には自転車は重要なものでしたが、都市部に暮らしていて、他に移動手段(バス、電車、地下鉄など)があると特に不便を感じることはありません。大手おもちゃ販売店の調査(20〜59歳)では、自転車に乗れないのは1.4%で、乗れるようになった年齢の平均は5.7歳でした。これは大人を対象とした調査なので、乗れるのがほとんどという結果です。
学習障害116 イチゴを使ったケーキの見分け方
イチゴは果物の中では桃と並んで傷みやすいものの代表とされています。輸入イチゴには防カビ剤としてポストハーベスト(収穫後農薬)が使われて、長く傷まないようにさせることができます。輸入イチゴには収穫後だけでなく、栽培中にも殺菌剤としてキャプタン、殺菌剤としてマラチオンが使われています。イチゴは国産品種が多く開発されて、輸入イチゴを目にすることは少なくなりました。 わざわざ輸入イチゴを見つけてきて、こ
なぜボランティアでスポーツ競技が成り立つのか
スポーツの競技団体は、オリンピック、ワールドゲームズから各競技団体の世界選手権、各国大会まで、大会運営だけでなく、競技団体の役員はボランティアです。職員の場合は給料が支払われ、交通費などの実費も支払われていますが、役員は常勤でない限りは実費程度しか支払われていません。潤沢に活動資金がある団体や、マイナースポーツの中にみられるように特定の企業の広報活動の一環として行われている場合には役員に定額が支払
越後人は濃い味付け好きと思われていた
新潟県民のイメージというと、今ではテレビ番組の秘密のケンミンSHOWのおかげもあって変わってきましたが、私が大学のために上京したときには、真面目で我慢強くてという通り一遍のことと同時に、“しょっぱいものを食べている”というのが定番の評価でした。母の実家がお寺で、父の実家が米屋だったせいなのか、それとも両親ともに後に健康オタクと評されるほどの意識の持ち主だったせいか、県内にあっては薄味を好んでいまし