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セカンドステージ70 家元制度の教育の仕組み

家元制度は日本独特の伝統をつないでいくシステムで、常に上を目指して学んでいく修行のような活動があって成り立つものです。 茶道や華道では、トップが直接教えるのは上位の資格者に対してであって、その多くは講師となります。この講師が下(質ではなく上下関係)の資格認定講習の講師となって教えます。 この第一段階の資格認定者が、その下の第二段階の資格認定講習の講師となります。これが流派などによって段


食事摂取基準103 n–3系脂肪酸2

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中からn–3系脂肪酸の「欠乏の回避」を紹介します。 〔欠乏の回避〕 小腸切除や脳障害などのために経口摂取ができず、n–3系脂肪酸摂取量が非常に少ない患者において、鱗状皮膚炎、出血性皮膚炎、結節性皮膚炎、成長障害が確認され、n–3系脂肪酸を与えたところ、これらの症状が消失または軽快したことが報告


食事摂取基準102 n–3系脂肪酸1

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中からn–3系脂肪酸の「基本的事項」を紹介します。 〔基本的事項〕 n–3系脂肪酸は、生体内で合成できず(他の脂肪酸からも合成できない)、欠乏すれば皮膚炎などが発症します。したがって、必須脂肪酸となっています。 また、n–3系脂肪酸の生理作用は、n–6系脂肪酸の生理作用と競合して生じるも


9月16日の記念日

「アサイーの日」ブラジルに移住した日本移民がアサイーの栽培に尽力したことから、日本移民が到着した1929年9月16日にちなんで制定。 「牛とろの日」十勝スロウフード(北海道清水町)が、牛(9)とろ(16)の語呂合わせで制定。 毎月16日:「十六茶の日」(アサヒ飲料)、「トロの日」(カッパ・クリエイト)


金言の真理6「困った時の神頼み」2

PHP研究所は松下幸之助さんが設立した研究機関ですが、一般には研究所というよりも出版社のイメージがあるかと思います。原則的には京都本部は研究、東京本部は出版という区分けになっています。 前回(金言の真理5)は、「松下政経塾 塾長講話」のテープ起こしの依頼を受けて、松下さんの言葉を直に聞きながら原稿作成に取り掛かったということまで書きました。 当時は他にも複数の仕事をしていたので、1か月


強み8 サプリメントとの長い関わり1

私の臨床栄養の師匠である山本辰芳先生(管理栄養士)が日本臨床栄養協会の設立時の副会長を務めていた関係で、厚生労働省が保健機能食品のアドバイザリースタッフ養成について検討する委員会を設けたときに、私も委員として参加しました。 山本先生が所長を務めるH.D.S.研究所では主任研究員を務めていました。大病院出身の管理栄養士、医学博士などがいる中で、通常の医学、栄養学では存在価値がないだろうとの考え


学習特性サポート96 食事によって学習時間に交感神経が働く

人間の活動時間は朝に目覚めて家を出てから、家に帰ってくるまでの時間とされています。人間の身体の調整は自律神経が司っていて、昼間の活動時間は交感神経がメインに働き、夕方から朝までは副交感神経がメインに働いています。 食事でいうと朝食と昼食は交感神経、夕食は副交感神経が盛んに働いているときに食べています。消化・吸収・排泄でいうと、交感神経は胃液の分泌を抑え、小腸の吸収を抑え、大腸の蠕動運動を抑え


代謝科学22 脂肪代謝のEPOC効果

運動をし慣れていない人は、同じだけの運動をしても、運動をし慣れている人に比べると酸素を取り込んで有効活用するエネルギー代謝の力が低くなっています。 また、運動をし慣れた人に比べると、同じ負荷の運動であっても最大酸素摂取量が高まりにくくなっています。 最大酸素摂取量というのは、1分間に体重1kgあたり取り込むことができる酸素の量で、一般には全力で運動をしたときの酸素量を指しています。


9月15日の記念日

「ひじきの日」日本ひじき協議会が、敬老の日を制定。健康で長生きを願って、ひじきを食べてもらう日としてPRイベントを実施。 「マスカットの日」岡山県の農家がマスカットの最盛期に制定。 「スナックサンドの日」フジパンが、1975年9月15日に食パンのミミを落として中身をはさんで圧縮したスナックサンドを初めて販売したことにちなんで制定。 「石狩鍋記念日」石狩鍋復活プロジェクトあき味の会


金言の真理5「困った時の神頼み」1

今回のお題の「困った時の神頼み」は、「苦しい時の神頼み」という使い方もされますが、苦しくなったときや自分の力だけでは解決できないときに、神仏に助けを求めることを指しています。 そこから転じて、普段は関心がないような顔をしたり、当てにしていない振りをしているのに、都合がよいときだけ頼ろうとする態度を戒める意味でも使われています。 大手出版社でゴーストライターを務めるきっかけとなったのは、