最新情報

健康デザイン47 握力を測定する意味

健康デザインのために実施する身体年齢測定では、握力の測定を実施しています。握力は利き腕や仕事などで盛んに動かしているほうが強くなる傾向があることから、左右の握力が測定されます。 握力は加齢を推定する数値として活用されています。握力は物を握りしめる力のことで、前腕屈筋群と手筋の力を指しています。全身の筋肉量との研究から、大腿四頭筋力、背筋力と握力との相関性が報告されています。 また、握力


8月22日の記念日

「みんなのあんバターの日」ベンヌ(東京都世田谷区)の社員が、毎月1日の「あずきの日」と8月21日の「おいしいバターの日」の日付を組み合わせて制定。 毎月22日:「カニカマの日」(スギヨ)、「禁煙の日」(禁煙推進学術ネットワーク)、「夫婦の日」(毎日新聞、味の素など)、「ラブラブサンドの日」(日糧製パン)


日々修行357 エネルギー代謝科学研究の歩み

エネルギー代謝科学研究のお題で前回(日々修行356)は、サプリメントの話で終わりました。それに続いて今回は、栄養学を駆使した発達障害児の支援まで、エネルギー代謝との関わりについて書いていくことにします。 サプリメントというと、なんだか医薬品の薄いもの、医薬品よりも効果が弱いものという印象が抱かれがちで、それはサプリメント講習でも受講者の多くが抱いているイメージと合致していることです。


セカンドステージ66 誰もが情報発信者

誰もがカメラマンになれる時代であり、情報発信者になれるということを前回(セカンドステージ65)書いて、スマホで簡単に撮影できることはリスクもあるということを述べました。 撮影した写真や映像は切り抜きされたら、全体像が見えにくく(見えなく)なって、間違いを発信することにもなりかねません。 わざと加工して、間違いを起こさせようとしたら、それも可能なことです。生成AIがスマホでも使えるように


業苦楽40 自分のための新規事業

新規事業を始めるのは、誰のためでもなく自分のためという考え方があります。 会社や団体が新規事業に取り組むのは、稼ぎを増やすためということもあれば、一つの事業では社会的困難が生じたとき(例えばコロナ禍)に生き残れなくなることから、幅を広めておくということもあります。 幅を広げておくということは事業(自業)を続けてきて、思いもしなかった苦しみに遭遇した人にとっては当然の発想です。 こ


健康デザイン46 三位一体の活動

自分の健康づくりに適した食事、運動、休養を組み合わせる健康デザインは、それぞれのパーツを選択して実施することが基本となります。 健康づくりに役立つものを組み合わせて効果を発揮させるためには、まずは自分の身体機能を知ることから始まります。その身体機能を知るために実施しているのが身体年齢測定と食生活チェックです。 身体機能と栄養状態を知って、それに合わせた健康づくりの手法を実施するのは、健


8月21日の記念日

「おいしいバターの日」富澤商店(東京都千代田区)が、1877年8月21日に第1回内国勧業博覧会(東京・上野公園)でバターを作る装置が出品されたことにちなんで制定。 「北本トマトカレーの日」北本トマトカレーの会(埼玉県北本市)が、きたもとご当地グルメ開発コンテストが開催された2011年8月21日にちなんで制定。 「治療アプリの日」CureApp(東京都中央区)が、ニコチン依存症向け治療ア


日々修行356 エネルギー代謝科学研究への道筋

「なぜ仕事先を転々と変えてきたのか」と聞かれることがあります。 確かに、社会人になってから厨房機器の全国団体(日本厨房工業会)の月刊機関誌の取材と編集を担当することになり、そこから臨床栄養の研究機関に移り、次々と新たな名刺を持つようになりました。 その名刺の団体は臨床栄養のHDS研究所で、当時の所長が臨床医と病院栄養士の全国団体(日本臨床栄養協会)の副会長(創設者の一人)であったことか


学習特性サポート83 学業技能向上へのアプローチ

発達障害の学習障害は、目先の状態が注目されることが目立っています。 数字が正しく書けない、鉛筆(シャープペンシル)で線がまっすぐに引けない、文字(ひらがな、カタカナ、漢字)が見たとおりに書けないといったことで、それを改善しようと目先の指導をしがちです。 もちろん、それは大切なことではあるものの、それだけではないというのが学習障害の改善に取り組むときの姿勢となっています。 子どもの


食事摂取基準85 生活習慣病等の重症化予防

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から「生活習慣病等の重症化予防」「今後の課題」を紹介します。 〔生活習慣病等の重症化予防〕 たんぱく質が関与した重症化予防の対象となる疾患として、フレイル(サルコペニアを含む)と慢性腎臓病があります。 なお、研究報告はあるものの、その数と質が十分ではなく、一定の結論が得られていないと判