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日々邁進26 叱ると怒るの違い

叱ると怒るは絶対的に違っているとアドバイスをしても、それが理解できない人は少なくありません。 本人としては叱っていると思っていても、実際には怒っていることがあり、怒られた人にして見れば、どのように説明されても怒っていることの言い訳としか思えないということがほとんどです。 あまりに当たり前のことと思って、あえて叱ると怒るの違いについては書かなくてもよいかと思っていたのですが、前々回(日々


金言の真理92「井戸を掘った人」5

若かりし頃のこと、テレビ時代劇の2時間スペシャルが始まり、大手広告代理店のテレビ局出身の方の紹介で、撮影現場に立ち合ったことがあります。 主な仕事はスケジュール管理で、出演する方の時間と予定を把握して、出演者に合わせて撮影シーンを調整するという地味な仕事でした。 その仕事は、ずっと座っているのが役割で、撮影現場から少しでも離れる人がいる場合には、私に声をかけるというルールがありました。


児童発達サポーター35 発達障害の食事に関係する特性2

発達障害の食事に関係する特性について、前回は牛乳を例にして紹介しました。それに続いて、感覚過敏だけが原因ではなくて、さらに考慮するべき点を書いていきます。 牛乳が苦手という子どもは、色や味、喉の通り方といった五感に関する理由だけでなく、牛が怖いから、臭いで嫌な思い出があるからということで飲めなくなったということもあります。 この記憶のために、感覚過敏の反応が強く現れることもあります。牛


負の歴史44 糖尿病の患者と予備群の数

糖尿病が国民病と呼ばれるようになったのは1970年代のことですが、その当時の患者数は約100万人と推計されていました。新たな調査結果が発表されるたびに増加傾向となり、平成28年(2016年)調査の「国民健康・栄養調査」(厚生労働省)では、糖尿病患者は約1000万人と発表されました。 国民健康・栄養調査では、糖尿病患者は「糖尿病が強く疑われる者」とされていて、一般に“糖尿病予備群”と呼ばれる人


食事摂取基準353 銅8

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から微量ミネラルの銅の「生活習慣病等の発症予防」を紹介します。 〔生活習慣病等の発症予防〕 銅の摂取と糖尿病発症リスクの関連を検討した疫学研究の結果は一致していません。 また、銅の摂取量と高血圧の発症の関連を検討した研究では、1日当たり1.57mg未満の銅摂取では、食事性銅摂取量の増加


食事摂取基準352 銅7

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から微量ミネラルの銅の過剰摂取の回避の「摂取状況」と「耐容上限量の策定方法」を紹介します。 〔摂取状況〕 平成30年・令和元年国民健康・栄養調査における日本人成人(18歳以上)の銅摂取量(平均値±標準偏差)は、1.24±0.44mg/日(男性)、1.07±0.39mg/日(女性)です。


糖尿病の倫理30 血管の老化を進めるブドウ糖

高血糖状態が5~10年も続くと、細小血管が高濃度のブドウ糖にさらされ、血管細胞内にブドウ糖が多く入り込み、新陳代謝が弱まっていきます。 このことが糖尿病によって血管の老化が進んで、細小血管(細動脈、細静脈)が傷んでいく大きな要因となっています。 血液中のブドウ糖は、全身の細胞の栄養源であり、それは血管の細胞にとっても同じことです。血液中のブドウ糖が正常範囲であれば、急に血管細胞に多くの


糖尿病の倫理29 ブドウ糖の赤血球への影響

毛細血管を通過する赤血球の直径は約8μmで、これよりも細い毛細血管を通過することができるのは、赤血球には弾力性があって、つぶれるようにして通るからだ、と前回説明しました。 これは一つひとつの赤血球が単独で通過する場合のことで、2つの赤血球、3つの赤血球がくっついて固まりになったものは通過できなくなります。 また、通過できたとしても時間がかかるようになって、酸素を全身の細胞に運ぶという、


糖尿病の倫理28 血管の太さの理解

糖尿病になると合併症が起こりやすく、それが治療を困難にさせていることは前回も触れました。その原因として血流が低下して血管の新陳代謝が遅くなることをあげましたが、それは複数の要因によって起こっています。 糖尿病になると血液中のブドウ糖が多くなるものの、それだけで血流が低下するわけではありません。一口に血管といっても、太さには大きな違いがあって、最も太い大動脈は500円硬貨と同じくらいのサイズで


糖尿病の倫理27 合併症の根底

「糖尿病で死ぬことはない」とは、検査を受けて高血糖を指摘された人が、よく口にする言葉です。こういった感覚が、糖尿病の受診を遅らせる原因となっています。 糖尿病になったからといって、それだけで亡くなることはないものの、年間の死亡原因を見ると、糖尿病は以前には第10位前後となっていました。 今では順位は下回っているものの、それでも年間に約1万6000人が亡くなり、数としては増えています。