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食事摂取基準368 ヨウ素4

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から微量ミネラルのヨウ素の欠乏回避の「推定平均必要量、推奨量の策定方法」を紹介します。 〔推定平均必要量、推奨量の策定方法〕 *成人・高齢者(推定平均必要量、推奨量) ヨウ素の摂取が適切な状態では、甲状腺のヨウ素蓄積量と逸脱量は等しく、ヨウ素濃度は一定となるので、甲状腺へのヨウ素蓄積量を必


食事摂取基準367 ヨウ素3

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から微量ミネラルのヨウ素の「指標設定の基本的な考え方」を紹介します。 〔指標設定の基本的な考え方〕 日本人のヨウ素の摂取量と摂取源は特異的であるため、欧米の研究結果を参考にするには注意が必要です。 しかし、日本人において、推定平均必要量の算定に有用な報告がないため、欧米の研究結果と食品


食事摂取基準366 ヨウ素2

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から微量ミネラルのヨウ素の基本的事項「消化、吸収、代謝」を紹介します。 〔消化、吸収、代謝〕 食卓塩に添加されたヨウ素(ヨウ化物またはヨウ素酸塩)は、ヨウ化物の形態で、消化管でほぼ完全に吸収されますが、昆布製品等の食品に含まれるヨウ素の吸収率は遊離のヨウ化物よりも低いと推定されています。


発達の伴歩17 発達障害の困難さの理解

発達障害は外見では見抜くことが難しく、そのために社会と馴染みにくい状況を悪化させて、特異な行動を起こす場合がみられます。 それは発達障害児(18歳未満)だけでなく発達障害者(18歳以上)も含めて多くの人たちが集う公共機関や交通機関、商業施設、金融機関、教育機関などでは、通常とは異なる行動をすることが多くみられる発達障害を理解することは非常に重要です。 中でも交通機関などのように安全対策


糖尿病の倫理40 飲酒で血糖値が下がる?

糖尿病の人は、自分に都合がよいように解釈しようとする気持ちが強いことが指摘されています。 25gのアルコール摂取について、「糖尿病を抑える作用がある」という説があり、それを心の拠り所(根拠)として、飲酒を控えるように言う声を聞こうとしないことがあります。 適度な飲酒は血糖値を安定させる作用があるものの、それは糖尿病まで進んでいない「血糖値が高めの人」に限ってのことです。 また、「


糖尿病の倫理39 飲酒と糖尿病の関係

糖尿病患者から聞かれることが多いことの一つに飲酒の頻度があります。「糖尿病になったので、どの程度に飲酒を控えればよいのか」とか「どれくらいなら飲んでも大丈夫か」という質問ですが、その答えは明らかで、糖尿病と診断されたら「飲酒は禁止」です。 それなのに飲酒が許可されることもあります。 これについて、よく言われるのが「主治医の飲酒の有無」です。医師が酒を飲まない場合は「絶対禁止」と言い、医


糖尿病の倫理38 糖尿病と脂肪蓄積の関係

肝臓には余分なエネルギー源(糖質、脂質、たんぱく質)を脂肪酸に合成する働きがあって、合成された脂肪酸が結合して中性脂肪になります。中性脂肪は脂肪酸が3つ結合した形をしています。 この中性脂肪は肝臓に蓄積されるか、血液中に放出されるかして、血液中で余分となった中性脂肪は最終的に脂肪細胞に蓄積されることになります。 脂肪に合成されるのは、エネルギー量が高いからで、脂肪は1gが約9kcalと


糖尿病の倫理37 飲酒の弊害

飲酒の弊害というと飲みすぎによって肝臓を傷めること、糖尿病や高血圧症の誘因となることは知られていますが、飲みすぎなければ健康面で問題はないと考える人は少なくありません。 しかし、そのようなことを信じていると、「飲む量を減らしたのに、なんで身体を傷めてしまったのか」と悩むことにもなりかねません。 そのようなことを信じている人の中には、飲酒の指導をしている医師もいます。 患者に指導す


糖尿病の倫理36 血糖改善の食事のポイント3

◎アルコールの制限 糖尿病の場合には、アルコール飲料は原則として禁止されます。 その理由は、エネルギー量が1gあたり約7kcalと高く、吸収されやすいので血糖値が上昇しやすいことに加えて、食欲が進むために食べすぎの原因にもなるからです。 血糖値があまり高くない人の場合には、条件つきで1日に160kcalほどの飲酒が許されることもあります。 その量はビールではコップ(180cc)


糖尿病の倫理35 血糖改善の食事のポイント2

◎ビタミンとミネラルの充分な摂取 ビタミンとミネラルはエネルギー代謝を促進して血糖値を下げる役目をすると同時に、血管の再生を進めるためにも大切なものです。 ブドウ糖の代謝に特に必要なのはビタミンB₁で、これは豚肉、うなぎ、魚介類、豆類、そばなどに豊富に含まれています。 ビタミン、ミネラルを充分に摂るためには緑黄色野菜をはじめとした多くの食品を摂るようにして、肉類、乳製品、海藻も欠かさ