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コレステロールの抑制に関わる健康食品とメディカルダイエット

食品に含まれるコレステロールは腸壁から吸収されて血液中に入ります。血液中のコレステロール量が多いと、活性酸素によって酸化して、これを白血球のマクロファージが取り込んで処理することによって血管壁に入り込み、動脈硬化の原因となることが確認されています。コレステロールは動物性食品に多く含まれていますが、コレステロールの吸収率は50%ほどとなっています。 コレステロールが多く含まれる食品は「日本人の食事


感染拡大から考える中止イベントの返金

新型コロナウイルスの蔓延を懸念して、多くの人が集まるイベントの中止が相次いでいます。参加費やチケット代金の返金について主催者によって対応がまちまちで、スポーツイベントなどは返金されないのが原則です。中止となったときの保険は、保険の種類によって差はあるものの、災害や戦争などでの中止の場合には支払われるのに対して、感染症での中止では支払われません。開催当日だけでなく、準備段階から多くの金がかかっている


発達障害のトゥレット障害が理解されていない

発達障害の一つにトゥレット障害があります。これはチックという神経精神疾患のうち、音声や行動の症状が慢性的に続くもの(突発性、急速、反復性、非律動的、常同的な運動や発声)を指しています。発症は18歳未満で、4週間以上持続するものをいいますが、半数は18歳までに消失するといいます。発現率としては1000人あたり3〜8人ですが、男子は女子よりも発現しやすく、2〜4倍にもなっています。原因はわかっていない


感染拡大から考える日本の食文化

日本人は年齢を重ねるほど食事が淡白になっていく傾向があります。肉食中心だった人も魚食が多くなり、味付けも脂肪と塩分が少なくなり、あっさりとした味わいを好むようになっていきます。日本人は血管が弱くて、年齢を重ねると血管の老化が進みやすく、動脈硬化を起こしやすくなり、血管系疾患の心疾患、脳血管疾患を発症するようになります。日本人は世界トップクラス(世界第2位)の長寿国ですが、それに比べると健康寿命は寿


エネルギー物質の生成に関わる健康食品とメディカルダイエット

全身の細胞を働かせるためのエネルギーは、細胞の中にあるミトコンドリアで作り出されています。このエネルギー代謝によって発生するのはエネルギーではなくて、ATP(アデノシン三リン酸)です。ATPはエネルギー物質と呼ばれていて、ATPからリンが一つはずれてADP(アデノシン二リン酸)となるときにエネルギーが発生します。ATPが多く作り出されるようにすれば、それだけ糖質と脂質をエネルギーとして作り出すこと


発達性協調運動障害は発達障害なのか

発達障害は一般には自閉症スペクトラム障害、注意欠如・多動性障害、学習障害があげられることが多くて、この3種類だけが発達障害と勘違いされることがあるのですが、三大発達障害の他にもトゥレット障害、吃音障害、そして発達性協調運動障害があります。発達性協調運動障害は三大発達障害ではないものの、発達障害の一つであるということです。 発達性協調運動障害(DCD:Developmental Coordinat


感染拡大から考える冷え対策による免疫向上

新型コロナウイルスに打ち勝つことができるかどうかは、免疫の強さに関係しています。ウイルスに感染しないようにするのと同時に、免疫を強化することがウイルスの脅威に対抗する第一の手段となっています。免疫を司っているのは免疫細胞です。免疫細胞は白血球とリンパ球に大きく分けられます。 免疫細胞は血液中、リンパ液中を流れてパトロールしています。そして、外敵を発見すると攻撃して無力化するように働きます。血流が


脂肪の燃焼に関わる健康食品とメディカルダイエット

一般には脂肪細胞に蓄積された中性脂肪が脂肪酸に分解されて、それが筋肉細胞に運ばれて燃焼するというように表現されていますが、実際に脂肪酸は燃焼しているわけではなくて、エネルギー代謝が起こっているだけです。しかし、ここでは一般的な表現として燃焼という表現で進めていきます。 脂肪燃焼の促進作用がある健康食品素材としては、α‐リポ酸、L‐カルニチン、カプサイシン、ビタミンB₂、分岐鎖アミノ酸があげられま


感染拡大から考える国家公務員の定年延長

国家公務員の定年を現在の60歳から65歳に2022年から段階的に延長することが政府から提案されるという報道があり、こんな危機的な状況のときに検討すべきことか、という批判の声があがっています。民間の定年は65歳まで延長するように制度改革が行われているので、それに遅れての検討ということですが、22歳から60歳までの38年間の勤務が5年延びて43年間になると働く期間は約1.13倍になります。その分だけ支


自閉症スペクトラム障害の遺伝的リスクと神経発達の関連

浜松医科大学子どものこころの発達研究センターは、遺伝子解析によって自閉症スペクトラム障害と関連する遺伝子の変化がある子どもは1歳6か月の時点で特定の領域の神経発達に遅れがみられることを発表しています。 自閉症スペクトラム障害の発現には、さまざまな環境因子と遺伝子の変化が関連していることが明らかになってきています。この遺伝子の変化には非常に稀なものと頻度の高いものの2種類があって、大部分の自閉症ス