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LDLとLDLコレステロールは同じなのか

NHKの健康をテーマにしたバラエティ番組で、脂質異常症をテーマとして医師や患者も登場して、幅広く紹介していました。一般向けの番組なので、わかりやすくすることを心がけているのは伝わってくるのですが、気になったのは「LDLコレステロール=悪玉コレステロール」と表記されていたことです。コメントをする複数の専門家は“LDL”という言葉は使わずに、全員が“悪玉コレステロール”のほうを使っていました。これは専


発達障害の感覚過敏は自律神経の調整を乱すのか

発達障害は自律神経の調整が乱れがちであることが指摘されています。自律神経の乱れは五感に影響されることが知られていて、発達障害の自閉症スペクトラム障害に多くみられる感覚過敏は自律神経の乱れを悪化させるのかという疑問があげられることがあります。自律神経の乱れを起こす大きな原因として指摘されているのは睡眠のリズムです。決まった時間に入眠して、決まった時間に起床して生活リズムが整えられていると、自律神経の


障害は「障がい」と表記すべきなのか

発達障害児の支援に取り組んでいる日本メディカルダイエット支援機構は「発達障害は障害ではない」と常々主張しています。これに対して「障がい」と書いたほうがよいのでは、と言われることがあります。“害”という文字は危害、公害、害虫にも使われて、悪い結果や影響を及ぼす物事というイメージがあるために、障害者の差別につながるという考えもあって「障がい」という言葉が使われることがあります。 このきっかけとなった


発達障害は不快を感じる嗅覚が敏感

人間の五感の視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚のうち、80%ほどは視覚からの情報となっています。視覚が奪われると聴覚、嗅覚が敏感に反応するようになります。味覚も触覚も心地よい体験があった場合には、それが記憶として残されていて、過去によくない記憶があると心地よくないどころか、不快に感じることもあります。 ところが、嗅覚だけは過去の記憶の有無には関係がなく、心地よい“匂い”は誰にとっても心地よくて、不快な


やせたのに肝臓に脂肪が溜まるダイエット脂肪肝

ダイエットの前後に名詞がついた言葉は、大抵はよいことを指しています。糖質制限でやせたなら糖質制限ダイエット、ダイエットをして美しくなった女性はダイエットビューティというように。ダイエットをして悪い結果になったときには、あまりダイエットという名詞は使われないもので、ダイエットができたのにリバウンドした場合に「ダイエットリバウンド」とは呼ばれません。その伝でいくと、ダイエットの結果、脂肪肝になってしま


“温活”で生命エネルギーを効率的に作り出す

“温活”は、健康を維持するために身体を適正な体温にすることを言います。身体を温める方法としては入浴や運動、温かなものを食べるといったこともあげられるのですが、継続的に体温を上昇させることによって代謝を高め、免疫の向上にも役立ちます。体温が1℃上昇すると免疫力は5〜6倍にもなるという研究結果も発表されています。 体熱を発生させるためには飲食で摂ったエネルギー源(糖質、脂質、たんぱく質)を、全身の細


発達障害児の犯罪率が高いというのは本当か

発達障害児・発達障害者は、消費被害者になりやすく、そのための対策や教育に公的機関も取り組んでいます。消費被害者対策も、発達障害者を対象とした対策で重要な位置を占めるようになりました。人を疑わない、素直すぎることから騙されやすいということですが、本人の思いとは逆に騙す側に回ってしまったという例もありました。これは発達障害者が騙そうとしたというのではなくて、騙そうとする悪い人に悪用されてしまったという


“桜”を見る機会は続くのか

桜という言葉を聞いて、誰もが思い浮かべるのは春に花を咲かせる、お花見の主役です。花よりも食べられる果実のチェリー(さくらんぼ)のほうを先に思い浮かべる人もいるかと思いますが、桜と感じで書けば、ほぼ花のほうを意味します。ところが、“さくら”と書くと、馴れ合いで賛同する人のことも指します。これは露天商や大道芸人の仲間が客のふりをして、褒めたり高い値段で買うなどして客が買う気を起こすように仕向ける役割の


発達障害児の親にも根拠のない励ましは避ける

発達障害児には根拠のない励ましをすると、それは状態を悪くさせることにもなるという話を以前にしました。周囲からは注意をしていないように、頑張っていないように見えたとしても、本人は頑張っていて、それが生きにくさにつながっているからです。発達障害を理解せずに、普通とは違った行動をする人を叱ったりすると、状態を悪化させるようなことにもなりかねないのです。 これは子どもに限ったことではなく、発達障害児の親


男性の高齢者は薬を多く飲んでもよいのか

医薬品の量は体重によって基本的には定められていますが、男女差によっても量は調整されます。女性は男性に比べて身体が小さいということもあるのですが、肝臓は身体の大きさに比例するので、女性のほうが肝臓は小さく、その分だけ分解能力も低いことがあげられています。分解能力は年齢によっても変化していくもので、高齢者の場合には使用できる薬の種類や量、使用期間が定められている場合もあります。この定められているという