最新情報

発達栄養学3 発達栄養学のきっかけ

栄養分野の研究は、誕生後の授乳期間から始まって、最後の最後とされる自分で食べられなくなって流動食や点滴の状態になるまで、長い期間を対象としています。その中でも中心となっているのは、成長期から更年期までの普通に食べる時期となっています。 この期間でも、疾病に対応するのが臨床栄養で、栄養学を学ぶ機会を与えてくれたのは、多くの臨床栄養の管理栄養士と臨床医でした。 日本臨床栄養協会を立ち上げた


7月12日の記念日

「人間ドックの日」日本人間ドック学会が1954年7月12日に国立東京第一病院(現在の国立国際医療研究センター病院)で初めて人間ドックが行われたことにちなんで制定。 「デコレーションケーキの日」日本ケーキデコレーション協会が設立の2013年7月12日にちなんで制定。 「洋食器の日」日本金属洋食器工業組合(新潟県三条市)がナ(7)イ(1)フ(2)の語呂合わせで制定。 毎月12日:「パ


奇跡の軌跡21 新たなるステージ創設の奇跡

“奇跡”をテーマとした連載コラムを考えたとき、「奇跡の連続」を盛んに口にする人がいて、どんな奇跡が起こったのが聞きました。さぞや驚きや感動を与えてくれるのではないかと期待もしていたのですが、私にとっては普通に起こることを奇跡と言い換えているように思えてしまうことでした。 当たり前のことであっても、滅多にない偶然や努力の結果が重なって奇跡の出来事となることはあります。しかし、これは待っていれば


奇跡の軌跡20 2002年からのサプリメント研究

サプリメントは研究の対象ではなく、食事の栄養を補助する、まさにサプリメント(補助、補完、補助)という感覚でいたのですが、それが大きく変わることになったのは2002年のことでした。 現在では当たり前の存在にもなっているサプリメントのアドバイザリースタッフは、2002年に厚生労働省から通知が出されました。現在は「保健機能食品等に係るアドバイザリースタッフの養成に関する基本的考え方について」との名


奇跡の軌跡19 ターニングポイントの2002年

2002年は、自分にとって転換点となる年で、そのときから20年以上にもなっているのに大きく変わることがなく、ただただ積み重ねてきたこともあるのですが、“継続の才能”の記録として書き残します。 現在の厚生労働省が始まったのは2001年のことで、当時は厚生省に関わる栄養、運動などの仕事をしてきていたことから、移行期には新たな制度が検討されるたびに呼び出されることが多々ありました。 たまたま


奇跡の軌跡18 2002年から始まった新たな執筆

2002年はゴーストライターとしての変換点でした。 PHP研究所の出版物でゴーストライターを始めたのは1981年のことで、15年間で150冊を手掛けたので、最後の1冊が発行されたのは1995年でした。そこから他の出版社でゴーストライターをしてきましたが、それまでの依頼されて初めて仕事になるということから、自分で企画をして出版化する、企画内容に関わるということをしました。 2002年には


身体年齢測定11 握力を強化する運動習慣

身体年齢測定では握力が指標の一つとなっていて、握力の低下は全身の筋肉の減少と筋力の低下を知るための重要な要素です。握力が強くなれば、身体年齢測定では実年齢よりも若く表示される可能性があるわけですが、ただ握力を強くする運動(ニギニギやハンドグリップ、雑巾絞りなど)をすればよいというわけではありません。 握力は全身の筋肉の量を推測する指標であって、握力を強化したからといって、全身の筋肉が増えるわ


7月11日の記念日

「ラーメンの日」日本ラーメン協会が7をレンゲ、11を箸に見立てたことと日本でラーメンを初めて食べたとされる水戸光圀の誕生日の1628年7月11日にちなんで制定。 「アルカリイオン水の日」アルカリイオン整水器協議会が7月11日を0711として、お(0)な(7)かにいい(11)水の語呂合わせで制定。 「ロコモコ開きの日」ハワイ州観光局が夏(7)のいい(11)日の語呂合わせで制定。 「


Supplement Design21 軟骨成分の摂取タイミング

膝関節の痛みに有効な軟骨成分といえばグルコサミン、軟骨の滑りをよくする潤滑成分といえばコンドロイチンということは随分と知られるようになってきました。 成分の内容と有効性がわかり、期待が高まるにつれて、その期待が裏切られたときの失望感は大きなものがあります。 グルコサミンとコンドロイチンで質問を受けることのほとんどは、どこの商品がよいかということです。以前は分子が大きい高分子のもののあり


Supplement Design20 相互作用のない代謝促進成分

前回の「相互作用がある代謝促進成分」に続いて、今回は「相互作用のない代謝促進成分」について解説していきます。取り上げる成分はL–カルニチンです。 L–カルニチンは他の代謝促進成分(α−リポ酸、コエンザイムQ10)と同様に、体内で合成されますが、合成のピークは20歳代前半で、それ以降は合成量が減り、体内での保持量も減るために、代謝促進作用が低下していきます。 年齢を重ねると同じ食事量、同