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タクティシャン1 “晴耕雨読”からの転換

岡山に移住したのは、今から6年半前の2017年の4月でした。 東京での団体活動や業界指導、メディア対応などに比べれば、どれほど忙しい思いをしても自分にとっては“晴耕雨読”のようなものでした。 晴れの国・岡山での“晴耕”は、畑に出て耕作をしていたわけではなくて、東京では理論が中心だった子どもの支援、中でも発達障害児の支援の実践活動でした。発達障害児支援施設の中でも特別な医療スタッフによる


身体年齢52 腸年齢

身体年齢は身体の健康度や機能から実年齢との差を確認して、現状に即した健康づくりを実施することを目指しています。身体機能は全体的には若くても、それに対して“足を引っ張る”ようなことになる身体の状態があります。それは腸の状態です。 ○◯年齢という言葉は、脳年齢や肌年齢、関節年齢などがありますが、腸年齢というのは、あまり聞いたことがないかもしれません。腸の状態は加齢によって機能が低下する傾向があり


Medical Diet199 プロバイオティクスとプレバイオティクス

腸内環境は腸内細菌の善玉菌が多くなることによって整えられていきます。その善玉菌と同じ役割をする微生物が含まれるものを食べることはプロバイオティクス(probiotics)と呼ばれています。 代表的なものは乳酸菌、ビフィズス菌ですが、乳酸菌もビフィズス菌も多くの種類があります。発酵食品に含まれる麹菌、納豆菌などもプロバイオティクスです。 プロバイオティクスを摂れば、そのまま腸内に定着して


Original Mind4「判断できるまで待つ覚悟」

分岐点に立たされて、どちらの選択をすべきかを迷ったときには、少しでも早く結論を出したいと考えるのは当然のことです。そして、結論に従って、即座に行動を起こそうとするのも、また当然のことです。 しかし、その結論と行動が、自分のマインド(精神性)と合致しているのか、それとも自分を捻じ曲げることになるのか、それによって起こすべきことが違ってきます。身に危険が迫ってきているときは別として、まだ結論を出


記念日10月1日〜10日

広く健康に関わる記念日について紹介します。 10月1日 全日本酒造組合中央会が新米の酒造りが10月から始まり、酒造年度が10月1日から始まることから「日本酒の日」と制定。全日本コーヒー協会がコーヒー年度が10月1日から始まることから「コーヒーの日」と制定。伊藤園が豊臣秀吉の北野の大茶会の開催日にちなんで「日本茶の日」と制定。アサヒ飲料が10月1日を1001に見立てて、せんいちと読む語呂合わせ


Age free岡山47 コミュニケーション不足の解消

厚生労働省の厚生労働白書(厚生労働行政年次報告)の令和5年版では「つながり・支え合いのある地域共生社会」を掲げて、さまざまな調査データが発表されています。 つながり・支え合いが重視される背景には、新型コロナウイルス感染症による交流の低下があります。コロナ禍におけるコミュニケーションの変化としては「人と直接会ってコミュニケーションをとること」は69.2%が減ったと回答しています(内閣官房「人々


ツイン・ウォーク78 専門グループとの連携

2本のポールを使ったウォーキングは、北欧発祥のノルディックウォーキングでも複数の流派が存在しています。ノルディックウォーキングはフィンランドで始まったクロスカントリースキーの夏場のトレーニングとして始まったものだけに、グイグイと勢いよく前進していく歩き方と、それに適した形状のポールが開発されました。 同じ形状のポールであっても、団体によって使い方が微妙に異なっています。日本には複数のノルディ


治検5 健診と検診の違い

健康診断は「健診」と略して呼ばれますが、これは全身の健康状態を調べ、自分の身体が健康であるかを調べることを指しています。似たような言葉に「検診」があり、これは特定の病気を早期発見することを指しています。 検診は一般には、がん(肺がん、胃がん、大腸がん、乳がん、子宮がん、卵巣がん、前立腺がん)、歯周病、結核、肝炎ウイルス、骨粗鬆症、脳ドックなどを対象に実施されます。 健康診断は、一般健康


健康データサイエンスへの期待

データサイエンスはIT社会の重要項目であり、それを担うデータサイエンティストの役割も重要性を帯びてきています。データサイエンティストと似たようなデータアナリストは以前から存在していました。データアナリストは膨大なデータを収集して、分析する専門家を指しています。 それに対してデータサイエンティストは、データの活用から新たな価値を創出する専門家で、行政や広告などの世界から徐々に広まっています。そ


これって聞き間違い? 2「発達障害児は入れない」

発達障害児の栄養改善を目的とした“発達栄養”の研究を始めたときから、サプリメントによる改善について研究している会社の理学博士と交流してきました。彼はスポーツによる発達障害の改善についても研究していて、スポーツ施設を社内に作って、一般にも営業開放していました。 発達障害では運動機能を高めることによって脳幹を発達させ、認知機能を高めることは以前から知られていて、その手法は実際に発達障害児支援施設