最新情報

Supplement Design19 相互作用がある代謝促進成分

サプリメントの成分には閾値があって、一定の量を摂取しなければ効果が発揮されないという限界点があります。その閾値に達していない成分を、複数無味合わせても期待するだけの効果を得ることはできません。 では、閾値を超えた多くの量を摂れば効果が得られるのかというと、サプリメントの成分は多く摂れば効果が高まるというものではありません。多く摂ることによって健康被害が起こることもあります。 ビタミンや


そこが知りたい18 ダイエットで太ってしまう肝臓の働き

大事なものが減っていくと、それを防ごうとして減らさないようにするのは、人間に備わっている生理的な特性で、よく例として取り上げられるのは「体脂肪の減少に対するブレーキ」です。 体脂肪は見た目にも不要と思われがちで、体脂肪が多くなると生活習慣病のリスクが高まり、脂肪細胞から分泌される生理活性物質によって血圧、血糖値、中性脂肪値などが上昇することも知られています。 それだけにダイエットによっ


身体年齢61 行動変容の重要性の理解

生活習慣病の原因として食事量が多すぎること、運動量が少なすぎることが指摘されて、その改善を求められると、医薬品だけで済まないのかと聞いてくる患者もいます。 特に糖尿病の場合には、これまでの生活を変えなければならないことから、医薬品を飲むだけで解決できれば、それに越したことはないという考えをするのはわからないでもありません。 糖尿病と診断されたときには、初期段階では食事療法で対応すること


身体年齢60 行動変容の難しさ

行動変容という言葉は、健康づくりに関わる師匠筋にあたる方々から、ずっと聞き続けてきたことです。 初めに記憶に刻まれたのは、病院の栄養管理の仕事を始めたときのことで、生活習慣病であることがわかり、医師による治療を始めたものの、なかなか成果が出ない人たちに対して実施される栄養指導のマニュアルのタイトルに「行動変容」と書かれていました。 中でもエネルギーコントロールと呼ばれる糖尿病、脂質異常


デトックス10 酵素デトックス

酵素は細胞の中で化学反応を起こす成分で、酵素が正常に働くことで細胞の働きを活性させ、消化・吸収・循環・代謝・排出などの機能を正常に保つことができます。 体内の酵素はタンパク質であり、肝臓でアミノ酸から合成されています。その合成量は、40歳を過ぎたころから減少していきます。 酵素は、動物の細胞にも植物の細胞にも含まれていますが、それらの食品を食べれば、それが体内の酵素となって働くわけでは


デトックス9 キレート作用

有害ミネラルを排出するには、有害ミネラルを包み込むように結合するキレート作用がある成分を摂ることも有効となります。 キレート(chelate)はカニのハサミを意味し、キレート結合された有害ミネラルは蓄積された部位から取り出され、体内で再吸収されることなく体外に排出されます。 *α‐リポ酸 以前は医薬品の成分でしたが、食薬区分の変更(2004年)によって食品としての使用が認められ、サプ


デトックス8 解毒・排出の作用があるビタミン

解毒・排出の作用があるビタミンと、それが多く含まれる食品について紹介します。 *ビタミンC 柑橘類:レモン、ライム、オレンジ、グレープフルーツ、かぼす、はっさく 果実類:柿、キウイフルーツ、いちご、パパイヤ、ライチ、パインアップル、メロン 野菜類:ピーマン、パセリ、キャベツ、ししとうがらし、ブロッコリー、カリフラワー いも類:さつまいも、ジャガイモ 海藻類:焼きのり、青のり、わかめ


デトックス7 解毒・排出の作用がある必須ミネラル

解毒・排出の作用がある必須ミネラルと、それが多く含まれる食品について紹介します。 *セレン(Se:selenium) 強い抗酸化作用があるミネラルで、亜鉛、マグネシウムとともに解毒作用を発揮する。 穀類:小麦胚芽、発芽玄米 種実類:ブラジルナッツ、ごま 魚介類:さくらえび、あゆ、さわら、ししゃも、あじ、いわし、あさり、帆立貝 肉類:ラム肉、鶏ササミ 卵類:鶏卵、うずら卵 *


デトックス6 食品によるデトックス

有害ミネラルには、それぞれに対応して解毒・排出をするビタミン、ミネラルがあります。これらの栄養成分を豊富に摂ることによって、解毒・排出の能力を高めることができます。 有害ミネラルを解毒・排出する作用がある必須ミネラルは、穀類、豆類、種実類、野菜類、果物類、藻類、肉類、魚介類などに多く含まれます。 ビタミンには抗酸化作用のほかに、肝機能を高め、有害ミネラルを分解・解毒する作用があります。


デトックス5 デトックスによるダイエット

有害物質が体内に多く残っていると、全身の細胞の代謝が低下しますが、中でもエネルギー代謝に働く細胞内のミトコンドリアが有害物質の害を受けることによって、脂肪酸をエネルギーとして代謝させる働きが低下していくことになります。 有害物質は肝臓で分解・解毒されるものの、代謝が低下することで有害物質の分解が遅くなり、肝臓の機能も低下するようになります。 有害物質は細胞を傷つけ、体内で炎症を発生させ