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超高齢社会のモデル地域とは
2020年に高齢化率30%に達することが予測される日本は、それから30年後の2050年には高齢化率40%の超高齢社会に突入すると予測されています。中国の高齢社会が世界の経済に大きな影響を与えることが懸念されていますが、その中国は30%の高齢社会に達するのも2050年と予測されています。中国の高齢対策プロジェクトに参加しているアドバイザーから「中国は金もある、土地もある、人もいる。日本に期待するのは
香港を世界一の長寿にした食べ物とは
30年以上も世界一の長寿を誇っていた日本が、香港に抜かれて男女平均が世界2位となりました。日本の平均寿命は男性が80.98歳、女性が87.14歳と過去最高を更新しましたが、香港の延びは急速で平均寿命は男子が81.32歳、女性が87.34歳となりました。そのことが発表されてからテレビ番組で香港の長寿の秘訣が取り上げられる機会が増え、香港で健康を維持している元気な高齢者の運動と食生活が紹介されています
「・」と「、」の使い分けで健康情報を正しく伝える
読み間違いを防いで正しく伝えることはテレビ番組、ラジオ番組だけの話ではなく、書籍や雑誌、WEBサイトでも、あってはならないことです。誤字、脱字は気をつけていても、ある程度は仕方がないものです。原稿を書いている段階で誤字、脱字、変換ミス(パソコン使用)があっても、しっかりと校正をしてから公開すれば正しくなるだろうし、WEBサイトなら文字修正可能なソフトが入れ込んであれば、いつでも簡単に直すことができ
70歳は免疫の分岐点
70歳という年齢は健康について考えるときのターニングポイントです。男性は平均寿命が80歳を超えましたが、平均寿命まで、あと10年ということになり、この10年間を如何に過ごすかというのが人生の締めくくりを幸せとできるのか、それとも不幸と感じながら最期に向かうのかの大事な分かれ目になります。幸せな10年間のためには、入院することもなく、介護を受けることもなく自由に暮らしたいものですが、実際には健康寿命
代謝にはビタミン、ミネラル、ヒトケミカル
三大栄養素とは糖質、脂質、たんぱく質のことで、食事から摂ることによって細胞のミトコンドリアの中でエネルギーとなることから三大エネルギー源とも呼ばれています。三大といっても、四つ目があるわけではなく、三つの種類しかありません。この三大エネルギー源をエネルギーに変換するのがエネルギー代謝で、単に代謝とも表記されます。代謝というと新陳代謝という言葉があって、細胞の再生、入れ替わりの意味に使われる事が多い
様と風はどう読むのか
「様」といえば名前を後につける敬称で、手紙やメールにしか使わないという人も少なくありません。講演で講師を務めたときに「先生」と呼ばれるのではなく、「様」をつけて呼ばれたときには慌てましたが、その様が「様に」というようにテレビのテロップで使われ、頻繁に目にするようになりました。本当は「ように」と表示したいところなのでしょうが、テロップは短くて文字数に限りがあるので、漢字を使っているわけです。 同じ
“洋食”は“和食”か
日本人の健康度は食事の洋風化が進むに連れて高まり、平均寿命が延びたものの洋風化が進みすぎた結果、平均寿命が延び続けている一方で、健康寿命との差が広がっているという“不幸な長生き”を生み出しています。食事の洋風化というのは、伝統的に食べてきた和食から肉類が増え、脂肪が増えて、これが生活習慣病を増やす原因となっていると指摘されています。 洋風化であって、洋食だけを食べている海外で暮らすのと比べると、
糖尿病改善のための運動で血糖値が上昇した人
糖尿病を改善するためには食事療法とともに運動をするように医師などから指導されます。糖尿病は血糖値が上昇しすぎるために血管が傷んでいく病気ですが、血管の変化は徐々に進んでいくので初期段階では気づきにくいのが特徴です。そして、合併症の網膜症、腎症、神経障害が起こらなければ、糖尿病でないのと同じように生活することも可能です。 糖尿病は血糖値を降下させる医薬品を使えば治療できるわけではなく、しっかりとし
長く泳ぐ魚はおいしいのか
ATP(アデノシン三リン酸)から変化したAMP(アデノシン一リン酸)は魚の旨味成分ということを紹介したところ、当方からエネルギー代謝によって変化したエネルギー物質だと繰り返し聞かされてきたメディアの方々から、すぐに複数の反応がありました。反応は二つに大きく分かれていて、一つはエネルギー物質が旨味成分なんて本当か、というものです。もう一つはATPが多いとおいしい魚になるのか、という反応でした。これは
健康食品と食品の機能の違い
食品の機能を高めたものは機能性食品として知られています。機能性食品というと今ではエビデンス(科学的根拠)が確認された健康食品が広まってきたことから、この健康食品を指す言葉とされています。しかし、機能性食品の表示制度ができるまでは、通常の食品よりも機能性を持っている食品のことを指していて、健康食品ではなく食品そのものを指していました。例えば、リコピンが豊富に含まれるトマト、βカロテンが豊富に含まれる