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毛髪の科学3 紫外線で傷む頭皮を守るために

強い日差しを浴びると、太陽光に含まれている紫外線によって皮膚にシミ、シワなどが現れやすくなります。紫外線というのは、虹の七色の端の紫色の外側にある波長の短い電磁波のことで、紫外線を浴びると皮膚で活性酸素が多く発生します。 その活性酸素は頭皮にも影響を与えています。日差しが強い季節には日焼け止めを塗って紫外線対策をする人は多くても、頭皮にまで日焼け止めを塗る人は、あまりいないはずです。


毛髪の科学2 髪によい食品の効果

薄毛に気づくのは、鏡にうつった自分の姿よりもヘアブラシについた抜け毛の数や枕カバーについている数だったという人が少なくありません。毛髪の本数は個人差があり、7万本から14万本と開きはあるのですが、平均すると日本人の場合は約10万本だといわれています。 毛髪が抜けたあとに毛母細胞の分裂によって生えてきて、次に抜けるまでのヘアサイクルは4〜6年となっています。毛髪の成長は1日に0.3〜0.4mm


毛髪の科学1 薄毛のタイプ

男性の薄毛の原因としては、皮脂の過剰分泌、睡眠不足、ストレス、喫煙、飲酒、運動不足、栄養バランスの乱れ、体の冷えなどがあげられています。これらを抑えて男性の毛髪の変化に大きな影響を与えているのは、頭皮の血流と男性ホルモンです。 頭皮の部位には特徴があり、どの影響を大きく受けているのかによって、薄毛の状態が変わってきます。その変化の状態はO型、M型、C型、これらの3タイプが進んだU型に大きく分


11月17日の記念日

「れんこんの日」1994年の11月17日に茨城県土浦市で全国の蓮根産地による蓮根サミットが開催されたことから制定。 「肺がん撲滅デー」国際肺癌学会がアメリカで11月第3週がタバコ警告週間となっていることから制定。 毎月17日:「減塩の日」(日本高血圧学会)、「いなりの日」(みすずコーポレーション)、「国産なす消費拡大の日」(冬春なす主産県協議会)、「森のたまごの日」(イセ食品)


日々修行79 タイミングダイエットとしての入浴とシャワー

スポーツ選手の体脂肪コントロールのタイミングダイエットに私の考えが受け入れられたきっかけについては前回(日々修行78)紹介しましたが、簡単なことではなくて、専門家の間に入って、自分の立ち位置を取っていくのは、なかなか大変なことでした。 スポーツ選手のための栄養管理は、一般にはスポーツ栄養学と呼ばれていて、これは大学の講座の一つにもなっています。スポーツ選手のためだけでなく、健康づくりや生活習


「昭和100年」11 区切りの年で振り返る

昭和30年(1955年)の平均寿命は男性が63.60歳、女性が67.75歳でした。その時代に生まれた人にとっては、60歳、65歳までを想定して人生設計をするというのが普通の感覚でした。 平均寿命は、その年に誕生した人が、現状の社会システム、経済状況などが継続したと想定して何年まで生きることができるのかという推定値です。最新の平均寿命(2024年)は男性が81.09歳、女性が87.14歳となっ


発達栄養学17 咀嚼が与える健康メリット

食物繊維の量が多いほど咀嚼の回数は増えていきます。野菜の摂取量が少なく、咀嚼回数が少ない状態では、唾液の分泌量が減ります。充分に咀嚼することによって、胃での消化を助ける作用が得られます。 噛む回数が少なくなって唾液の量が不足すると、それだけ胃は多くの胃液(消化酵素)を分泌させないといけなくなることから胃にも余計な負担をかけることになります。 噛む回数の推移については、さまざまな報告があ


11月16日の記念日

「いいビール飲みの日」ビール酒造組合が、いい(11)ビール(16)の語呂合わせで制定。 「自然薯の日」麦とろ童子(静岡県熱海市)が、いい(11)い(1)も(6に似ている)の語呂合わせで制定。 毎月16日:「十六茶の日」(アサヒ飲料)、「トロの日」(カッパ・クリエイト)


日々修行78 タイミングダイエット研究のきっかけ

食事と運動の組み合わせというと、体脂肪の増減という目線で食事量と運動量のバランスが考えられてきました。食事量が多くて運動量が少なければ太っていく、食事量が少なくて運動量が多ければやせていくという単純なシーソーバランスだけで説明されてきたところがあります。 ところが、食事量と運動量が同じであっても、食事と運動のタイミングが変わることで、より太りやすくなることもあれば、逆にやせやすくなるというこ


シン・日本人の体質12 L–カルニチンが少ない体質

代謝促進物質は日本人に少ないのは、温暖な環境と食生活が関係しているということは前回(シン・日本人の体質11)、簡単に説明しました。その中で重要な代謝促進物質として、L–カルニチンについて紹介しました。 L–カルニチンは、必須アミノ酸のリシンとメチオニンを材料に体内で合成されていて、細胞の中でエネルギー産生を行うミトコンドリアに脂肪酸を通過させるために必要な成分です。脂肪酸が多くミトコンドリア