食べる順番を変えると脂肪の合成が減らせる

同じ食事をしても、食べる順番を入れ替えるだけで食事によって高まりやすい血糖値を抑えて、ダイエット効果を高めることができるという「食べる順番ダイエット」の人気が高まっています。初めに食べるのは食物繊維が多く含まれるサラダや海藻などの副菜で、そのあと主菜の肉や魚などのたんぱく源を食べて、最後にごはんや麺などの糖質(炭水化物)を食べるのが原則とされています。食物繊維が胃の中にある状態で糖質を摂ることで消化に時間がかかり、ブドウ糖がゆっくりと吸収されるためにインスリンの分泌が減り、肝臓での脂肪の合成が減って、主菜に含まれる脂肪の吸収も抑えられるというのが、このダイエット法の基本となっています。
おかずを先に食べることでお腹が膨れて満腹感が得やすくなり、血糖値を上昇させるご飯などの量が減らせるようになるという利点もあります。和食で味噌汁がある場合には、肉や魚のあとに食べることがすすめられています。麺類だけの食事の場合には、具を先に食べてから麺を食べるようにすることが言われています。天ぷらそばの場合には野菜のてんぷら、エビやイカなどのてんぷら、そばの順になります。カレーライスの場合には、サラダのあと具の肉を食べて、最後にカレーとご飯を混ぜて食べるようにします。この順番では味気がないかもしれませんが、食べるものは減らさないで済むので、試してみる価値はあります。
しかし、この方法で満腹を感じにくく、かえって多くの量をたべてしまうという人の場合は、他の方法が向いています。それは先に血糖値を上昇させて脳の満腹中枢を早く刺激するために、少しだけ炭水化物を食べてからスタートすることです。

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