
最新情報
食事摂取基準176 ビタミンE11
「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から脂溶性ビタミンのビタミンEの「生活習慣病の発症予防」を紹介します。 〔生活習慣病の発症予防〕 血中α–トコフェロール濃度と心血管疾患による死亡リスク、ビタミンE摂取量と脳卒中リスク、骨折リスクに関する報告があります。 しかしながら、食事由来のビタミンE摂取者に限定した研究報告は乏し
10月29日の記念日
「国産とり肉の日」日本食鳥協会が、国産とり肉のPRのために干支の10番目が酉であることから10月、肉(29)の語呂合わせで制定。 「トニックの日」花王が、育毛ト(10)ニック(29)の語呂合わせで制定。 「ドリアの日」ニューグランド(神奈川県横浜市)が、ドリアを考案した初代総料理長がスイスから来日した1927年10月29日にちなんで制定。 「てぶくろの日」東和コーポレーション(福
負の歴史16 赤ワインのポリフェノール
日本で赤ワインブームが始まったのは1996年のことで、最大に盛り上がったのは1997年から1998年でした。 その根底にはフレンチパラドックスの研究がありました。フレンチパラドックスは、フランス人は飽和脂肪酸が多い食事をしているにも関わらず、心臓病(中でも虚血性心疾患)に罹患することが比較的少ないという逆説的な観察を指しています。 虚血性心疾患は、動脈硬化や血栓で心臓の中の血管が狭くな
言い間違い44 こんがらがる
糸などがもつれて絡まること、もつれることは「こんがらがる」と表現されることが多いのですが、これは誤用です。正しい使い方は「こんがらかる」と説明されても、納得できないという人は少なくありません。 辞書的にも「こんがらかる」が正しいのは間違いないことなのに、濁点(゛)がついた「こんがらがる」のほうが納得しやすい、しっくりとくるという人が多いのは、混同して、まさに「こんがらがっている」人の多さを示
食事摂取基準175 ビタミンE10
「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から脂溶性ビタミンのビタミンEの過剰摂取の回避の「耐容上限量の策定方法」の続きを紹介します。 〔耐容上限量の策定方法〕 *乳児(耐容上限量) 乳児については、耐容上限量に関するデータがほとんどないことや、実際上、母乳や離乳食では過剰摂取の問題が生じないことから、耐容上限量を設定しないことと
食事摂取基準174 ビタミンE9
「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から脂溶性ビタミンのビタミンEの過剰摂取の回避の「基本的事項」と「耐容上限量の策定方法」を紹介します。 〔基本的事項〕 ビタミンEの過剰症としては、出血傾向の上昇があげられます。ビタミンEの過剰に対応する生体指標は確立されていません。 血中α–トコフェロール濃度と尿中α–CEHC排泄量
10月28日の記念日
「おだしの日」太鼓亭(兵庫県宝塚市)が、鰹節の燻乾カビ付け製法を考案した江戸時代の紀州藩の漁民・角屋甚太郎の命日の1707年10月28日にちなんで制定。 「豆花記念日」Aito&Co(愛知県名古屋市)が、台湾のスイーツ豆花の普及のためにトウ(10)ファ(28)の語呂合わせで制定。 「豆腐バーの日」アサヒコ(東京都新宿区)が、トウ(10)フ(2)バー(8)の語呂合わせで制定。 毎月
金言の真理47「休まないで歩け」6
水前寺清子の「三百六十五歩のマーチ」の歌詞の一部である「休まないで歩け」は、経済成長期だけでなく、バブル崩壊後も、実質賃金が上がっていない30年間もの期間も、またコロナ禍からの脱却を目指している期間も、合言葉のように使われてきました。 休まないで続けることの利点については、「継続は力なり」「石の上にも三年」「七転び八起き」「百折不撓」など、励ますべき人に合わせて、さまざまな言葉が使われていま
正念4「蓄積の発揮」
私が岡山に移住したのは2017年の4月ですが、東京にいた44年間には、いくつかのホームページを作成して、そこに原稿を入れてきました。 今も原稿を入れ続けているのは、日本メディカルダイエット支援機構のホームページだけです。2015年から始めて、毎日のように原稿を入れていますが、「最新情報」のコーナーだけでも8888本を超えました(2025年10月12日)。 これとは別に、健康関連の情報を
サプリの不都合な真実2 サプリメントは薬を薄めたもの?
サプリメントは健康の維持を目的に摂るもの、医薬品は疾患(病気)を治すために飲むものという大雑把な分け方がされることがあり、それは多くの人の認識と共通しているところがあります。 サプリメント(Supplement)には補助、補完、補充といった意味があり、通常の食事では不足する栄養素を補うものを指しています。その不足して補うものとして一番にあげられるのがビタミンとミネラルです。 ビタミンも





