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サプリの不都合な真実34 ミネラルの吸収率

ミネラルは種類によって吸収率に大きな差があるのに、「含まれている=吸収される」といったイメージで語られることがあります。また、吸収されても、排泄される割合が大きいと、多く摂取すれば体内に残るわけではありません。 その代表的なものはカリウムで、吸収率(利用効率)はほぼ100%ですが、腎臓から90%ほどが排出されています。 カルシウムの吸収率は30%ほどで、イオン化することで吸収率が高まる


サプリの不都合な真実33 飲み合わせの真実

サプリメント・健康食品の摂取によって起こる健康被害については、健康食品の世界事典とも呼ばれる「ナチュラルメディシン・データベース」に掲載されています。このデータベースは、英語圏の世界共通資料ですが、健康被害とともに健康食品の健康被害と、医薬品の健康被害の両方が掲載されています。 ともに有効性が確認されていて、ともにリスクもあるということで、組み合わせによっては思いもしない健康被害が起こること


サプリの不都合な真実32 機能性表示食品は敵なのか味方なのか

機能性表示食品は、健康食品業界に関わる人には悲願の制度でした。 機能性表示食品は、いわゆる健康食品の中でも、医薬品や特定保健用食品(トクホ)、栄養機能食品(ビタミンやミネラル、脂肪酸の栄養機能が確認されている成分)と同様ではないものの、一定の機能性(効能効果)を表示して販売できる、それまでの健康食品と比べたら段違いに入りやすい商品です。 健康食品でさえ、臨床栄養の世界からは“敵”とみな


サプリの不都合な真実31 アドバイザリースタッフの養成

サプリメントの指導者の新制度が始まるにあたって、委員会が設けられることになり、そこで専門家の養成の指針が検討されることになりました。 それまで「健康食品は臨床栄養の敵」と言い続けてきた先生方には居心地がよくないところでした。そのために、私が委員会に参加することになりました。 その通知の名称として検討されていたのは「サプリメント等に係るアドバイザリースタッフの養成に関する基本的な考え方に


サプリの不都合な真実30 昨日の敵は今日の友?

健康食品が敵から味方になったのは2002年のことです。その前に、国による規制緩和があって、徐々に「敵ではないものの、まだ味方ではない」という時期がありました。 その時期になっても健康食品を敵視する業界はありました。それは私が仕事をさせてもらっていた臨床栄養の業界で、日本臨床栄養協会の中でも病院所属・出身の管理栄養士からは「健康食品は臨床栄養の敵」と、あからさまに言われていました。 その


サプリの不都合な真実29 機能性表示食品制度による規制強化

サプリメントや健康食品の成分のうち、研究論文や既存の食品で機能性が確認されているものは、その根拠を示して届出をすることによって販売できる機能性表示食品制度が始まったのは2015年です。 特定保健用食品が販売する商品によって研究を行い、国の許可を受けなければならないのに対して、機能性表示食品は販売会社の自己責任によって行われるもので、かなりのバラツキがみられました。 機能性表示食品につい


サプリの不都合な真実28 規制緩和と規制強化は表裏一体

サプリメント・健康食品の広告表現などの規制は、1996年から始まった規制緩和とバランスを取るように、緩和のたびに規制が強化されてきました。 サプリメントの広告規制の根幹となっている「無承認無許可医薬品監視指導マニュアル」は、有効性の一部を表示して販売することができる制度が始まる前に作られたもので、有効性を伝えられる制度に合わせて、少しずつ改正されてきました。 ヒト試験の結果を根拠として


サプリの不都合な真実27 絶対に言えない摂取タイミング

サプリメントなどの用法用量は、摂取する量では「1日1粒を目安に」と書かれています。“錠”という表現は医薬品だけに許されていることで、粒でなくても粒と表現されることが多くなっています。 摂取タイミングはサプリメントなどでは一切表示することができません。食品なので、いつ摂ってもよいと書かれることもあります。 “飲む”という表現は、医薬品との勘違いが起こることから、これも禁止されています。


サプリの不都合な真実26 医薬品との絶対な違い

サプリメントや健康食品の広告宣伝などを規制するために設けられている「無承認無許可医薬品監視指導マニュアル」は、一般にはサプリメントなどの医薬品的な効能効果を述べることを規制するものと認識されています。 それは間違ってはいないのですが、マニュアルの重要な内容は、それだけではありません。医薬品だけに認められていることを、サプリメントなどで表現すると、効能効果と同じように厳しく対処されます。


サプリの不都合な真実25 鉄による下痢

サプリメントは不足する栄養成分を補うことを目的としているものですが、摂取量が多くなりすぎることによって過剰症が起こることがあります。そのため、許容上限量を超えないようにする必要があります。 しかし、過剰症とは別に身体不調を起こすことがあります。その中でも目立って多いのが下痢や軟便です。 鉄は、エネルギー代謝の酵素の構成成分となるミネラルで、赤血球の色素成分であるヘモグロビンの成分として