最新情報

食事摂取基準173 ビタミンE8

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から脂溶性ビタミンのビタミンEの欠乏の回避の「目安量の策定方法」の続きを紹介します。 *妊婦(目安量) 妊娠中には血中脂質の上昇が見られ、それとともに血中α–トコフェロール濃度も上昇します。しかしながら、妊婦でのビタミンE欠乏に関する報告は存在しません。 また、妊娠合併症を有する者では


食事摂取基準172 ビタミンE7

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から脂溶性ビタミンのビタミンEの欠乏の回避の「目安量の策定方法」の続きを紹介します。 *小児(目安量) これまで健康な小児のビタミンEの目安量の推定に関するデータは見出されていません。そのため、成人と同様に国民健康・栄養調査(平成30年・令和元年)における摂取量の中央値を目安量としました。


10月27日の記念日

「世界新記録の日」1931年10月27日に走り幅跳びの南部忠平、三段跳びの織田幹雄が日本人として初めて世界記録を樹立したことから制定。 毎月27日:「ツナの日」


時間塾15 他人の時間の大切さはわからない

自分にとって時間を無駄にされたことは大きな出来事であっても、それを感じない人も少なくありません。感じない人には共通していることがあります。 それは時間に余裕があって、時間の大切さに気が回らない人のことでもなければ、お金に余裕があって「時は金なり」がわかっていない人のことでもありません。 私に「時間泥棒」という考えを気づかせてくれた経営者は、“分刻み”“秒刻み”というのは、こういうことか


言い間違い43 采配を振るう

采配(さいはい)は、大将(指揮官)が戦場で指揮をとるときに手にする持ち物で、厚紙を細く切った房(ふさ)を柄(え)の先につけたものです。 戦国時代には、この房状の采配を振ることによって軍勢を動かす合図を送ったことから、采配を振るという言葉が生まれました。 また、陣頭に立って指図をすること、指揮をすることが采配と呼ばれるようになりました。 采配がキーワードであることから、采配を振るで


食事摂取基準171 ビタミンE6

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から脂溶性ビタミンのビタミンEの欠乏の回避の「目安量の策定方法」の続きを紹介します。 *成人(目安量) 多価不飽和脂肪酸1gに対するビタミンE必要量を0.4mgとして、国民健康・栄養調査(平成30年・令和元年)の結果を用いて、性・年齢別の多価不飽和脂肪酸摂取量(平均値)に対応するビタミンE摂


食事摂取基準170 ビタミンE5

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から脂溶性ビタミンのビタミンEの欠乏の回避の「目安量の策定方法」を紹介します。 〔目安量の策定方法〕 不足を示す明確な臨床症状や信頼度の高い生体指標が存在しないため、ビタミンEの必要量を正確に算定することは困難です。そこで、目安量を設定することとしました。 多価不飽和脂肪酸の摂取が制限


10月26日の記念日

「柿の日」全国果樹研究連合会カキ部会が、明治28年10月26日に正岡子規が奈良旅行をした際に「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」と詠んだことから制定。 「きしめんの日」愛知県製麺工業協同組合が、食欲の秋の10月と、きしめんのツルツル感を2(ツ)6(ル)の語呂合わせで制定。 「青汁の日」アサヒ緑健(福岡県福岡市)が、10を英語のIO(アイオー)と読むことから青、26を汁と読む語呂合わせで制定。


金言の真理46「休まないで歩け」5

「休まないで歩け」というのは水前寺清子の「三百六十五歩のマーチ」が伝える大事なキーワードではあるのですが、歩き続けることによって身につけることができるのは足腰の筋力の向上です。 筋力と一般に呼ばれているのは、筋収縮力と筋持久力です。筋収縮力は強い力を発揮できるパワーのことで、歩くことによって脚力としての筋収縮力を高めるためには、足腰に負担がかかる歩き方をすることが求められます。 歩幅を


食の不都合な真実13 品種改良による栄養低下(ほうれん草3)

ほうれん草の可食部100gあたりのビタミンCは初版では150mgだったところから、改訂版が出るたびに100mg、65mgと低下していって、今では35mgにまで低下していることは前回までに説明しました。 また、平均が35mgであるものの、冬場(旬)には60mgであるのに対して夏場には20mgにも低下していることについても触れました。 日本食品標準成分表の初版が発表されたのは終戦から2年後