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糖尿病の倫理18 糖質制限でも確保すべき糖質の量
糖尿病の診断に使われる数値の血糖値とヘモグロビンA1c(HbA1c)値を下げるためには、ブドウ糖が含まれる糖質を減らせばよいのですが、すぐに効果を出そうと極端に糖質を制限する人もいます。 それが医師の指示を間違った解釈で実施してしまう人ならまだしも、極端な糖質制限を指示する(支持する?)医師も少なからずいます。 糖質が含まれる食品は絶対に禁止として、果物も調味料に含まれる糖質も摂っては
糖尿病の倫理17 糖質制限で治る?
「糖尿病は簡単に治せる病気」だと主張する医師の多くが裏付けとしてあげている糖質制限は、一般にイメージされる糖質制限とは大きく違っています。 一般的な(検索サイトで紹介されるような)糖質制限は、食事に含まれる糖質を制限することによって、エネルギー摂取量を一定量に抑えて、血糖値の急上昇を抑えるもので、体脂肪が蓄積されすぎるのを防ぐことを目的としています。 糖質というと、ご飯、パン、麺類、砂
糖尿病の倫理16 糖尿病は簡単に治せる病気?
「糖尿病は簡単に治せる病気」だという人がいます。 それが治療などしたくない、これまでの生活を変えたくないという患者の発言であれば、そのような言葉が出てくるのもわからないではないのですが、医師の発言、それも糖尿病治療を行っている医師の発言となると見逃すことはできなくなります。 「簡単に治せる」と発言は、何をもって糖尿病と判断するのか、によって意味合いが違ってきます。血糖値が一定以上であれ
糖尿病の倫理15 糖尿病の恐ろしさの認識不足
糖尿病は初期段階では自覚症状がないことから、真剣に対処してくれないところがあり、高血糖状態を放置しておくと、こんなにも恐ろしいことになると話しても、なかなか伝わりません。 自覚症状が現れたときには、もう手遅れの状態であることを話しても、これも伝わりにくいことです。 そもそも、なぜ血糖値(血液中のブドウ糖の量を示す値)が高いと、治療しなければならないのかということがわかっていないと、何も
糖尿病の倫理14 初期段階での対応
生活習慣病は「早期発見、早期治療」が大原則となっています。 糖尿病は血液検査によって血糖値とヘモグロビンA1c値を測定することで診断されるので、検査さえ受ければ早期発見は可能です。 早期治療のほうは「食事療法+運動療法+医薬品」での対象が基本で、医薬品を使用する段階であっても初期段階なら血糖降下剤のα-グルコシダーゼ阻害薬によって対応することができることを前回紹介しました。 α-
糖尿病の倫理13 将来の医療費の不安
糖尿病は入院することが少ない疾患であるのですが、糖尿病の合併症となると入院も手術も行われることが多くなります。 糖尿病は初期段階では、医薬品を使うとしても血糖降下剤が主なもので、それも胃の中で糖質が分解されてブドウ糖になるのを阻害するタイプのα-グルコシダーゼ阻害薬が初めに使われます。 医薬品としては以前からあるものなので薬価も低く、ジェネリック医薬品にもなっているので、これだけの使用
糖尿病の倫理12 医療制度の根本的な違い
アメリカでは州によって違いはあるものの、診断のマニュアルがあり、医療機関では診断結果によって治療法と費用が患者に示されます。 血糖値が高い人、糖尿病の初期段階の人が医療機関で診察を受けたら、まずは食事療法が指示されます。これによって糖尿病が改善されたら、医薬品を使っての治療と同様の医療費を請求することができます。 そして、指示された食事療法を実施しても効果が出なかった患者には、運動療法
糖尿病の倫理11 食事療法の重要性
日本とアメリカの医療制度の違いから、日本の糖尿病治療が基本原則から外れるようなことになっているということを前回書きました。 糖尿病の治療の大原則は「食事療法」、次に「食事療法+運動療法」、それで効果がみられないときには「食事療法+運動療法+医薬品」という流れです。 これは世界的に共通した認識です。ところが、日本では初めから医薬品を出す医師が多く存在しています。 そのようなことをし
1月23日の記念日
「オメガ3の日」日本製粉が、必須脂肪酸のオメガ3脂肪酸の普及のため1、2、3とステップアップで健康になってほしいとして制定。 「アーモンドの日」カリフォルニア・アーモンド協会が、アーモンド23粒で1日に必要なビタミンEが摂取できるとして1日23粒から制定。 「一無、二少、三多の日」日本生活習慣病予防協会が、提唱する一無(禁煙)、二少(少食、少酒)、三多(多動、多休、多接)から制定。
日々邁進23 家康の遺訓の裏話
徳川家康の遺訓として伝えられている言葉は、後世の創作であったことが研究で明らかにされたという前回(日々邁進22)の話に続いて、後世というのは、いつなのか、ということから始まります。 後世というのは、徳川幕府の15代が終わり、明治維新を迎えてのことです。 幕末期に旧幕臣の池田松之介が徳川光圀作と伝えられる『人の戒め』を元にして書いた『東照宮御遺訓』は、徳川家康の花押をつけた偽文書であるこ





